買い物がとまらない「物欲がすごい」心理は ストレスが要因に・・

　お金の余裕がないので「買い物を控えるべき」とのルールで生活していても、ショッピングに出かけると 予想外に買いすぎてしまう事があります。

　いつも冷静に過ごせていたはずなのに、あるときスイッチが入って止まらなくなります。そんな物欲がすごい時にまつわる・・

　これらの疑問について分かりやすく見ていきます。

物欲がすごい時の心理と原因：メカニズムとは

　友人の中に「買い物大好き やめられない！」

　こんな方がいないでしょうか？　街角をウインドショッピングしていると、好みの商品に引き寄せられて見入ってしまうことがあります。すると・・

　という金縛りに襲われています。

　他人から見ると だだ「ぼーーっ」としているだけ見えるのですが、このとき頭の中では・・

　このドーパミンは、快楽ホルモンと言われており・・

　こんなときに脳内で大量に分泌しています。

　見ているもの・やっている事は違っていても、脳が快楽を感じて興奮している状況は同じなのです。

ショッピングで快楽を感じる買い物依存症とは

　買い物の刺激によって脳内にドーパミンが放出されると「心地よく」感じます。そして、つぎに買い物をするときにも同じように心地よくなります。そしてこんな感じに・・

買い物が止まらない心理
1回目	購入して 満たされる	楽しい刺激があった
2回目	購入して 満たされる	2度目もやっぱ楽しい！
3回目	購入して 満たされる	楽しい刺激に慣れる
4回目	あたりまえに 購入したい	刺激がほしいかも？
5回目	絶対に・・ 購入したい！	もっと刺激！刺激っ！

　「痛みに慣れる」という現象があります。体に何かが当たったとき最初は「痛っ！」なのに→ 10回目になる頃には・・「いつものことだし」としか思いません。耐性ができているので痛みに慣れて平気なのです。

物欲がすごいのも「耐性」ができるから

　痛みに慣れて平気になることと同じく、物欲を満たしたときにも・・

　こんなことがおきます。

　高級ワインばかり飲む人は 安物ワインがのどを通らなくなったり、Ａ5ランクの肉を食べ慣れるとスーパーの安売りの肉に耐えられなくなります。それは、幸せな刺激が強く記憶に残っているからです。

物欲がすごい時の心理とは

　何度もショッピングの楽しさを感じることで、脳内ではドーパミンの刺激：心地よさに慣れてきて・・

　これをずっと要求するようになります。

　ありがちな「あるある」では、買う目的はナシ（理由もないはず）なのに無意識にショッピングに出かけていて・・帰りには袋をもっています。いわゆる・・

　どうして買ったのか覚えていないモノが家にあふれるようになります。

熱中すると他の欲求が無視されることも

　楽しい時間は長く続いてほしいので、脳内では「楽しいこと」の次にも「楽しいこと」を求めるようになり、エンドレスで続けたくなります。そんな時には、あるべき体の反応が無視されることがあります。

　これが物欲がすごい時の心理です。

物欲がすごい時と同じ状態：食事・趣味・ゲームなど

　初めて行くグルメなお店で食事をしたときに・・

　そのとき感じる楽しさも、ドーパミンが影響しています。同じメニューを翌日、来週にもまた食べています。

　大好きなスポーツを観戦したり、趣味のコレクションを集めたり、ゲームの世界に入り込んで夢中になっていると・・食事を忘れ・就寝することも忘れてしまいます。

物欲が止まらない = 賭けごとに熱中：依存症と同じ → やばい

　ブランドバッグの購入が止められなかったり、パチンコ・競馬にハマるのも物欲を刺激するドーパミンが影響しています。そのため・・

　この傾向があるはずです。

　これまでは お金をかけて遊ぶことはない（ルールを知らない）だったとしても、何かのきっかけで賭けごとにドハマリしてしまう可能性は十分にあります。

若い女性の物欲はなぜ強い？やばいのはどうして？

　物欲のメカニズムのドーパミンが分泌されるのは物欲を満たして「満足度を得たい」というストレスからきています。

　そのドーパミンの刺激がほしいということは・・

　この可能性がありそうです。つまり、彼氏・または旦那さんと・・

　このように「心が満たされていない」状況にあるときは、ドーパミンが分泌されません。つまり、パートナーといるときに脳が楽しい（心地よい）刺激に反応していないといえます。

