個人信用情報機関 延滞情報|履歴の解除・時効とは?JICC

 お金の借り入れを申込み、審査の際には「約束を守って返済してくれるのか?」をチェックするために・・

POINT

個人信用情報機関(JICC・CIC)へ情報を問い合わせる

 手続きがあります。この「個人信用情報機関」には、申請者の過去の借り入れ情報があり、正しく返済が完了できたのか分かります。

 そして、気になるのが「延滞情報」です。この延滞履歴が時効になる時期、または解除する方法があるのかについて見ていきます。

個人信用情報機関とは

 まず「個人信用情報機関」の説明となりますが、「延滞情報の解除・時効」について知りたい方は「第6章:延滞履歴の時効・解除できるのか?」へ飛んでください。

 個人信用情報機関は三つあります。

それぞれの業態の違いから独自の個人信用情報機関を設置している状況があります。

  • 掲載している情報は、氏名、住所、生年月日などの個人情報
  • 個人の金融取引の情報を(10年以内)を記録している
  • 銀行をメインとしている期間と、クレジット、消費者金融の機関がある
  • 三つの個人信用情報機関は情報を共有している

 個人を特定するための情報と、借り入れ履歴・返済の状況か記録されており、この情報を基に「新たなローンの審査」が行われます。

債務整理・自己破産について記載されている

 重要なのは、債務整理や自己破産の経緯が記載されていることです。この情報がある事によって全ての借入ができない状態となります。一般的には・・

  • 自己破産のは10年以内に情報が消される
  • 債務整理は5年前後に消される

 という決まりとなっています。信用情報機関に「過去の支払い延滞情報」などのマイナスな情報が記載されていたとしても、時期が来るとその情報は抹消されることになり、以前と変わらず融資可能な状態となります。

 次は三つの個人信用情報機関の特徴や違いなどを見ていきます。

CICクレジット系情報機関とは

 クレジット会社などが利用している機関が、CICクレジット系情報機関となります。クレジットを申請する際に個人の属性をチェックします。属性とは・・

  • 年収
  • 過去の契約内容
  • 支払いが滞った情報
  • 残債額(ローン返済中の返済が残っている金額)

 などが記録されています。CICの情報は、いくつものクレジット会社が共有しています。このCICクレジット系情報機関に加盟している企業は非常に多くあり・・

POINT

  • 銀行
  • 消費者金融
  • 流通系のクレジット会社
  • 銀行系のクレジット会社
  • 保険会社やリース会社
  • 携帯電話会社

 など、様々な企業が加盟しています。

全国銀行個人信用情報センターとは

 全国銀行個人信用情報センターは、全国銀行協会に加盟している銀行が利用する信用情報センターとなります。

  • クレジットカードの契約内容・返済状況
  • ローン・クレジットカード申込み内容
  • 不渡情報
  • 本人申告情報(盗難・同姓同名の恐れ)

 などが記載されており、キャッシングの審査、土地購入や高額商品の購入しに利用されるローンの審査の際に与信取り引きの判断のために利用されます。センターの加盟資格は、

POINT

 となります。要約すると、全国の「銀行」と「信用金庫」が全国銀行個人信用情報センターを利用していることになります。

JICC 日本信用情報機構

 消費者金融などの「買い付け業者」の8割が加盟しているのが「JICC 日本信用情報機構」です。信販会社やクレジットカード会社など、様々な業種も加盟しています。加盟店の例として・・

 などがあり、全ての業種を網羅している個人信用情報機関となります。その情報の正確性は・・

他の個人信用情報機関よりも高い

 と言われています。ローンやクレジットの借入時や返済の延滞などの情報は「リアルタイムで情報が集積」されて更新されます。

 そのため、現在の段階で借入が残っていながら、他社へ借入の審査を依頼しても、「JICC 消費者金融系情報機関]」の情報を参照するだけで、複数の企業へ借り入れ申請をしていることが分かります。

個人でも自分の信用情報を参照できる

 個人信用情報機関の情報は、消費者金融やクレジット会社、信販会社などが情報をアクセスして参照しますが、この情報を・・

自分で見る事ができる

 ただし、他人なりすまして閲覧されないようにするために、本人確認が求められます。

  • 窓口に足を運び身分証を提示する方法
  • 自宅の住所へ信用情報を郵送してもらう
  • 個人が特定できる携帯電話から依頼する

 このように簡単は手続きだけで、個人信用情報機関の情報をチェックすることができるます。そのため・・

POINT

  • ローン(自動車・住宅・教育)の審査に通過できない
  • クレジットカード・消費者金融・キャッシングの審査に何度も落ちる

 ようなときには、何が問題となっているのか自分で確認することができます。次は、「延滞情報・延滞履歴」の解除についてです。

個人信用情報機関へ記録される延滞情報

 個人信用情報機関には、現在の借り入れ中(ローンを返済途中)の情報、そして借入の申込みをした情報、自己破産などの情報に加えて、「延滞した情報」が記載されます。延滞とは・・

POINT

返済(口座引き落としに指定した日)から1日でも過ぎること

 となります。この「1日でも・・」という条件での延滞の情報は、個人信用情報機関へ書き込まれることは(基本的には)ありません。

うっかり忘れていた・・は大丈夫?

