災害時のお金|地震の備え・防災グッズ・現金・小銭はいくら必要?

 平成30年に北海道でおきた「東部地震」においては、北海道全域が停電する事態になりましたが、その際にインターネット回線も寸断されました。そうなると問題になるのが・・

POINT

クレジットカード・電子マネーが使えない

 というトラブルです。インターネット回線が利用できないときには、カードで買い物(キャッシュレス決済)ができなくなります。震災時における過去のトラブルをふまえて・・

  • 災害時の現金はいくら持つべきか
  • クレジットカードを持つ意味は無いのか
  • 電子マネーが自販機で使える可能性

 これらの疑問について分かりやすく見ていきます。

災害時に備えるべきものとは

 災害は急におきてしまうため、「備えておく」考え方が必要です。

災害が起きてから防災グッズを買うのは困難である

 現金が100万円あっても 地震が起きた直後は「ただの紙切れ」です。お金より命が大事なので、災害がおきる前の段階で「防災グッズ」を買っておきます。

 東日本大震災があってからは、多くの「防災グッズ」がリリースされており、ネット通販で調達できます。

リュックに入れたおくべき「防災グッズ」

 このとき大事なのは、道具を運搬しながら両手を空けるために「リュック」タイプを選びます。そして、寝室や玄関に「防災グッズ」を置きますが、緊急時の現金もリュックにあらかじめ入れておきます。

災害時に必要となるグッズ:災害の備えリスト
現金 公衆電話の利用。クレジットカード、銀行が復旧するまでの資産として
飲料・調理・応急手当の際に必要。十分な量を確保
携帯ラジオ 避難所の情報、食料・水の確保のためにも非常に重要な道具
ロープ 仮のテントを作ったり、生活スペースの確保する道具として
ヘッドライト 両手を空けることで、より作業に集中することができる
乾電池 ラジオ・懐中電灯・ヘッドライト利用のため。予備の量もキープする
作業用手袋 どんな作業にも対応出来る革手袋・軍手・ゴム手袋を用意
ランタン 明かりの確保は重要。軽量・明るさを考慮すると「LED」タイプを
非常食 火を使わない食べ物・栄養価のバランスも考慮して用意する
工具 ペンチ・ドライバー・ハンマーなど。仮の住居作り・解体作業に必要
ゴミ袋 排泄物専用の袋・調理・ゴミ用の袋など。数種類を用意
救急箱 消毒液、キズパッチ、包帯、常備薬、応急処置が分かる本なども
スマホ充電器 電気が確保できるならスマホを常時利用できることは重要
替えの衣類 大雨・怪我の際に。寒冷地なら厚手を複数用意して布団代わりに

 防災グッズは長期間保管しておくものですが、中にはカンパン、缶詰、フリーズドライ食品、スナック類(ビスケット・キャラメル)などの長期保存ができる食品も含まれます。

食料品は消費期限があるので注意すること

 Amazonなどのネット通販で購入するときにも、食料品の消費期限をチェックします。

 貴重品(実印や通帳、証券、債券など)は普段から「小さなポーチ」などに入れるようにしておき、災害時にはすぐに持ち出せる状態にしておきます。

飲料水は事前に用意しておく

 寒い時期の災害の場合、最重要なアイテムは体温をキープする衣類・毛布・カイロなどです。安全な場所へ移動し、体温が確保できるなら、次に重要になってくるのが・・

POINT

飲料水

 となります。人間は1日1リットルあれば最低限の生活ができます。

 しかし、震災時には長距離を歩き続けたり、がれき撤去などの作業をする事も考えると、「1日あたり2リットル」の「人数分」を確保するようにします。

公衆電話で使う小銭を用意しておく

 安全な場所へ移動して、体温をキープ、水もあるなら、次に必要となるのは・・

POINT

情報を正しく入手すること

 となります。スマホや携帯電話が使えるなら、災害情報をチェックでき、より安全なの避難所までのルートを決めることができます。しかし、携帯電話が利用できないときは・・

使える公衆電話を探します

 その時のために小銭を準備しておく必要があります。公衆電話は、NTT東・西の基地局から専用の電源が供給されているため、停電していてるときでも使えます。こちらは総務省の「公衆電話の特徴と使用方法」のページです。

