災害の備え お金|地震災害時には現金の所持だけで大丈夫?

 日本に住んでいると、どの地域であっても地震が要因になる災害に見舞われる可能性があります。

 大陸の「地殻変動のひずみ」が少ない地域なら比較的安全と言われていますが、日本国内においては「地殻プレートの形状」から見ても絶対に安全な地域はどこにもありません。そのため・・

日頃から災害に関する備えが必ず必要

 となります。まずは「災害時に備えるべき道具の一覧」、そして「災害時に備えるべきお金(現金・その他のお金に替わるもの)」について見ていきます。

災害時に備えるべきものとは

 災害は急におきてしまうため、「備えておく」考え方が必要です。過去の東日本大震災があってからは、「災害時の防災グッズ」が多数リリースされており、Amazonや楽天などのネット通販で購入できます。

災害時に必要となるグッズ:災害の備えリスト
現金 公衆電話の利用。クレジットカード、銀行が復旧するまでの資産として
飲料・調理・応急手当の際に必要。十分な量を確保
携帯ラジオ 避難所の情報、食料・水の確保のためにも非常に重要な道具
ロープ 仮のテントを作ったり、生活スペースの確保する道具として
ヘッドライト 両手を空けることで、より作業に集中することができる
乾電池 ラジオ・懐中電灯・ヘッドライト利用のため。予備の量もキープする
作業用手袋 どんな作業にも対応出来る革手袋・軍手・ゴム手袋を用意
ランタン 明かりの確保は重要。軽量・明るさを考慮すると「LED」タイプを
非常食 火を使わない食べ物・栄養価のバランスも考慮して用意する
工具 ペンチ・ドライバー・ハンマーなど。仮の住居作り・解体作業に必要
ゴミ袋 排泄物専用の袋・調理・ゴミ用の袋など。数種類を用意
救急箱 消毒液、キズパッチ、包帯、常備薬、応急処置が分かる本なども
スマホ充電器 電気が確保できるならスマホを常時利用できることは重要
替えの衣類 大雨・怪我の際に。寒冷地なら厚手を複数用意して布団代わりに

 防災グッズは長期間保管しておくものですが、中には「カンパン」などの長期保存ができる食品も含まれます。その他に日持ちのする缶詰、フリーズドライ食品、スナック類(ビスケット・キャラメル)なども入っています。

食料品は消費期限があるので注意すること

 Amazonなどで購入するときには、グッズの中に入っている食料品が何年もつかをチェックします。ほとんどの食料品は3年~5年など長期保存できる製品ですが、より期限が長い方が安心できます。

 貴重品(実印や通帳、証券、債券など)は「小さなポーチ」にでも入れて、すぐに持ち出せる状態にしておきます。

飲料水は事前に用意すべきである

 災害に遭遇した季節が冬場であるなら、最も必要なアイテムは保温するための毛布・暖房器具です。体温を一定以上に保つことができる状況であれば、次に重要になってくるのが・・

POINT

飲料水

 となります。人間は1日1リットルあれば最低限の生活ができます。しかし、被災地を歩き続けたり、テント設営、がれき撤去などの作業をするなら、最低でも「1日あたり2リットル」は必要になってきます。

1人2リットル × 人数分 の飲料水を確保すべき

 災害が発生してから、災害対策チームに救助されるまでの期間を考慮すると、最低でも5日分の水を用意します。4人家族であれば、40リットルの水を災害対策として供えておきます。

公衆電話で使う小銭を用意しておく

 とりあえず安全な場所の確保ができて、体温をキープして、水もあるなら、次に必要となるのは・・

POINT

情報を正しく入手すること

 となります。スマホや携帯電話が利用できるなら、地震などの災害情報を入手することができるので、最寄りの避難所までの最適なルートも確認できるはずです。

 しかし、携帯電話が使えない状態であるときは、近くの方に聞いて情報収集するか・・

使える公衆電話を探します

 その時のために小銭を準備しておく必要があります。テレホンカードを用意するのも1つの考え方ですが、テレホンカードが利用できる公衆電話は小銭の投入口もあるので、食料品の購入などの汎用性を考えれば小銭の用意がベストです。

