電気代が減った|アンペア数・買い替え・エアコン・LED電球の対策

出典:関西電力 https://kepco.jp/

 節約を意識しながら生活していると、「電気代の支払金額が多すぎるのでは?」と不安になってしまう事があります。

 毎日(深夜も)常に利用している電力は、消費するコツをつかみ節電対策を心がけるだけで、年間を通してかなりの電力を減少させることができるかもしれません。

 電気代の基本料金や安くするコツ、そして消費電力を最大限に考えた家電製品の選び方などを見ていきます。

電気代の平均値はどのくらい?

 一般家庭における電気代の平均値をチェックすることで、自分の家の電気代が使いすぎているかどうかが分かります。総務省統計局のデータによると

総務省:用途分類による四半期及び年度平均1世帯当たり1か月間の収入と支出
勤労者世帯 勤労者以外の世帯 うち無職世帯 平均
電気代 10,230 10,949 10,064 10,594

 電気代の平均値は、10,594円となりますが、季節によって家電製品の稼働時間が変わってくるので、電気代の平均値も変わってきます。

5月から10月の温かい季節は8,500円前後
11月から4月の寒い季節は12,000円前後

 このようになります。暖房器具のワット数(電力量)あたりの効能を高める対策が節電につながります。

電気代を抑えるために

 電気代を抑える為の対策は非常に多くあり、段階的に一つずつチェックし効果の高い対策を見つけていく事が大事になります。主なチェックポイントは以下となります。

  • 契約プランの見直しで基本料金を安くする
  • 使用中の家電をエコタイプに切り替える
  • 電気代を抑える家電製品の使い方
  • 冷暖房に多くの電気代が必要である
  • こまめに電気をカットする習慣

 生活に必要な電気を使うためには、電力会社と契約をする必要があります。その際に使用した電力による従量課金となる電気代だけでなく基本料金が必要となります。この基本料金は電力会社やアンペア数などによっても変わってきます。

東京電力の電気代とは

 電気代の基本料金を確認するために、東京電力の基本料金を例とします。基本料金は電力会社と契約しているアンペア数によって変わってきます。

電気代の基本料金は契約中のアンペアにより変わってくる

 宅内から確認できる分電盤にてアンペアブレーカーの数字をチェックします。東京電力の場合にはアンペアブレーカーの色分けがある為見やすくなっています。以下が契約アンペアとそのカラーとなります。

アンペアブレーカーの色と契約アンペア
               
ブレーカーの色
契約アンペア 10 15 20 30 40 50 60

 電気料金の使用量を確認できるお知らせ(検針票)にも「ご契約」という項目に契約アンペアが記載されています。

アンペア数で基本料金が変わる

 東京電力の場合には、契約アンペア数と基本料金の金額はこのようになっています。

契約アンペアと基本料金(税込み)
契約アンペア 10 15 20 30 40 50 60
基本料金 280円 421円 561円 842円 1,123円 1,404円 1,684円

 契約アンペア数によって基本料金の金額はかなり変わってきます。そのため、電気代を安くする最も簡単な方法は、契約アンペア数を最適な契約に変更することです。必要以上にアンペア数が多くても電気代の無駄遣いとなってしまいます。

契約アンペア数を適正にする事で電気代を節約できる

 適正なアンペア数に調整する為には、現在生活で利用している電力量がどれくらいであるのか確認する事が重要となります。

適正なアンペア数を計測する

 現在利用している家電製品をチェックしていくと、どれくらいのアンペア数が必要な家電製品であるか確認する事ができます。これらの家電製品を同時に使用した場合の電力量を算出することで、最大のアンペア数が分かります。

家電製品を同時に利用した際のアンペア数を算出する

 例えば、エアコンや暖房を利用している状態で、炊飯器や電子レンジ、または扇風機やパソコンにテレビなど、複数の家電製品を同時に利用する状況が必ずあるはずです。その時の最大で利用するアンペア数をチェックします。

ブレーカーの取り替え工事は無料である

 東京電力の場合には、アンペア数を10アンペアから60アンペアの範囲で変更する場合には、無料でアンペアブレーカーの取り替えが可能となっています。

10アンペアから60アンペアの範囲内は無料で交換できる

 宅内の電気工事が必要になってしまう可能性もあるため、契約内容であったり現状の電力の使用状況などを予め確認することが重要となります。アンペアブレーカーの工事自体は15分程度の停電だけですぐに完了します。

家電製品の買い替えで電気代を減らす

 電気代を減らしていく最も有効な対策が、「エコ家電」を利用する方法です。家電量販店においては、年間で消費する電力量の金額を提示して、より低消費電力の家電製品の購入を勧めています。

電気代のかからないエコ家電が有効である

 従来タイプよりも新製品の方が消費電力が低くなる製品が多いため、自宅にある古い家電製品を新しいタイプに切り替える事は有効な対策となります。

 ただ、家電製品の買い替えには多くのお金を準備する必要があるため、僅かな消費電力の違いでの買い替えは、無駄な出費となってしまう可能性があります。

家電製品の消費電力だけに惑わされないように

 使える電化製品を処分することなく使い続ける対策も有効です。そのため、年間の消費電力と家電製品の購入費用などをトータルで考えてベストな選択が必要となります。

家電製品の使い方で変わる

 世帯によって電気代の金額がかなり差が出てしまうのは、家族の人数であったり設置されている照明器具の数、または使用している家電製品の消費電力の差が関係しています。電気代を安くするためには必要な分だけ電力を使う心がけが重要です。

  • 冷房は小さな部屋のみで利用するように
  • 暖房を使用する際はコストの安い対策と併用する
  • 使用範囲だけホットカーペットで温める
  • 冷蔵庫にものを詰めすぎないように
  • 洗濯はまとめて1度に洗うように
  • 電気が安い時間帯にまとめて家電製品を使う

