生活水準を下げるために|基準が高いとは 上げる・向上の定義と指標

 多くの人が考えている理想のライフスタイルは、職場に近い場所で一戸建てを確保したり、タワーマンションを賃貸して通勤ラッシュを回避、毎日のように外食して旅行を楽しんだり、趣味のために使えるお金がたっぷり財布に入っている環境となるはずです。

 このような理想的な生活を手に入れるためには、将来に向けた貯金の方法・転職・引越しなど、何かを変えて対策していく必要があります。この中の最も現実的な方法が「生活水準を下げる」対策です。

生活水準を下げるとは?

 会社から頂いている給与の金額が、急に増えたりすることは考えにくい事です。そのため、現状の生活水準がずっと続きます。理想の生活にランクアップしたいと願うのならは、我慢をして貯金していく対策が最優先となります。

貯金額を増やすために生活費を切り詰めていく必要がある

 急に娯楽に使うお金を全てカットしたり、外食にお金を全く使わない貧乏な暮らしに切り替えると、精神的にも追い込まれて長続きできない可能性があります。そのため、現状の生活から贅沢な部分を少しずつ切り詰める、生活水準の見直しをします。

自分の生活水準を知るためには

 現在の収入が他の人と比べてどれくらいであるのかをチェックするには、厚生労働省の国民の貯金の金額に関するデータを参照します。

 厚生労働省から提供される集計結果は、リアルタイムに提供されるわけではありませんが、現状の生活水準の指標としては十分な資料となります。

  • 20代の年収の金額(職種や地域を問わず平均)は290万円
  • 30代の年収の金額(同様)は530万円

 この金額よりも少ないと感じる場合には生活水準が低いと言えます。ただ、この収入は会社から支給される金額をベースにしており、県営団地や会社から提供されている社宅に住んで少ない家賃で生活できているなら、更に貯金額を増やせるはずです。

 少なくとも現在の年収が上の平均値の数値よりも下回っているのなら、生活水準を高めるための対策で最も重要なのは「年収アップ」であると考えて間違いないはずです。

生活水準は貯金の数値に比例するようになる

 生活水準を指標として比較していくと、年収の金額が多い世帯は貯蓄金額も増加傾向にあります。収入が少ない状態では、どんなに生活水準を下げても貯金額を確保するのは難しい状況となります。

年収が少なすぎると貯蓄金額を増やすことは困難である

 一般的には収入のうち、「10%から15%程度」を貯金に回して生計を立てることが推奨されます。平均以上の年収を確保しつつ 生活水準を高くしない状況を保てるなら、15%以上に増やすスピードを加速できます。

平均的な生活水準をキープする月額の生活費

 一般的な四人家族を想定した場合、家賃なども含めた毎月の生活費の合計金額として23万円程度確保できれば、一般的な生活水準を維持できるはずです。

  • 家賃・光熱費・娯楽費・食費などで23万円以内を目標にする

 この金額は、何年か越しにマイカーを買い替える金額も含まれています。そのため、実際は20万円以内を目標とし、数年分の生活費の余剰分をまとめて車の購入、または旅行費用などに充てます。

 マイホームを視野に入れる場合には、頭金で揃える金額、何年ローンにするのかによって生活水準のコントロールが大きく変わります。長期的なシュミレーションをしながら最適な(我慢できる範囲の)生活水準をキープするようにします。

一般的な貯蓄額はどのくらいになるのか

 次は平均的な貯蓄額についてチェックします。年齢が高くなるに従って平均の貯蓄額は増加します。この貯蓄金額の平均の数値と比較しながら、将来の子供の学費に必要な貯金額、マイホームの購入時期などを検討します。

26歳の平均貯金額:130万円
36歳の平均貯金額:410万円
46歳の平均貯金額:670万円

 一般的には、これくらいの貯金額となります。ただし、この金額はマイホームを購入していない段階での貯金額を想定しています。30代で大きな不動産を購入していると、貯金額は残っていおらず、ローンの返済に追われている状態となります。

 住宅ローンの目処が付いた時に早めに自己所有の物件を確保する事は、資産管理でとても重要なポイントです。家賃のお金を払い続けても物件は手に入らないので、住宅ローンの利息を考慮しても、早めにマイホームを手に入れる対策が効果的です。

生活水準を高くする必要があるのか?

 一人暮らしの場合においては、生活水準の見方を大きく変えることができます。扶養する配偶者、または子供の将来の為に住居や教育費のキープを考慮しなくてよいため、自分の生活スタイルを基準とした生活水準のコントロールができます。

  • 自分が満足できる生活水準に下げる事ができる

 重要になってくるのは、生活環境の考え方です。現状の生活が困窮して困っているのか?のように、何に不自由しているのか自問自答していくと、自分なりの生活水準が見えてきます。

贅沢に慣れすぎている現状がある

 世界的に見ても日本は豊かな生活が楽に可能となる先進国であり、乗り物や電化製品なども最先端の物を使うことが出来ます。しかし、これらを購入して維持するには、様々な支払いが必要となってきます。

・車は移動できれば良い
・住居は寝る、食事、くつろげる場所があれば良い
・服・バッグ・時計にブランドマークは必要ない

 日本は先進国なので、10年前の技術で作られた家電製品でも十分に快適に暮らせます。つまり、最先端を求めないベーシックなライフスタイルでも、他国に比べれば非常に快適な環境があります。

  • 車のグレードと装備を気にするから出費が増える
  • 目的地に移動する道具と考えるなら車両のコストを大きく減らせる
  • 賃貸アパートの一部屋が物置きになっており無駄である
  • 食事のコストを半分にすると、味や栄養も半分になるのか?

 テレビ、ベッド、専用の風呂場、トイレが完備された部屋を格安で賃貸できたり、スーパーで3パック入りの「焼きそば」が100円で売られていたり、数百円で電車で移動できたりします。目線を変えれば、生活費を大幅に落としても快適な暮らしができます。

満足できる基準を下げること

 生活水準を下げることは、困窮した生活に苦しむイメージがありますが、実際のところは「多くのお金を必要としない質素な生活」は、とても簡単に始めることができ、生活の満足度が大幅に下がるわけではないはずです。

満足できる基準値を下げると不満は無くなる

 例えば、ハイブリッドタイプの車が流行っていますが、本当に必要であるか考えてみる事です。居住性や走行能力も考慮すると10年前の装備と同じタイプで十分です。すぐ壊れる訳でもなく目的地にちゃんと移動できるはずです。

 衣類も「ユニクロ」、「GU」、「しまむら」で買った服でも友人に笑われることはありません。10倍以上の価格のするブランドのファッションアイテムと比べて、機能的に劣っていないはずです。

まとめ:生活水準とは 基準が高い 向上の指標

 生活水準を下げるために 無駄な電気をすぐに消す対策であったり、トイレの流す水量を減らして節水するなどの対策は、なかなか結果が見えてきません。

 また、スーパーのお惣菜を見切り品(閉店間際に半額)を購入する対策も、安くてもお惣菜を買っているスタイルなので、それほど節約効果は出ません。

 生活水準を下げるためには、満足する物(製品・住居など)と、贅沢品のボーダーラインを調整することが大事です。ベーシックな製品でも長く使用できるコストパフォーマンスのよいものを選ぶようにします。

Posted by mon