固定費 リスト|家計の目安と下げる方法 毎月減らす削り方とは

 節約していくためには、お酒を飲みに行く回数を減らし、タクシーを使わないようにしたり、ファッションアイテムを買わない・・など、これら「変動費」と言われる部分の調整が基本となります。

 しかし、家計簿の数字がずっと厳しいのは・・

POINT

毎月必ず支払うことになる固定費が高すぎる

 ことが影響しています。この固定費に関する・・

  • 生活費全体に対する割合はどのくらいか
  • 住居に関する費用の上限を比較する
  • さらに固定費を下げるためにできること

 これらの疑問について分かりやすく見ていきます。

固定費とは?四大固定費とその他リスト

 今月も来月も生活費が厳しくなってしまうのは、「固定費」が家計に占める割合が多すぎる事が要因かもしれません。まずは固定費をリストアップして、どこを改善していくか考えます。

POINT

  • 住居費(家賃・住宅ローンの返済費用)
  • 自動車の維持費(メンテナンス・駐車場代)
  • 保険料(生命保険・学資保険・医療保険)
  • 通信費(スマホ・インターネット)
  • 水道光熱費(電気・ガス・水道)
  • 新聞代
  • 学校給食費
  • 塾・習い事の費用

 このうち、住居費、自動車、通信費、保険料は、四大固定費と言われており・・

年間を通して支払いの見通しが決まっています

 この部分をどうにかしないと、家計のお金のやりくりは楽になることはありません。固定費の内容を見ていく前に、固定費リストに含まれていない「変動費」もリストアップしておきます。

変動費は節約対策がやりやすい

 固定費に対して、毎月変動幅が広い支出のことを「変動費」といいます。変動費のリストはこのようになります。

POINT

  • 食費
  • 日用品の費用
  • 交際費
  • 被服費
  • 美容費
  • 交通費
  • 趣味娯楽費
  • レジャー費
  • 雑費

 これらの変動費は、少し我慢するだけで30%くらいの削減ができます。美容院へ行く日程を2週間ずらしたり・・

外食・映画・趣味の買い物を「来月へ変更」する

 のような削り方が可能です。また、お金をかけない「節約レシピ」や、「古着を安く」ゲットして着回していく方法など、節約の裏技はネットでいくらでも見つかります。しかし、これらの変動費で変化する(節約できる)金額は、それほど大きくありません。

貯金に充てるお金をどれだけにする?

 家計の出費をまとめていくと、「固定費」と「変動費」に分けることができますが、もう一つあります。それが「貯金」です。将来に向けて「不動産の購入」または「大学進学にかかる費用」が必要なら、必ず確保しておくべきお金です。

貯金する金額を決めて「固定費」同じようにする

 「固定費」と「変動費」のお金を使って、「残ったら貯金」のような習慣にすると、なかなかお金は貯まりません。そのため、毎月一定額を「必ず貯金する」ルールにすべきです。つまり、「貯金するべきお金」をもう一つの固定費とします。その他にも・・

POINT

「もしかしたらのお金」をキープ

 しておくと安心です。急な葬儀・結婚式に使う「冠婚葬祭の費用」、深刻な病気が発覚したり、交通事故で入院するときの費用も「固定費」「変動費」以外に必要です。

使っていなくても支払うのが固定費

 旅行に行って一週間ほど自宅を空けていたとしても、毎月の家賃は「1ヶ月分」支払う必要があります。住居にかかる金額は多いにもかかわらず簡単に減らせません。そのため「住宅にかかるお金」は慎重に検討しなければいけません。

家賃は月の収入の3分の1以内にする

 これは、自分の収入の(生活レベル)と賃貸住宅とのバランスを考える1つの指標と言われています。しかし、実際に手取りの給与の3分の1となる住宅に住んでみると、貯金のお金はおろか、毎月の収支が赤字になってしまうことが多いはずです。

  • 会社での昼食が外食である
  • お酒の付き合いがある
  • ゴルフなどの趣味がある
  • 仕事で化粧品・ファッションアイテムが必要
  • 実家が遠い(帰省にかかるお金が高額)

 他人からの見た目を気にして(デザイン重視の)賃貸住宅を借りて、お酒の付き合いなども頻繁にしていると、出費が増えすぎて借金生活に陥ってしまう可能性もあります。

住居費は月の収入の4分の1以内を目指す

 ギリギリでも毎月貯金のお金を確保していくバランスを考慮すると、毎月の手取り給与の4分の1の賃貸住宅を目指します。賃貸物件が安くなる条件はこのようなものがあります。

POINT

  • 築年数が古い
  • 駅から遠い
  • 飲み屋街が近い
  • 事故物件

 小さな子供がいるなら通学する「小学校」「中学校」までの距離、病院、薬局などが重要となります。未婚女性なら飲み屋街など治安の問題も考慮します。そうなると、駅から遠い郊外の物件が有力になってきます。

駅から遠いなら通勤はマイカーに

 借りる住居が駅から遠くなると、今度は駅を利用するには通勤時間が長くなってしまうため、マイカーが必要になります。夫婦で別に通勤するなら2台分の車両維持費が必要になります。

家賃の安い郊外では自動車の維持費が増える

 自動車での通勤になると、勤務先での駐車場の確保、または自宅近くに駐車場を借りる必要が出てきたりするなど、自動車関連の維持費が増えます。この維持費と「安い郊外の賃貸住宅」との金額のバランスを考えます。

自動車の維持費を減らすには

 もう一つの固定費となる自動車関連の費用ですが、注目されがちなのは「ガソリン代」です。低燃費車を購入すると自動車関連の「コストを下げることができる」ことは間違いないですが・・

