クレジットカードは70代・75歳・80歳以上 何歳まで発行できる?

 定年退職をする直前の時期(55歳・58歳)あたりなら 年収がもっとも高くなる時期なので、クレジットカードの申込み審査を楽に通過できます。多くの場合、ゴールドカードの取得条件も十分に満たしているはずです。

 しかし、定年退職をしてからだと・・

高齢者でもクレジットカードは取得できるのか?

 という疑問がでてきます。

 現金払いだけで老後の生活をしていくよりも、カードを使えばポイントを獲得でき、キャンペーン時にも特典が得られるなど、節約生活にプラスとなる事がいくつもあります。高齢者がカード取得をしたいときの悩み・・

  • クレジットカードは何歳まで作れるのか
  • 高齢者の申込み審査・基準
  • キャッシングも可能なのか

 これらの疑問について分かりやすく見ていきます。

高齢者でもカード決済をしたい理由とは?

 まず、最初に考えておくのはクレジットカードを所持するメリットです。一般的なカードの利点だけでなく、高齢者だからこそ必要なメリット、そしてデメリットについても比較してみます。

高齢者がクレジットカードを保有するメリット
1 買い物をするときに小銭を数えなくてよい
2 自宅療養中はネット通販での支払いが楽
3 銀行にお金の出し入れに行く頻度が減る
4 レシートで家計簿より → カード利用明細が便利
5 病気など意識がない時 身分証明書となる
6 かばんのひったくり・盗難時の予防策として
7 引落とし日・限度額・パスワードがボケ予防に

 次はデメリットです。

高齢者がクレジットカードを保有するデメリット
1 年金収入だけでは支払いが困難になりやすい
2 入退院が続くとカードの管理が疎かに

 このほかにも、カードが不正利用されても気がつかない可能性などもありますが、この問題は高齢者に限ったことではなく、カードの利用方法とセキュリティの意識が高ければ防げる問題です。

高齢者でもカードが作れるのか?

 クレジットカードを提供している企業は、カードのお申し込み資格では、「18歳以上」という大まかな規定しか提示されていません。そのため、実際に審査を依頼してみないと分からない部分となります。

POINT

クレジットカード申し込み:年齢の上限は設定されていない

 しかし、年金受給者が申込み不可な訳ではありません。実際に、利用者が非常に多い楽天カードの申込みの情報入力欄に・・

お勤め先・学校 [ 年金受給の方 ]

 という選択欄があります。

高齢者は難しいという考えは古い

 高齢者がクレジットカードの審査を依頼する時には、働き盛りの20代~50代の年齢の方が依頼するときよりも審査が厳しくなってしまうことは仕方のない事です。

 しかし、近年は高齢者がカードを習得できる可能性は以前より高まってきています。

POINT

高齢者のクレジットカード所持者は増加している

 その理由の1つが、年金受給の時期がずれ込んできたことです。

年金受給の開始時期がずれ込んできた

 年金受給の開始年齢が65歳になったことで、定年退職の年齢を65歳に設定する企業も増えてきました。ところが、規定の60歳で退職してしまうと・・

POINT

無職・年金受給が開始していない

 数年間だけですが、このようなステータスの高齢者がいることになります。この場合、アルバイトをして収入を繋いでいる状況であれば「アルバイトの収入」と財産を基準に審査が行われます。

 18歳の年齢でもアルバイトさえしていれば審査に通過できるので、年齢は関係なく高齢者でも収入が安定しているなら審査に通過できます。

長く雇用してくれる企業に在籍している

 定年退職の年齢が何歳に設定されていても、長期的に雇用を継続してもらえる企業があります。例えば・・

  • 管理メンテナンス・指導担当者
  • 保守・整備担当者
  • 軽作業・清掃担当者

 このような作業の責任者として継続採用されます。企業側からすると、高齢であっても有能なスタッフを手放して若いアルバイトを雇用するよりも、熟練者の知識と経験の方がメリットがあります。このような企業に在籍していると・・

POINT

クレジットカードの取得は容易に可能

 このようになるはずです。さらに医療が発達していくにつれて「元気に働ける高齢者」は増えていく見込みとなるので、年金受給以外に収入源を確保したい方も増えていくはずです。

年齢よりもカード会社が重要視する判断基準

 高齢者でもクレジットカードの取得が可能であるか?と言う観点からポイントを見てきましたが、実際にカード会社が見ているのは、年齢よりも「3C」と言われる3つの基準です。

カード審査で重要視される3Cの基準
Capacity(資力) 安定した収入源があるかどうか
Capital(資産) 担保にすることができる財産
Character(性格) 返済日を守ることができるか

