メガバンク 必要性とメリット・地方銀行との違い・規模・特徴

 給与振り込みの口座として利用するために、新たに銀行口座を開設しようとするときに・・

使い勝手のよいメガバンクに開設するべき

 このように言われる事があります。大手と言われる銀行は歴史と共に吸収合併を繰り返し、現在の3大メガバンク・・

  • 三井住友銀行
  • 三菱東京UFJ銀行
  • みずほ銀行

 このような体制となりました。

 これらメガバンクの必要性・特徴・規模・地方銀行との違いについて、分かりやすく見ていきます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

メガバンクは、都市銀行とも言われる

 メガバンクと同様の意味として使われる「都市銀行」は、主要都市を拠点とする大規模な普通銀行のグループを指しており、地方銀行とは明確な違いがあります。

都市銀行を略して都銀(とぎん)と言う

 都市銀行は取扱量(貸出量)が非常に大きく、大手企業から個人まで多くの顧客がいます。まず、3大メガバンクグループとは・・

 この3行を指しますが、「メガバンク」という言葉については明確な定義がありません。「メガバンク」ではなく、「大手銀行」という括りになると、上記に加えて・・

 この7つを指します。

メガバンク・都市銀行・大手銀行を分かりやすく

 ニュースなどで、「メガバンク」「都市銀行」「大手銀行」と言うときには、この銀行グループを指しています。

メガバンク・都市銀行・大手銀行とは
銀行名メガバンク都市銀行銀行大手
三菱UFJ FG
三井住友 FG
みずほ FG
りそな H
新生銀行
あおぞら銀行
三井住友トラスト H

 このようになります。

 都市銀行について上の4行に加えて「埼玉りそな銀行」を加えて5行とすることもあります。また、ゆうちょ銀行も大手銀行に含める場合もあります。

メガバンクの必要性とは?

 メガバンク(都市銀行)は、地方銀行と区別するためにいくつかの定義があります。

都市銀行とは
1968年の「金融制度調査会」において大都市を本拠地として全国展開している営業基盤を持つ広域的な営業基盤を持つ銀行

 その当時分類された銀行は・・

POINT

  • 日本勧業銀行
  • 第一銀行
  • 東京銀行
  • 三井銀行
  • 富士銀行
  • 協和銀行
  • 三和銀行
  • 北海道拓殖銀行
  • 住友銀行
  • 大和銀行
  • 三菱銀行
  • 東海銀行
  • 神戸銀行

 これだけありました。

 その後は、第一銀行と日本勧業銀行が合併して第一勧業銀行が誕生し、神戸銀行と太陽銀行が合併して太陽神戸銀行が誕生するなど、様々な合併を繰り返して、現在のような5行体制となっています。

全国規模でサービスを行っている銀行

 現在、大都市に本店を構えている都市銀行は以下の5つとなります。普通銀行の中で大都市を中心として全国展開している銀行が都市銀行です。都銀(とぎん)と言われます。

三菱東京UFJ銀行金融機関コード 0001店舗数 国内766店
三井住友銀行金融機関コード 0005店舗数 440店
みずほ銀行金融機関コード 0009店舗数 459店
りそな銀行金融機関コード 0010店舗数 339店
埼玉りそな銀行金融機関コード 0017店舗数 127店

都市銀行を利用するメリット

 最大の特徴は全国規模でサービスを展開しているので、どこの都道府県に引越しをしても同じ預金口座を利用するサービスを受けることが可能となるため、安心感があります。

都市銀行 全国の店舗数
銀行名国内支店数海外・その他
三菱UFJフィナンシャル・グループ766店舗75店舗
みずほフィナンシャルグループ459店舗34店舗
三井住友フィナンシャルグループ440店舗18店舗
りそなホールディングス339店舗4店舗

 都市銀行が特徴的なのは・・

  • 国際的な取り引きが多い銀行
  • 地方銀行では取り扱っていないような高度な金融サービス

 企業が取引するときには、最も適した銀行となります。

 専用のATMの数を比較すると地方銀行とは圧倒的に差があり、複数の金融サービスの取り扱いができる提携ATMの数も圧倒的に違うので、どこの地域のデパートやショッピングセンター、コンビニでも提携ATMが簡単に見つかります。

メガバンクが誕生した背景

 メガバンクが誕生したのは、1996年に橋本内閣が具体案を提唱した金融制度改革金融ビッグバン)が影響しています。いくつもの都市銀行が再編成され、この三つのメガバンクに集約されました。

  • 三菱東京UFJ銀行 シェア7%
  • 三井住友銀行 シェア5.5%
  • みずほ銀行 シェア4.4%

 それぞれの特徴はこのようになります。

三菱UFJフィナンシャル・グループ
東京三菱銀行、三和銀行、東海銀行が統合しているため、首都圏から名古屋あたりの営業地盤があり、国際業務にも優れたメガバンクとなります
三井住友フィナンシャル・グループ
大阪を地盤として、首都圏や近畿圏などにも多くの店舗があり地盤を固めています。中小企業向けに投資に強いという特徴があります
みずほフィナンシャルグループ
前身は、日本興業銀行、第一勧業銀行、富士銀行であるため関東を中心に地盤が強いですが、全都道府県に店舗を持つ唯一のメガバンクです

 多くの場合三大メガバンクと言われますが、りそな銀行を加えて四大メガバンクという考え方もあります。

就職先としても圧倒的な人気がある

 新卒者の就職先の人気ランキングでは、三大メガバンクは常に上位をキープしており、毎年 大量の新入社員を採用しています。

 企業規模が大きいため大量の人員が必要となるのですが、そんな中で気になるのは・・

POINT

退職してしまう人がとても多いことです

 世界から信頼されるメガバンクの業務内容は非常にハードであり、ミスが許されない職務が求められます。

 始業する時間(仕事の開始)よりも前から「勉強会」を実施することがあったり、営業担当は定時に帰らずに資料作成で夜遅くまで業務に追われます。このストレスに耐えきれずに退職してしまいます。

地方銀行の役割とは

 全国に店舗数が多いメガバンクと、日本各地の都道府県を営業基盤としている「地方銀国:地銀」は、どちらも「普通銀行」となります。しかし、地方銀行は・・

  • 基盤とする地域に密着したサービスを提供する
  • 地元の復興、観光、街作りに貢献している

 このような違いがあります。企業が融資を依頼するときにも「地方銀行」のほうが柔軟に対応してくれる可能性が高いなど、メリットがいくつもあります。

 ただ、最近では「都道府県」の区切りにとらわれない考え方をしたり、他府県の地方銀行と合併をして安定化をめざす地銀も出てきています。

まとめ:メガバンク 必要性とメリット・違い・特徴|2019年版

 個人で利用するとき、法人で利用する場合においても、メガバンクと取り引きをすることは非常に意味のあることです。店舗数や提携ATMの数も圧倒的に違うので、利便性が大きく違ってきます。

 仕事やプライベートで日本各地を移動する可能性が高いなら、メガバンクを利用するとメリットがあります。ただ、普通預金や定期預金の利率については、地方銀行と何ら変わらないため「貯金がより増える」などのメリットはありません。

 以上、メガバンク 必要性とメリット・地方銀行との違い・規模・特徴...についてでした。