食料・雑貨品を買うお金が必要である

 災害が起きたときにも「お金の所持」は重要です。スーパーや小売店も被災していて営業していない可能性がありますが、電力が利用できる地域であるなら・・

自動販売機でドリンクが購入

 できます。食料が配給される避難所に到着して一段落した後でも、何かと必要なものが出てきます。その時のためにも現金を所持していないと困ってしまいます。

POINT

無料配布される水・食料・毛布以外にもほしい物がある

 銀行のATMでキャッシュカード、またはクレジットカードが利用できる日までを考慮すると、多めの現金を防災グッズに入れておくようにします。

1万円~2万円の現金では足りない

 しかし、普段の生活において財布に大量の現金を所持している人はあまりいません。過去の災害時のデータでは・・

POINT

実際に所持していた現金は1万円から2万円

 あたりが多かったことが分かっています。

 いつもの生活では、財布の中にキャッシュレス決済が可能なカード(クレジットカードや電子マネー)を所持しているため、現金を多く所持する必要は無いのですが、急に災害に遭遇してしまうと足りなくなってしまいます。

電力が寸断された状況ではキャッシュレス決済は使えない

 財布の中のカード すべてが使えないとき、価値がるのは現金のみとなります。

緊急時に使える現金の代わりとして

 いつも便利に使っているカードは、震災のときには出番が無くなり このような状況になります。

  • 現金払い どのような買い物でも利用できる
  • クレジットカード 電力とネット回線が必要
  • 電子マネー 電力とネット回線が必要

 このように見ていくと、震災などがあってネット回線が寸断された環境では、現金払い以外は使えないということになります。

 ただ、広大な地域がすべて停電・ネット回線が寸断されるというのは考えにくいので、プリペイド式電子マネーを所持しておくことも大事です。

電子マネーが利用できる可能性がある

 クレジットカードは、暗証番号での認証に関する問題などがありますが、自動販売機で使える電子マネーであれば、比較的利用できるチャンスはあるかもしれません。

 実際に過去の自然災害時に、交通系の電子マネー(プリペイドでチャージするタイプ)を所持していると自販機でドリンクが購入できる状況がありました。

POINT

電子マネーカードにチャージして手元に置いておく

 ここで注意したいのは、現金(小銭)の所持が万能なわけではなく・・

自動販売機の釣り銭が足りなくなると利用できなくなる

 ということも考えられます。被災地周辺となれば、しばらくはメンテナンスの担当者が巡回してこない可能性があります。つまり、自販機内にドリンクがあっても購入できない状況になります。

 ですが、最近増えている電子マネーの利用できる自販機(マルチマネータイプ)は、「釣り銭切れ」のエラーで販売停止となることはありません。

災害時は最低でも5万円ほどの現金を所持したい

 このように見てくると、災害時には現金を所持は最低限必要であり安定した生活が出来るまでどれくらいの期間が必要であるか分からないので、最低でも5万円(できれば10万円)ほど所持しておきたいところです。

POINT

5万円から10万円ほどを現金で所持しておきたい

 そして、被災地周辺から電気・ネット回線の復旧作業が進んでくると、今度はクレジットカードが使えるようになるはずです。

 クレジットカードは、現金をまったく所持していなくても「後払いのシステムで」何十万円もの商品を購入できるので、大きな安心につながるはずです。

災害時に「へそくり」を無事に救出する

 災害があったときには、防災グッズのリュックなどを手に取ってすぐに外に飛び出すことが考えられます。つまり、家の中に置いている貴重品の確保よりも身の安全を優先します。

 そのような時でも、家に保管している現金を持ち出す方法として・・

「へそくり」の隠し場所を防災グッズのリュックにする

 という方法が有効です。

 本の間や、タンスの奥など、へそくりらしい隠し場所ではなく、緊急時に持ち出すことを優先します。また、タンス預金として「銀行へ預けずに自宅保管」を想定しているお金や貴重品も・・

小型金庫ではなく「防災グッズのリュックに保管」

 としておくと、無事に運び出すことに成功します。

まとめ:災害時に必要なお金はいくら?

 クレジットカードは、停電している地域では使い物になりませんが、被災地の復旧次第では、最も信頼できる所持品となるはずです。特に重要なのが・・

POINT

ステイタスの高いカードは災害時の保証サービスが適用

 となります。ゴールドカード以上となる付帯保険の充実したクレジットカードの会員であるなら、災害時で使用したお金(被災地の暮らしで使ったお金)が戻ってくる可能性もあります。

Posted by mon