 家電製品を使用する際には、電気代を減らすための使い方を考えていく事が有効です。エアコンの設定温度を少し高めにして扇風機と併用する方法や、暖房も設定温度をそれほど上げずに、ハロゲンヒーターなどと併用すると電気代を減らすことができます。

 また、電気毛布は消費電力がかなり少ないエコ家電であるため、効果的に利用して電力量の高い家電製品の稼働率を下げることが有効です。

安い時間帯に電力を利用するように

 電力使用量は日中に多くなる傾向があるため、電力会社はピーク時に対応出来る規模の設備を用意します。そのため、深夜の時間帯には余剰電力があるため、この電力を有効に利用してもらい平均的な電力供給を維持しようとします。

 そのため、多くの電力会社は深夜電力を安く供給出来るサービスを提供しています。

深夜の時間帯は電力が安くなる

 但し、従来の電気料金の基本料金とは別に、基本料金が必要となったりする等、様々な契約プランがあります。しかし、電気代を節約できる対策である可能性が高いため、毎日の生活プランを見直してみることです。

 洗濯機での衣類の洗濯や、アイロンがけ、食器洗い機など、深夜の時間帯に利用が可能な家電製品に関しては、安い深夜料金を利用していけば、全体的な電気代を安くすることができるはずです。

LED照明に切り替えると節電できる

LED照明の比較をする時には、どのタイプの照明と比較するかによって大きく数字が変わってきます。まずは、白熱球のタイプです。このタイプは、お手洗いや洗面所、階段の下のスペースであったり、押入などに設置されることが多いタイプとなります。

 自宅内の電球をLED証明に切り替える事によって大幅に節電することが可能です。まずは、どれくらい電力量が下がるのか見てみます。

 1kwあたりの電気代を26円として、1日の点灯時間を8時間として計算した場合ではこのようになります。

1ヶ月 1年間 10年間
白熱灯(45ワット) 280円 3,416円 31,050円
LED電球(5ワット) 31円 379円 3,450円

 これくらいの大きな差になります。電力の消費量では、圧倒的にLED照明の方が節電効果が高い事が分かります。

電球を購入するコストを含めて計算する

 白熱灯は100円ショップで2個パック(1個あたり50円)が手に入るのでかなりコストが安くなります(国内メーカーのブランドの製品でも2個入りで150円ほど)。

 しかし、白熱灯の寿命は時間で計算するとかなりバラツキがありますが、仮に 二年で交換する場合を計算すると・・

POINT

4年で150円
10年では375円

 となります。一方でLEDの電球タイプでは、10年から30年ほど使える計算になります。LED照明(電球タイプ)の5ワットタイプのコストは500円程度となります。

シーリングライトをLED照明に切り替える場合

 シーリングライトとは部屋全体を明るくするタイプの照明であり、最近の流行となっています。この照明は比較的安いコストで広い範囲は照らすことができるので非常にコストパフォーマンスに優れています。

 このタイプ、LEDタイプが増えてきており、シーリングライトをLEDタイプに切り替える事により電気代を節約できます。ただし、白熱球をLEDタイプに交換したときのような大幅な節電効果はなく・・

10年間の利用で3割のコストダウン

 となります。そのため、現在使用しているシーリングライトの照明器具をLEDタイプに切り替えるのはコスト的にメリットがあるのか微妙な選択となります。

LED照明を使用するメリット

 あまり知られていないですが、LED照明に切り替えると虫が寄りつかないというメリットがあります。これは従来タイプのシーリングライトに紫外線が使われているからであり、この紫外線に虫が寄ってきてしまうのです。

 そして、もう一つの問題は・・

LED照明では部屋の明るさが暗くなるのではないか?

 という疑問です。LED照明が発売され始めた頃は、価格と性能のバランスがあまり良くなかったため、リーズナブルなLED照明は暗かった製品が多くありました。

 また、照明の明るさの向きがありました。LED照明のすぐ下の位置なら十分な明るさを確保できていましたが、部屋の周りでは光量が足りない状況でした。そのデメリットも現在では解消されており、十分に満足ができる製品が増えてきています。

エアコンのつけっぱなしと節電効果

 ネットでエアコンの節電効果について話題になった情報がありました。

仕事や買い物に出かけるとき、家のエアコンをつけっぱなしにしておくと節電できる

 という驚きの内容でしたが、実際に実験をした多くの方からの情報を集計してみると・・

電気代が安くなる場合もあれば 逆に高くなる状況もある

 という結果となっています。その内容を見ていきます。

外出する時間や壁の素材が影響する

 エアコンは、電源を入れた段階(設定温度と部屋の温度差が激しい時間)に電力をフルに使うため電気代がかかります。そのため、冷えた部屋を維持しておけば電気代を節約できるという考え方ですが、これも外出する時間によります。

出勤(6時間以上)などの外出でエアコンの電源入れっぱなしは無駄遣い

 となります。ただ、1時間以内の買い物などに出かけるときは、「つけっぱなし」の方が節電効果が期待できます。部屋の断熱の状況(鉄筋コンクリート・断熱材がありか)によって効果は変化するので、「すべての家庭で同じ」ではありません。

まとめ:電気代が減った・アンペア数・買い替え対策

 電力は毎日利用するので、少しの節電対策で年間の電気代を大幅に節約できるかもしれません。その対策として、エコ家電に切り替える対策や、アンペア数を抑えて基本料金を抑える方法などを検討できます。

 電球をLEDタイプに交換する対策は、コストも安く効果も実感しやすいので非常におすすめです。

Posted by mon