 返済予定日に、指定している口座に残高が足りない場合には、再度引き落としをする期日が記載されたハガキが届くはずです。そして、再度の引き落とし日にも応じない(残高不足)なら・・

個人信用情報機関へ延滞情報が記録されます

 様々なローンやキャッシング、サービスの支払いに応じなかった場合、「延滞履歴」として残りますが・・

携帯電話は月末までは延滞しても止められない

 というような考え方で安易に延滞することは問題です。クレジット会社によって・・

  • 2週間後:督促状の期日に「延滞履歴」として記載する
  • 翌月の月末を過ぎると「延滞履歴」を記載する

 のように個人信用情報機関へ情報を記録するルールが違ってきます。この「延滞履歴」の記載については、銀行は要注意です。

銀行系カードローンはすぐに延滞情報が載る

 個人信用情報機関へ「延滞情報」が記載されるタイミングが早いのが銀行です。カードローンの引き落とし日に残高が足りずに延滞してしまうと・・

数日中には「延滞履歴」が個人信用情報機関へ記載される

 ことになります。一度、延滞情報が記載されると2年間は消えないので、銀行系のカードローンを利用しているなら 「うっかりで忘れて・・」は、1日であっても要注意です。

 銀行系のカードローンは、消費者金融よりも申込み審査が厳しめとなりますが・・

POINT

返済時のルールの厳守

 も厳しめです。銀行に限りませんが、「約束した返済日」に遅れることはあってはいけない事です。

延滞履歴の時効と解除

 支払いが遅れてしまい「延滞情報」として記載されてしまうと、先に書いたように「2年間」履歴として残ります。つまり・・

履歴延滞の時効は、記載されてから2年

 となります。一般的には「金融事故」「ブラックリスト」などと言われますが、「金融ブラック」と言われる状況になるのは まだ先です。

3ヶ月以上・5回の延滞から危険域に

 個人信用情報機関へ「支払い能力がない危険な人」として情報が書き換わる(いわゆる金融ブラック)になるのは、支払いの延滞が発生してから度重なる督促状を無視し続けて・・

3ヶ月目あたり(または61日などがある)

 が、ローンの契約が強制解除され、他社からの新規借り入れが「全て拒否」される危険域です。

POINT

金融事故と言われ、クレジット会社では「異動情報」という扱いになります

 ここまでくると、延滞情報(金融事故)の履歴が5年以上(10年の場合もあり)も残ることになります。「ブラックリストに掲載」とは、この状態を言います(実際に黒い色の帳簿に記載されることではありません)。

解除することは可能か?

 延滞履歴の記録が大量になって、金融ブラックの状態になると、個人信用情報機関に書かれているブラックの情報を参照したクレジット会社は、全て借り入れの申請を断ります。返済の可能性がないので当然のことです。

 借り入れ先を見つけるには「個人信用情報機関のマイナス情報を解除」するしかありませんが、この金融事故の履歴を・・

POINT

解除することはできません(方法がありません)

 ただし、明らかにミス「借り入れ・返済の金額・時期に誤りがある」なら、指摘・修正してもらうことで間違った延滞情報をクリアし、金融ブラックが解除になる可能性があります。明らかな人的ミスとなるとは・・

  • 自己破産の手続きで解除漏れ(登録の消去ができていない)
  • ローンが完済した後にも「延滞情報」が残ったまま

 などの可能性はあります。身に覚えのない部分があるなら、指摘して再確認していもらうべきです。その他、登録されている個人情報・過去の借入の金額が間違っているなら「正しい情報に書き換える」ために申請ができます。

 情報が正しいなら、内容が不満でも「解除される可能性はない」ため、5年(または10年)の期間を待つしかありません。

まとめ:延滞情報|履歴の解除・時効とは?JICC

 いくつもローンやキャッシングのサービスを利用していると・・

銀行にお金を入金するのを忘れていた!

 ということが起きることがあります。すぐにクレジット会社へ電話して指示通りに入金したり、数日後に届く督促状のハガキの指定された方法で払えば問題ありません。

 しかし、お金がない厳しい時期が続くと「延滞情報」が増えてしまい、個人信用情報機関に金融ブラックとして登録されてしまいます。一度掲載されると解除できず、苦しい生活が続いてしまいます。

Posted by mon