お金は汚いもの?なぜそう言われるのか お金の汚さ・その理由とは

 小さい頃に、100円玉や10円玉などの硬貨を触って遊んでいると・・

汚いのでやめなさい

 このように注意されたことがないでしょうか?

 お札や硬貨にはバイ菌がついていると言われているために、衛生面を考慮して「汚い」と教育されます。その他にも、お金は「汚い」というイメージが定着しており・・

  • お金は汚いものである理由とは
  • お金に執着するのは「悪い人」というイメージ
  • お金を儲けるための勧誘・詐欺の可能性を疑う

 お金の裏情報(ダマされる危険性)については、学校の先生は教えてくれないので、お金に汚いと言われる人・汚いと思える場面をイメージすることが大事になります。

 これらの「お金の汚さ」にまつわる疑問について分かりやすく見ていきます。

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実際にお金は汚いのか?衛生面の問題

 まずは本題の前に、実物の硬貨・お札は「本当に汚いのか」についてです。

 お金にどれだけ汚いものが付いているのか調べるためには、有機物質のリンに反応するライトを当てると、お札や硬貨がどれだけ汚れているかチェックすることができます。

実際に調査すると硬貨は相当に汚れている

 お金(お札・硬貨)がバイ菌まみれである状態は、銀行のATMから下ろしたてのお札でも変わりません。つまり・・

POINT

お金は汚いものである

 これは間違っていません。そんなことから、お札を触った後に手を洗う習慣は、バイ菌から身を守る対策として有効です。

 そして次に本題となる 子供が感じている「お金は汚いもの」というイメージについてです。

汚い印象を持つ中高生が7割ほどいる

 お金の印象について子供に聞いてみると「お金は汚いものである」と答える中高生が「7割以上」いるという調査結果となりました。

学生の多くは「お金は汚いものである」という印象がある

 お金は仕事の対価として得られる「生活の中心」となるものです。

 お金がなければ 住居を購入したり、借りて家賃を払うこともできず、食事の材料を購入することもできなくなります。そんな生活費のすべてに必要なお金が悪い印象になっているのは、いくつかの要因が考えられます。

ニュースではお金の悪い部分しか報道しない

 お金が汚いものであると印象づけてしまう大きな要因として、報道番組で取り上げられる「お金にまつわる不正」のニュースが関係しています。

 詐欺・強盗・汚職・ワイロなどです。政治家が国民の税金で集めたお金を私物のように使ったり、裏金・隠ぺい・脱税など「お金のニュース = 法律に触れる悪いこと」こんな内容ばかりです。

 このようなニュースを見た子供が思うのは・・

POINT

  • 他の人よりも多くのお金を手にする方法は間違っている
  • 不正なお金を手に入れることはダメ
  • 会社の金を横領しようとする人がいる
  • 大金持ちの人は無駄なものにも大金を使う
  • 大郷邸や高級自動車を購入すると成金として嫌われる
  • 電話やメールを使った詐欺で騙してお金を奪う人がいる
  • お金を借りすぎると破産してしまう危険性がある

 このようなお金に関する印象が悪くなるニュースが続きます。このタイプの報道が多すぎるため・・

お金の話題 = 悪い事件 = マイナスのイメージ

 このような流れで「お金が汚いもの」という印象が頭の中で強くなっていきます。汚いお金の話は「自分の印象を悪くする」という意識がはたらいて、お金について語らない(語りたくない)子供になります。

学校にはお金の使い方の授業がない

 社会人になると、何かとお金を追いかける日々が続くのですが、それを分かっていても学校教育のカリキュラムの中に「お金の使い方」に関する教育は含まれていません。お金に関する歴史・・

和同開珎は国内最初の流通貨幣

 この知識があったとしても、金品をだまし取られる「詐欺」に遭遇しそうな時に正しい対処ができないかもしれません。学校では・・

詐欺師の見分け方の授業がない

 そのため「なにかおかしい」と気がついた時には お金を振り込んでしまった後となる可能性があります。

新たな詐欺にダマされないように

 未だに「おれおれ詐欺」は高齢者を狙っていますが、若い人でもお金に無頓着である人なら・・

POINT

  • デート商法 ・・ SNSで知り合った異性に金品をだまし取られる
  • マルチ商法 ・・ 金持ちになれるネットビジネスとしてお金を取られる
  • ワンクリック詐欺 ・・ ネット利用で不当な請求をされてお金を振り込む

 このような詐欺に遭遇してしまいます。悪意のある人が寄ってきたときに「お金をだまし取られそう」という意志が働かないと「カモ」にされてしまいます。疑わずに受け入れてしまうと・・

ネットビジネスで一攫千金を狙おう!

