いつも現金で支払っていると「遅い・ウザい」と白い目で見られる

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現金払いは迷惑なのか?コンビニで遅い問題とは

執筆者: 宮城正輝

 最近では電子マネー専用の自販機を見かけたり、タクシー・バスでもICカードが使えるので、現金払いをする頻度は無くなりつつあります。

 しかし、クレジットカードや電子マネーは・・

使える店、ポイント獲得・チャージのルール

 これらを覚えるのが面倒くさいので、カードを持っていながらも 現金払いで済ませてしまう方もいるはずです。そんな中・・

  • コンビニで現金払いはダサい バカ

  • 決済が遅い・迷惑・頭悪い

  • 実はメリットもある 現金派 最強説とは

 このような「現金払い」に関するネガティブなうわさ・疑問・問題点について分かりやすく見ていきます。

現金払いは遅い・バカ・迷惑・頭悪いと言われる理由

現金払いは遅い・バカ・迷惑である

 今となっては現金払いをする方が「ダサい」と言われるようになってきました。お店のレジではキャッシュレス(電子マネーやQRコード決済)で支払いできるのに、現金を使っていると・・

世間の常識とズレている

 これを言いたい方がいます。

 現金払いをする人が気になってしまう(イライラする)問題点をチェックすると、いくつかのエピソードが関係していることが分かります。

コンビニ レジの行列で遅いのが迷惑すぎる

コンビニのレジで待たされる 遅くて迷惑

 昼食時に食事のお店まで行くのがメンドーなので、手っ取り早く近場のコンビニで弁当を調達すると・・

お昼時にはコンビニのレジが大行列になります

 マンション1階のせまいスペースで営業しているコンビニは ミニ店舗であっても絶え間なく客が入るので、レジまでが長蛇の列になることがあります。

1つのレジに長蛇の列ができた実話

 コンビニ店員が「1,283円になります」と言った後に・・

え~っと、3円は・・
あります。あとは・・

 というように小銭を数えはじめる客がいます。

 コンビニスタッフは、預かったお金を「唱和して」からレジへ入れる決まりになっているので、トレーにお金が揃うまでずっと待っています。そのような現金払いをするお客さんを、列の後ろからイライラしながら見ている方は・・

めちゃ遅すぎる・迷惑! 頭悪い・・バカ!

 こんな不満がたまります。

現金払いをするメリットは何なのか?

遅くて迷惑でも現金払いをするメリットとは

 現金で支払いをするときは、財布の小銭ポケットを開き・・「探して、取り出して、足し算」をするので、何かと手間のかかる支払い方法です。

 クレジットカードやデビットカード・電子マネーもOKなら、高校生や中学生でもキャッシュレスが使えます。そんな時代なのに現金払いにこだわる方は、このあたりにメリットと感じています。

POINT
  • どの支払いでも100%利用できる(裏切らない)

  • 財布にカードを入れないのでスマート

  • 面倒くさいポイントサービスを覚えなくていい

 交通系の電子マネーは持っているのに、クレジットカードはいらないと考える人がいます。その理由は生活のリズムが乱される「互換性」がなくてダメな場面に遭遇するからです。

 例えば・・

  • このアプリはiPhone版なので、Androidでは使えない

  • USBケーブルのサイズが合わず使用不可

  • レジで「おこめ券」を出したのに使えなかった

 このように「使える」「使えない」を事前に知っていないと失敗することがあります。

現金払いがとても優れている理由

ダサくても現金払いがとても優れている理由とは

 よくありがちなのが・・

  • イオンでポイントがつくカードがファミマでは使えない

  • 西友のみ限定で特典のあるクレジットカード

  • majicaはドンキ以外では使用不可

 最近では、○○Peyというスマホをかざして決済するタイプが乱立していますが、これらの使用ルールをいちいち覚える手間・設定時間を考慮すると、現金払いだけ限定して他の手段をスルーすることは大きなメリットとなります。

