デフレから脱却できないのはなぜか?モノとお金を分かりやすく

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節約を念頭においたお金を使わない生活習慣を維持する事ができるのは、激安の商品を品揃えしているスーパーが多いからです。スマホやタブレットで簡単に近くのお店の特売情報をチェックすることができるので、いつも格安な商品を探して手に入れることが可能になっています。

このように、安く商品が手に入る状況はデフレと言われます。デフレの状態になるとモノが安くなるので、困窮した生活をしている人に取っては非常に楽になります。しかし、この状態がいつまでも続くのは経済的に良くない状況となります。

デフレの状態は何故いけないのか?このあたりを詳しくチェックしていきます。

デフレとは?

デフレ(デフレーション:Deflation)とは、商品として提供されているモノやサービスなどの価格が低下することです。

コーヒー1缶の適正な価格が100円程度であった場合。

コーヒー1缶 100円 適正な価格
コーヒー1缶 50円 デフレ(モノの価値が安い)

缶コーヒーなどの価格は、適正価格が100円で、自動販売機やコンビニが120円程度、スーパーで特売になると70円程度まで下がる事もあります。しかし、デフレの状態になると常に50円で売られるようになります。

人気のメーカーの商品が50円で販売するようになると、ライバルメーカーも後追いで価格を50円より安くするようになり、最終的には45円程度に価格が落ちつく可能性もあります。このようなギリギリまで値下げが続いてしまうのがデフレとなります。

デフレスパイラルとは

実際にスーパーのプライベートブランドなどをチェックすると、29円で販売される缶入りのコーラやソーダ、緑茶やウーロン茶などが豊富にあります。これは日本がデフレの状態になっている状況を確認できる1つの答えです。

デフレの状態が続くとデフレスパイラルとなる可能性があります。

安い商品が好評であり、消費者は更に安い商品を買うようになる
↓  
企業は利益を少なくして、よく売れる安い商品を作るようになる
↓  
利益が減っても商品の製造は続き、従業員の給料は下がる
↓  
給料の少ない従業員は安い商品しか買えなくなる
↓(1に戻る)

このような悪循環がいつまでも続く事がデフレスパイラルと言われる状況となります。現状の日本も、まさにデフレスパイラルが続いている状態となります。

消費者側の考え方でいくと、100円ショップで手に入るモノで高品質なモノを探したり、ネットショップで最安値の商品を送料無料で手に入れるなど、簡単に安い商品の情報をチェックできるため買いやすい環境となっています。

デフレを止めるためには

デフレの状態を改善させるには、消費をもっと高めていく必要があります。市場にお金が少ないのでモノの価値が下がってしまうので、そのバランスを調整する為にお金を増やしていきます。

  • 税金を安くする
  • 公共事業を増加する
  • 社会保障を増やす
  • 低所得者に手当(お金)を配る

等があります。ですが、日本人は基本的にはお金が手元に多く入っても消費しようとはせずに貯金をする傾向があります。そのため、政府が様々な刺激を与える対策を打ち出しても、なかなかデフレの状態が改善していかない現状があります。

市場に必要なお金を操作するためには日銀の金融政策も重要な役割があります。消費税が上昇してくると、お金の消費は更に停滞する可能性があるため、安心してお金を使えるようにしていく為の対策が最重要となります。

中央銀行が対策をすることで改善できる

デフレ脱却のためには金融緩和が必要であり、そのために中央銀行が紙幣を発行して市場に供給していく必要があります。市場のお金が増えるということは、モノとのバランスが取れるようになり、市場の商品の価格が適正な状態に維持できるようになるはずです。

日本は物価の上昇率が安定してる傾向があるため、その状態を維持しながらインフレにしていく金融政策を進めていくことが重要となります。他国を見てもデフレの状態を改善できた国も多い事から、デフレは必ず脱却できると考えられています。

まとめ:デフレとは

デフレの状態になってしまうもう一つの要因は、安い商品を作るために海外で商品を作ってしまう傾向です。国内の雇用が減少するということは、働いてお金を手にする人が減少するので、余計に物が売れなくなってしまい、安い商品の注目度がさらにたかまってしまいます。

デフレスパイラルを解消していくためには、銀行に預けているお金を下ろして高い金額の商品を買うことが求められます。お金を積極的に物に換えることがデフレ脱却の一番の近道となります。

日本には技術力があるので、コストの安い材料を使って品質の良い商品を作り出す事ができます。外国から入ってくる安い商品を手にするのではなく、メイドインジャパンの優良な商品を購入することが重要です。

価格が多少高くなっても、より価値のある良い物を購入する習慣が定着していけば、デフレの状態が改善していき、企業のお金も増えて給料がアップする可能性が高まります。

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