POINT

ハイブリッドカーはトータルコストは割高

 であることを考慮すべきです。「維持費が安い」とは、車両購入費用も含めてのコストとなります。そうなると、ガソリン車・ハイブリッド車の両方のグレードが選べる車種で比較すると・・

ハイブリッドカーは25万円高

 あたりが相場です。しかし、ガソリン代でこの差額を埋めるには15万キロ以上走行する必要があり、一般的な10年10万キロの買い替えサイクルでいくと損をしてしまいます。

5年落ち・低燃費の軽自動車が優良

 自動車の維持費を下げるためには、車両本体価格が安くありながら、燃費の良い車両を選定していくと軽自動車が最もコストが下がります。そして、車両販売価格と車の性能のバランスから考慮すると・・

POINT

5年落ちの低燃費軽自動車がベスト

 となります。5年目は車検の切れ目で買い替えが起きやすい時期であり、中古車価格も5年目まではどんどん下がります。その後の価格の下がりは「ゆるやか」なので、「5年落ち」の中古車を基準にして選ぶようにします。

 そして、車両を使用して10年目にさしかかる頃には、故障が目立つようになり・・

修理費用が増えて割に合わない

 状態になるため、10年目、11年目になったなら、安く車検が通る可能性があっても廃車を決断して、次の車を選んだほうがトータルでお得になるはずです。

通信費を安くするために

 スマホを提供している大手(au Docomo Softbank)は、格安SIMの利用者が増えてきたために、基本料金を大幅に下げるプランを打ち出してきています。その料金プランであっても・・

POINT

まだ世界に比べると携帯電話料金が高すぎる

 状態であるため、積極的に格安SIMの業者(LINEモバイル、mineoUQ mobile)などを選ぶべきです。通話品質は、Docomoやauの回線を使っている(まったく同じ)であるため変わりません。格安SIMへ移行すると・・

POINT

スマホ(通話+通信)の月額基本料金が5,000円から1,600円へ

 格段に安くなります。

通信制限と四人家族の年間費用とは

 スマホの契約を格安SIM業者へ変更すると、不便になる部分は「月額のデータ通信が5ギガバイト(プランによる)へ制限される」ことですが、自宅、会社ともにWi-Fi環境があるなら、ストレスは全く感じないはずです。

 四人家族である場合、スマホ代が1人あたり3,400円安くなったなら・・

3,400円 × 4人 = 13,600円

 月あたり13,600円安くなります。ただし、外出してスマホを使用する頻度が多い高校生、大学生あたりの年齢の家族であるなら10ギガ以上のデータシェアプラン(4人家族で利用できるデータ量を共有する)がお得になります。

 月額13,600円は、年間では163,200円となります。これだけのお金を節約できるので、まだ大手キャリア(au Docomo Softbank)を契約しているのなら早めに格安SIM業者へ切り替えるべきです。

自宅のネット回線を安くする

 自宅のインターネット回線で、「どれだけの回線速度が必要か?」についてもう一度考えてみるべきです。

POINT

  • プレステ4 パソコン等でオンラインゲームをする
  • dTV、Hulu等で動画(映画)を見る

 このどちらかを利用しているなら光回線が必要となります。逆に・・

  • ブログを見る
  • ネットショッピング
  • メール
  • LINE
  • YouTubeを見る

 この範囲だけであるなら、光回線を解約して月額費用が安くなる「Wimax2」へ変更するべきです。

POINT

  • 光回線(NTT+プロバイダ) 5200円
  • Wimax2  3,400円

 およそ月額で1,800円ほど安くなります。夜間の8時から11時あたりには回線が混み合い「YouTube」の動画再生が数秒止まったりすることもありますが、どこの地域に住んでいても おおむね良好に使えるはずです。「Wimax2」のメリットは・・

外出時に持ち出せる

 使い方ができます。つまり、カバンに入れて携帯すると常にWi-Fiが使えるので、スマホを格安SIMの「データ1ギガプラン:1,100円」に変更できます。これで、ネット回線が3,400円、スマホ代が1,100円の激安プランの完成となります。

保険はケチるべきではない

 4大固定費のうちで「保険」については、大きくコストを削減することは難しくなります。保険料の見直しは有効な対策ではあるものの、大手の保険会社から変更するのはマイナスな部分もあります。

保険会社は安心できる大手を選ぶべき

 保険内容の見直しで保険料を安くする考え方も可能ですが、結局は「もしもの時」の保証範囲が限定されるなどのデメリットがあるので、固定費を削減するときの対策としては最も最後に検討すべきです。

その他の固定費の削り方

 最近では、スマホでヤフーニュース、LINEニュース、ライブドアニュースなどをチェックしている方が多くいます。そのため、新聞に掲載される一面記事は、電車を待つ時間や休憩時間にスマホで知ることができます。

毎月の新聞が必要であるか検討する

 テレビの番組表、天気予報、宝くじの当選番号などもスマホがあれば確認する事ができます。絶対に必要な情報が「お悔やみ欄」だけであるなら、ネットで閲覧出来る地域もあるので確かめてみるべきです。

まとめ:固定費 目安と下げる方法 毎月の削り方とは

 固定費を下げる目安になりそうな金額を見てきましたが、やはり最も大きく影響してくるのは住居に関する費用です。給与の手取金額の3分の1を超えているなら「住居費の見直し」を検討すべきです。

 物件を選ぶ場所によっては、自動車の利用頻度が増えるのでコストアップとなります。そのあたりも考慮して長い目で見て「お得な住まい」を選びます。

 固定費の中でも、ネット回線、スマホの料金を削る対策は手をつけやすい対策です。スマホをすぐ解約できる(違約金:ペナルティが発生しない)なら、すぐに検討できます。

Posted by mon