　これは、買い物をして欲求を満たしたいストレスフルな状況です。これが若い女性にありがちな・・物欲がすごい → 「ストレス解消の爆買いが止まらない！」となるメカニズムです。

ドーパミンは悪い物質なの？

　脳内でドーパミンが放出されると・・物欲がとまらないのでヤバいという流れになっていますが、実際のところは良い働きも沢山あります。ドーパミンは・・

この先何かいいことがあると感じたときに出る

引用元：脳の不思議を考えよう｜テルモ生命科学振興財団

　ということが分かっていて

やる気や幸福感だけではなく、感情や意欲、思考など心の機能にも関与しています。

引用元：ドーパミンのメリット｜医療法人社団 平成医会

　例えば・・

　このような「夢を実現させる」原動力にも関係しています。このやる気は、ストレスを感じながらも仕事をして生活費をゲットしている すべての方に当てはまります。

　次は、物欲がすごい状態を直す対策について見ていきます。

物欲がすごい症状を直すには？

　まず、物欲が止まらない症状と同じタイプの疾患：ギャンブル依存症は・・

適切な治療と支援により、回復が十分可能な疾患と言えます。

引用元：健康豆知識｜日本薬学会

　「みんな直ります」と言っているのではなく、本人と周りの人たちが適切な対応をする（環境を整える）必要がありますが、時間をかけてゆっくりと正しい状態へ戻ることが期待できます。

　物欲がすごい状態を改善させるためにやるべきことは・・

　この方向へ向けて変えていくことです。

　過去の物欲を爆発させた「ドキドキ体験の記憶」が薄れていくまで・・

　都会に住んでいると高額なショッピングをする頻度が増えるので、田舎に引っ越しする考え方があります。そしてネット通販のの頻度：「回数を制限する」、または「金額を制限する」などの対策があります。

　いきなり全てストップは厳しいので、所持金を制限することから始めます。いつもカード決済をメインにしているなら、クレジットカードの設定を変えます。

クレジットカードの限度額を制限する

　物欲が抑えられなくなってしまう原因に、「まだまだショッピングできる余裕がある」という気持ちが関係しています。買い物で使用するクレジットカードの利用限度額に余裕があると・・

　これが楽しくて仕方がなくなります。

　商品を手にするドキドキ感が楽しくて止まらなくなると、カードでショッピングできる限度額まで続けてしまいます。

　お金にルーズな方は、ショッピングできる余裕があると底なしで使ってしまいます。後で困った事態にならないように自分でカード限度額（ショッピング枠）を下げておきます。

　ショッピング枠とは・・

クレジットカードを使って買い物できる限度額のことです

引用元：クレジットカードのショッピング枠｜LINE Pay

ショッピング限度額の調整は簡単にできる

　クレジットカードに設定されているショッピング枠を変更するのはとても簡単です。ネットの会員ページへログインし・・

「ご利用可能枠の増枠」よりお申し込み

引用元：ご利用可能枠の増枠・減枠｜楽天カード

　から操作します。枠を増やす：増額なら審査のために待ちますが、一時的に減らす手続きならすぐに完了します。必要以上にお金を借りてしまう習慣がある方なら、キャッシング枠も同時に下げておきます。

　この限度額を下げる操作を本人がやりたがらないときは・・

　基本としてクレジットカードの設定を本人以外が操作するのは禁止されているので、あくまで本人を説得してやってもらいます。

お金を借り先が増える、後払いの契約が増える問題

　ここで気になるのは、カードの利用枠を制限することによって・・

　この可能性があります。物欲が止まらない本人が、お金の借り入れできる状態：収入があって「審査に通過できる状態」であるなら、別の借入先を増やしてしまう原因となるかもしれないので注意が必要です。

　そしてもう一つは、カード決済が制限されて使えなかったとしても、後払いサービスを決済に指定することで5万円までのショッピングがすぐに利用できることです。

まとめ：物欲があるとき やばい原因とストレスとは

　私たちは生活の中で常に楽しいことを求め、何らかの報酬を得たいと思っています。なので、ずっと刺激がないつまらない生活が続いてしまうと・・

　これを防ぐためには、買う予定が無いならチラシ広告・ショッピングサイトを開かないように心がけるなど、物欲をコントロールしていく対策を見つけます。