  • 楽天ペイは使えるがファミペイが使えないドラッグストア

  • メルペイよりAmazon Payの方が 0.5ポイントお得

  • PayPayのキャンペーンは今週末で終了

 これらの情報は「知ってて当然」のようになっていますが、現金払いオンリーの方は・・

ぜんぶスルー 覚えない

 これでOK。楽すぎます。

 ポイント効率のよいカードを探したり、ログインIDを入力したり、SNSでキャンペーン情報をチェックしたり、広告を見てお店にいって列に並ぶことは・・

ムダ時間である

 と考えます。

 仕事・寝る・遊ぶ時間は限られています。ムダな作業に追われると遊ぶ時間が減ってしまいます。

時間もお金。ポイントに追われて無駄遣い

時間もお金、無駄なことに振り回されて損をする

 買い物をするときに「1%」のポイントをゲットできるということは、1,000円の買い物でゲットできるのはたったの10円です。このような「小さなお得」を追いかけるために失うものがあります。例えば・・

ポイントゲットのために失ってしまうもの
必要な行動・お得な特典 失うもの
カードにチャージのためコンビニへ行く 時間・ガソリン
現在のチャージ残高を専用ATMで確認 時間・ガソリン
ネットでゲットしたポイントを電子マネーへ移動 時間・電気代
ポイントゲットのため別のガソリンスタンドへ行く 時間・ガソリン
他のポイント(マイル)がお得なのか調べる 時間・電気代

 「ドライブできて楽しい!」ならプラスですが、多くの場合「手間のかかることをやらされている」はずです。これらの作業をするために・・

POINT
  • トータル1時間使ったら(最低賃金で換算すると)900円マイナス

  • ポイントがらみの移動でガソリンを毎月1,000円ほど消費

 こんな作業をやらされて・・1000円の商品あたり50円(5%ゲット!)して喜んでいるのはおかしなことです。

 時間もお金と考えたとき、新しい○○Payが登場したので・・

  • 利用の注意を読む

  • ダウンロード

  • ログイン

  • チャージのルールを調べる

  • 移動してチャージする

 利用するために振り回される時間は損です。これをナシにして自分の時間として1時間を有意義に使えるなら「最低賃金:時給900円」を得したことになります。

バカと言われても現金払いが最強である理由とは

バカと言われても現金払いが最強である理由とは

 クレカ・電子マネー・○○Peyでお得になれるのは、普段はポイント1%をゲット、広告の日に3%~5%あたりになり・・MAX10%オフは年に数回ほど。お得なキャンペーンにさんざん振り回された結果・・

100円の品が → 95円で買えた

 平均するとMAXでこれくらいの成果のはずです。ですが年間に使ったムダ時間をトータルすると、日帰り旅行が行けるくらい損をしているかもしれません。

現金 vs キャッシュレス|結局現金最強?キャッシュレス決済は使わなくていい

 「時間もお金」「面倒くさい知識 → いらない」が、ネットで言われている「現金派 最強説」です。

現金派 最強でも小銭を大量に持ち込むとNG

現金払いを優先するときでも、小銭を大量に使ってはいけない理由とは

 カードを使ったの支払いをスルーして楽をしたいなら、現金払いがベストです。ただし、レジでビニール袋を開いて、大量の小銭を出して並べはじめると・・

POINTお店側はレジで小銭支払いの受け取り拒否ができます

 お年寄りが小銭を大量にもってくると 心苦しくてさすがに追い返せないですが、法律としては拒否できるルールになっています。

現金払いは お店側に親切である理由とは

現金払いは お店側に親切である理由とは

 知り合いが経営しているバーや居酒屋に顔を出すときには、カードでの決済でできても「現金払い」が親切になります。それは・・

POINTカード払いをすると金回りが悪化します

 これがあります。

 お店側から見ると、カードで決済があってから・・カード会社 → お店に現金が移動するまで数日~最大2ヶ月ほどかかります。なので、お店側からすると(口には出さないですが)「現金払い歓迎」のはずです

経営者はお金の流れをいつも気にしている

 企業を経営していると「金回り:資金繰り」はいつもドキドキです。「商品を仕入れるお金 → 売り上げ金 → 仕入れるお金」というサイクルが遅くなってしまうと「借金して対応」したりすることもあるので・・