 という思い込みに変わってしまいます。格差社会が厳しい日本であっても、いつか低所得者から抜け出して富裕層になりたいという気持ちは誰にでもあるはずです。そのため、ダマされてしまう要素は誰でも少なからずあるはずです。

お金について「アレコレ」言わない大人になる

 学校などでは、お金に関することについて自分の意見を言わない(タブーとしている)ような生徒が優等生になる傾向があります。

お金を頂くこと・大金を稼ぐことは口に出さない

 学校教育を終えて、新社会人として就職すると・・

POINT

  • お金の流れの仕組みに文句を言わない
  • 指示された仕事をきっちりこなす
  • お金儲けについて独自の考え方を持たない

 このような「指示に従って、きっちり仕事をこなせる社員」になります。自分の考えでお金について意見を言う人よりも、言わない方が波風が立たずに長く仕事を続けていけます。

 ただし、仕事はキッチリこなせるかもしれませんが、給与を頂いて自分の貯金が増えてきたとき、そのお金を正しく使っていけるかがポイントになります。

企業での勤労教育が重要視されてきている

 親から・・

  • お金の価値
  • 詐欺の可能性
  • 保証人の問題
  • キャッシュレス決済の注意

 などの教育を受けた方は少ないはずです。経験を積んでいけばいつか分かることでも、時間を割いて学校や親が教えないことは問題であるはずです。ただ、勤労に関しての教育は学校でも重要だと考えるようになっています。

POINT

数日から1週間、企業にて就職体験をしてもらう

 地元の企業に協力してもらい、実際の仕事の現場を体験できる貴重な時間を設けています。ただ、この体験学習の労働は無報酬で行われます。

時間を労働に費やし対価として報酬を得る

 体験学習なので労働者としては使い物にならないかもしれませんが、「労働力を提供して報酬を得る」ルールに触れずに無報酬で働かせています。

報酬を出さない理由とは

 この「無報酬労働」の現場を体験する方針にしているのは、このような理由があるからです。

POINT

  • 義務教育の年齢であるから
  • 授業の課程で報酬を払うのは間違っている

 学校側からすると、小中学生の年齢なのに「給与として現金を渡す」ことは、更なる問題が出てくる可能性を懸念して無報酬としています。

 仕方のない部分もありますが、「お金を得る意欲」を高めて、お金の価値について考えるためのチャンスが無駄になっています。

カード決済・ローンの仕組みを教えるべき

 現金を使わずに買い物(クレジットカードや電子マネー、スマホのタッチ決済)にてショッピングをする人は とても増えています。

 将来的にもキャッシュレス決済へ移行することは間違いないと見られているのに、未だにカード決済の仕組み「ショッピング・リボ払い・キャッシング」ついてを学ぶ事はありません。

  • クレジットカードのお金の流れ
  • 電子マネーを利用して得をする
  • 銀行の預金と投資の考え方
  • 不動産を購入する時のお金の借り入れ
  • フリーローンと教育ローン
  • 交通事故や三大疾病の保険システム

 これらの大人になると当たり前となるお金の知識を学生の段階で教えることは間違っていないはずです。

マルチ商法にはまり消費者金融を利用する

 お金の知識が乏しいと「詐欺に遭遇しやすい」ことからも連動してきますが、お金に関する知識・経験が少なくても「仕事ができる年齢」であるため給与をゲットできます。すると・・

POINT

  • エステで50万円のコースを契約
  • 車で80万円のローンを組む
  • 矯正下着に50万円を使う

 このような収入の金額から換算すると、支払いがギリギリのローンを組んでしまうことがあります。月あたり5万円のリボ払いがキツすぎて支払い不能(残高不可)の状態になってしまいます。

 こんな状態であっても 誘われると友人と旅行に行ったりするので、すぐに30万、50万の借金を作ってしまいます。

消費者金融の利用者は20代で2割近くを占める

 消費者金融のアイフル、アコムは、決算報告書などで利用者の年齢を公開しています。それによると・・

消費者金融の利用者は20代で2割近くを占める

 ことが分かっています。近年は晩婚化しているので平均結婚年齢は30歳であり、20代は独身が大半です。

 結婚、出産、住宅、養育費などの心配がない年齢なのに 消費者金融の利用者が一定数いるのは、「お金に対する教育」が足りないからであると見ることができそうです。

まとめ:お金に汚いとは 理由 なぜ 汚い男と女|2019年版

 お金は汚いものという印象をもつ人が増えています。お金とはどんなものかを正しく知ることは、お金の利用経験が少ない大学生・新社会人を狙った詐欺を回避する方法として有効です。

 最近多くなっている劇場型詐欺は、心理的な不安・悩み・自尊心をゆさぶり、お金を出させるやり方であり、偏差値の高い大学の生徒でも(お金の常識が乏しいために)ダマされる可能性があります。

 以上、お金は汚いもの?なぜそう言われるのか お金の汚さ・その理由とは...についてでした。