 これ以外に・・

POINT

  • 持ち家があるか
  • 土地は自分所有か
  • 有価証券の所持
  • 自動車の所持

 これらをチェックします。

年齢はカード審査においてそんなに重要ではない

 しっかりとした財産があり、アルバイト・または年金収入があり、過去にカード払い、ローンの未払いがない(返済期日を守っている)などの情報が基準以上なら、クレジットカードの審査が通ります。つまり・・

カード審査において年齢は重要視していない

 といえます。ただ、平均年齢を超えた90歳などになると、審査基準が厳しくなることは仕方のないことです。

 カード会社も審査後の期待値のスコア(沢山カードを使ってくれそうか)を見てカードを発行するので、非常に高齢になると審査のスコアは落ちます。

高齢者が利用したいクレジットカード

 クレジットカードの中には、シニア以上をターゲットとしたカードも提供されていますが、年会費がかかるカードもあるので、メリットを十分に得られるかよく見て比較するべきです。いくつかおすすめするカードを見ていきます。

 「イオンカード GGマーク付き」は55歳以上が申し込めるクレジットカードです。

イオンカード GGマーク付き
毎月15日「G.G感謝デー」にはイオン系列の店舗で「5%OFF」。
年会費無料 カード盗難保障無料付帯

 イオン・Maxvalue・BIGなどで、20日・30日に「5%OFF」となるイオンカードの特典もつきます。つまり、15日・20日・30日が「5%OFF」の日となります。

 日常の買い物で、イオン系列のショップを利用しているなら、最も節約できるクレジットカードとなります。

旅行好きの高齢者に好評のカード

 こちらは、Viewカードが提供している、男性満65歳以上、女性なら満60歳以上の方限定となるクレジットカードです。切符や新幹線の割引きサービスが魅力ですが、年会費が必要です。

大人の休日倶楽部ジパングカード
JR東日本線と、JR北海道線の切符を利用する際に30%割引となります(何回でも)。
年会費:4,170円 国内・海外旅行傷害保険

 その他の路線でも割引き(例えば 新幹線も20%~30%割引)になります。JRを利用すると JR東日本の「ビューサンクスポイント」がたまります。還元率は最大で1.5%になります。

 個人会員なら 4,285円(税込)、夫婦会員なら7,320円(税込)となります。旅行好きな夫婦であれば十分に元が取れる魅力的なカードです。

高齢者のクレジットカード所持で懸念されること

 「振り込め詐欺」という言葉は、広く認知されるようになっており、銀行でお金を出し入れするときにはATM画面で何度も警告表示が出ます。ですが、最近では・・

クレジットカード払いの振り込め詐欺

 この手法が増加していることが分かっています。つまり、銀行のATMまで足を運ばずとも、振り込め詐欺ができるというやり方です。

新たな振り込め詐欺:クレジットカードの利用
1 「おれ おれ ・・、今 急いで駐車違反の罰金を払わないといけないが、仕事が抜けられない」
2 「代わりに払っといてくれない?カードで払えるから。3,000円をこのページで支払い手続きして」
3 指定されたネットのWebフォームを開き、カード情報を入力
4 カード番号・名前・カード利用期限・セキュリティコードを入力して「決定」する
5 全ての情報が抜き取られ、ショッピング、キャッシングの限度額まで使用される
6 翌月移行のカード利用明細で発覚する

 自宅にいながらカード払いができるため、銀行ATM前に詐欺師が来て監視カメラに写らないので「振り込め詐欺のセキュリティチェック」ができない状態になっています。

 カードを所持したい高齢者がセキュリティに対する意識が低いなら、家族が状況を説明してクレジットカードの申込みを断念してもらうことも必要です。

家族カードを所持する方法

 高齢者がクレジットカードを所持する考え方の1つに、家族の誰かが所持しているクレジットカード(本会員)の「家族カード」を所持する方法があります。

POINT

家族カードは、家族の誰かが利用明細を常にチェックできる

 というメリットがあります。利用金額も本会員とまとめて請求されるので、利用金額の内容と変化をずっと確認できます。

 家族カードを所持した高齢者は、カードの利便性を維持しながら、面倒な手続きを本会員の家族に任せることができるので、バランスの良いカードの利用スタイルになるはずです。

まとめ:高齢者のカード 71歳 76歳 後期高齢者の発行 何歳まで

 日本は高齢化社会になっているため、カード会社は高齢者からもしっかりと売上を確保していかないと厳しい状況になっています。そんな事からも、年金受給者でも審査を通過できる可能性は高いのです。

 ほとんどのクレジットカードは年齢上限を指定していないので、高齢者もカードの取得条件の範囲に入るはずです。ただ、高齢者向けの付帯サービスが充実している魅力的なカードがあるので、利用価値と年会費などを比較しながら最良のカードを選びます。

Posted by mon