売り上げを現金で受け取りたい

 この希望があります。

カードよりも現金で払った方がいいお店

 ただし、最近では「現金回収のスピード」が早い決済システムが次々にリリースされているので、お店側から見たカード払いのデメリットは無くなりつつあります。

カード払いだとタクシー運転手の売上が減ってしまう

カード払いはタクシー運転手の売上が減ってしまう

 地方の個人タクシーでは、お客さんがカードで支払した場合、その売上金から・・

決済手数料が引かれます

 決済の手数料は売上金の3%~5%ほどに設定されているのですが、その運転手の売上金からこの手数料が引かれてしまいます。

 つまり、会社側はカードの決済に必要となるコストを払ってくれないのです。そのため・・

POINT
  • 現金払い = 親切(儲けが多い)

  • カード払い = 不親切(儲けが少ない)

 このような判断になってしまいます。

現金払いにすると飲み屋でカード利用手数料が不要になる

現金払いにすると飲み屋でカード利用手数料が不要になる

 女性が接待してくれるような「飲み屋」では、支払い時にカードを出すと・・

カード手数料8%が上乗せなりますがよろしいですか?

 このように聞かれることがあります。

クレジットカード払いの手数料とは?

 カード会社との契約では、お客さんへカード手数料を負担させてはけないという決まりがあります。つまり、カード手数料の上乗せは規約違反なのですが、今でも一部の飲み屋「あるある」の定番です。なので・・

POINT一部の飲み屋は現金払いが安くなります

 飲み屋のオーナーはホステスさんの給与に必要な「現金を早く回収したい」と考えるので、カード決済しようとする客に「カード手数料を上乗せは損なので → 現金払い」を選ばせようとします。

カードが増えすぎて困る → 現金派がいいのでは?

カードが増えすぎて困るので 現金派がいいのでは?

 クレジットカードを3枚以上所有している方は多くなっていて、それに加えて、Suica、楽天Edy、WAONなどの電子マネー・共通ポイントカード、会員カード(スタンプカード)なども持つので・・

大量のカードで財布がパンパンになります

 やがて財布に入らなくなったカードを入れるために「カードケース」を所有するようになり、管理の手間が増えて疲れてしまいます。

 ここまでくると、全部ナシ → 「現金払い」にメリットがあることが分かってきます。

現金払いはバカ・頭悪い説を意識して生活する

現金払いはバカ・頭悪い説を意識して生活する

 ここまでいろいろ見てくると、ネットで見かけることがある「現金払いはバカ・頭悪い説」については、カードやスマホ決済に振り回された時間をすべて集計できたなら・・

現金払いが最強!メリットあり

 この答えを正しい結論とする方もいるはずです。

時代はキャッシュレスへ進んでいる

時代は現金払いからキャッシュレスへ

 ですが、現金払いが最強説と言っていながらも時代は進んでいくので、結局はどこでもキャッシュレスを推奨する流れになって・・

POINT

現金払いは少数派 → ダサい

 こんな流れになることは確定しています。例えば経済産業省が支援する事業では・・

「キャッシュレス決済導入手順書」を活用し、自治体(都道府県や市区町村)のキャッシュレス導入

観光地域づくりを行う法人、商工会議所・商工会、商店街振興組合のキャッシュレス決済導入

マイナンバーカードを活用した消費活性化策(マイナポイント事業)とキャッシュレス決済端末導入

 あらゆる場面でキャッシュレス事業を支援しているので、現金よりもカードやスマホを出して決済する場面は間違いなく増えます。

ひろがるキャッシュレス消費者向け|経済産業省

 お得なポイントを獲得 → マイルに移行して旅行を楽しむなど、お得なキャッシュレス決済の裏技は今後も注目されていくはずなので、いつまでも現金払いをしているのはバカだ・・という意見は間違っていないことになります。

まとめ:現金払いはレジが遅い ダサい迷惑

 現金払いをするときには、財布にある小銭を探す手間がかかります。レジで後ろに人が並んでいると、焦ってしまいますが・・

小銭を見つける作業はボケ防止の脳トレ

 このように考えるとプラスだといえます。

 クレカ・電子マネー信者からは「現金払いは迷惑」と言われますが、全店で100%使える・手数料・調べる時間・チャージいらず・キャンペーンに振り回されないのは楽だといえます。