 公衆電話は、小銭が入りすぎると現金での通話不可となるので、テレホンカードを用意しておくのも有効です。また、グレーのデジタル公衆電話は・・

POINT

バッテリー駆動であるため「バッテリー切れ」で使用不可

 となってしまう可能性もあります。

 避難所には「特設公衆電話」が設置されていることがあります。停電時でも無料で利用できます。

食料・雑貨品を買うお金が必要である

 災害が起きたときにも「お金の所持」は重要です。スーパーや小売店も被災していて営業していない可能性がありますが、電力が利用できる地域であるなら・・

自動販売機でドリンクが購入

 できます。食料が配給される避難所に到着してからも、何かと必要な日用品がありあす。その時のためにも現金が必要です。

POINT

無料配布される水・食料・毛布以外にもほしい物がある

 銀行のATMでキャッシュカード、またはクレジットカードが利用できる日までを考慮すると、多めの現金を防災グッズに入れておくようにします。

1万円~2万円の現金では足りない

 しかし、普段の生活において財布に大量の現金を所持している人はあまりいません。過去の災害時のデータでは・・

POINT

実際に所持していた現金は1万円から2万円

 これくらいの金額の所持であったことが分かっています。

 普段の生活では、財布の中にキャッシュレス決済が可能なカード(クレジットカードや電子マネー)を所持しているため、現金を多く所持する必要はないですが、急に災害に遭遇してしまうと足りなくなってしまいます。

電力が寸断された状況ではキャッシュレス決済は使えない

 財布の中のカードがすべてが使えないとき、商品を購入できるのは現金だけです。

避難生活時にカードは必要か?

 いつも便利に使っているカードは、震災のときには出番が無くなってしまうことになります。電気が寸断されているが、営業しているショップがあるとき・・

避難生活時に買い物をするとき
支払い方法 利用可能か
現金払い ほとんどの買い物で利用できる
クレジットカード 電力とネット回線が必要
電子マネー 電力とネット回線が必要

 このように見ていくと、震災などがあってネット回線が寸断された環境では、現金払い以外は使えないということになります。

 ただ、広大な地域がすべて停電・ネット回線が寸断されるというのは考えにくいので、プリペイド式電子マネーを所持しておくことも大事です。

電子マネーが利用できる可能性がある

 自動販売機でドリンクを買う用途だけなら、電子マネーでも利用できる可能性があるかもしれません。

 実際に過去の自然災害時に、(プリペイドでチャージするタイプ)の電子マネーを使って自販機でドリンクが購入できる地域もありました。

POINT

電子マネーカードにチャージして震災グッズへ入れておく

 小銭は多くの自販機で使えますが・・

釣り銭が切れると利用できない

 というデメリットもあります。ですが、最近増えている電子マネーの利用できる自販機(マルチマネータイプ)は、「釣り銭切れ」のエラーで販売停止となることはありません。

災害時は最低でも5万円ほどの現金を所持したい

 「何があるか分からない」という考え方からすると、100%決済できる現金(小銭)の所持は最低でも5万円(できれば10万円)ほど所持しておきたいところです。

POINT

5万円から10万円ほどを現金で所持する

 そして、被災地周辺から電気・ネット回線の復旧作業が進んでくると、今度はクレジットカードが使えるようになるはずです。

 クレジットカードは「後払いのシステム」でショッピングできるので、決済できるショップが営業を開始するようになると「お金がない悩み」が一段落します。

 いつもは使わない予備のクレジットカードを契約して、防災リュックへ入れておくようにします。

災害時に「へそくり」を無事に救出する

 緊急時には、命が大事なので スマホと防災リュックだけを持って外に飛び出すことが考えられます。このとき、重量のない現金(お札)であれば、ある程度の量を持ち出せます。そのため・・

「へそくり」の隠し場所を防災グッズのリュックにする

 という方法にしておくと後悔しません。

 「本の間」「タンスの引き出し」「米びつの中」にお金を仕舞うと救出できないかもしれませんが、隠し場所を「防災グッズ」にしておくことで、ストックしていたお金を有意義に使うことができます。

まとめ:地震の備え・防災グッズ・現金・小銭はいくら?

 クレジットカードは、停電している時期には使い物になりませんが、被災地の復旧していくにつれ、最も必要な所持品となるはずです。特に有効なのが、ステイタスの高いクレジットカードは・・

POINT

災害時の保証サービスが適用

 となることがあります。

 ゴールドカード以上となる付帯保険の充実したクレジットカードの会員であるなら、災害時で使用したお金(被災地の暮らしで使ったお金)が後に戻ってくる可能性があります。

Posted by mon