拾ったクレジットカードを使用するとどうなってしまうのか?

お酒を飲みに行き、酔っ払って財布を落としてしまったという話を聞くことがあります。落とす人がいるのであれば、思いがけず財布を拾って他人のクレジットカードを手に入れる人もいます。その拾ったクレジットカードをどのように判断するかがポイントです。

クレジットカードを拾ったときの正しい判断
1.警察に届け出る。拾った場所と時間、自分の連絡先を記録する
2.落とした人が見つかると、僅かながらの謝礼金が頂ける可能性がある

拾ったクレジットカードの有効期限が過ぎている場合には、「利用できない処分したカード」と安易に考える人もいますが、ネットで悪用できる可能性が高いため利用できるクレジットカードと同様の対処が求められます。

拾ったクレジットカードでできる事

まず、拾ったカードが有効期限の範囲内であるなら、以下のような使い方が可能となります。

拾ったカードにて不正にサービスを利用すると必ず足がついて(記録が残って)しまう事となります。上記の方法では、全てにおいて足がつきます。

監視カメラがセットされている

銀行のATMだけでなく、スーパーやコンビニ、デパートなどレジで決済をするショップには監視カメラがセットされている可能性が高く、拾ったカードを使う様子がそのまま映像で残ります。

拾ったカードの使用者はビデオに映像が残る

コンビニATM(Eネットやロッピー)、銀行ATMにて拾ったカードを差し込み、クレジット会社からお金を貸してもらう手続きをする時にも、ATMの利用者はカメラで撮影されています。

ネットゲームの課金は大丈夫?

拾ったカードで決済ができる方法の中で、監視カメラにも映らず自分の個人情報が不要で利用出るサービスとして、ネットゲームの課金に使用する方法があります。

オンラインゲームではプライベート情報なしでアカウントを取得することができ、クレジットカード課金が可能となります。つまり、匿名で拾ったカードで課金することで、自分の名前や住所や電話番号などの情報を使わずに利用できます。

ネットのデータも履歴が残る

「匿名のアカウントでカードを使えば大丈夫?」と思われがちですが、ネットのデータ通信の履歴から住所が特定できます。

ネットのデータのやりとりから場所が特定できる

ネットのサービスは、不特定多数の人が自由にネットで好きな事をやっているように思われがちですが、実際の所は誰がアクセスしているのか特定することが可能です。

拾ったカードの犯罪は徹底的に追求される

インターネットに接続すると、接続を受け持っている会社(プロバイダ)は、個人の自宅にあるパソコンと世界中の情報を繋ぎます。そのためには、世界からデータを集めてきて、個人のパソコンに転送するための情報が必要です。

アクセスしたパソコンの情報が必要である

つまり、「どの住所のパソコンからネットへリクエストしたのか」情報を保管して、その答えを再びパソコンに転送します。この時、自宅近くのアクセスポイントを経由した履歴、場所、時間、契約している人の情報が残ります。

ネット犯罪の多くは履歴から個人が割り出せる

そのため、どこの回線から利用しているユーザーであるのか特定することは容易です。警察が情報開示請求をすると、犯罪捜査の場合には全ての企業が協力するはずです。

情報開示要求するとネット接続業者が情報を開示する

このようにネット接続のプロバイダでは、どこの住所からの接続であるのか接続ログを確認して警察に報告します。このように利用者のホスト(端末)を辿っていけば、拾ったカードを不正に利用した人の自宅を特定できるのです。

組織犯罪の可能性がある

クレジットカードの不正利用をする犯罪集団は、大量のカードを盗難(またはスキミングでカード情報を収集する)などして集めます。そして、足が付かない(記録に残りにくい)方法を試行錯誤していきます。

大きな組織はカードを大量に集め不正利用する

組織的な手口が巧妙化してきていますが、クレジットカード会社と警察のサイバーパトロールも非常に厳重になってきており、不正利用の抜け道は無くなっています。

有効期限が切れたクレジットカードの場合

有効期限が切れたクレジットカードを「利用できないカードなのでゴミである」として、紛失しても気にしない人います。しかし、カードを悪用する観点から考慮すると、利用価値が十分にあります。

  • 正確なクレジットカード番号を確認できる
  • カードの登録者の名義を正確に確認できる
  • 有効期限を確認することができる
  • カードの裏に記載されているセキュリティコードが確認できる

このうち、新規に発行されたクレジットカードとの相違は「カードの有効期限」、「セキュリティーコード」です。有効期限は一般的には「5年先」となるため、有効期限が切れたカードから現在のカードの利用期限を簡単に推測できます。

そして、もう一つがセキュリティーコードです。3桁の数字がカードの裏面に記載されていますが、この数字はカード更新ごとに新たな数字が設定されます。そのため、旧カードの情報から「新しいセキュリティーコード:3桁の数字」を予測することは困難となります。

古いカードはハサミを入れるように

セキュリティーコードで守られているとは言っても、3つの数字が当たればネットショップなどでカード決済が可能になるので、拾ったクレジットカードを悪用される可能性は十分に高いことが分かります。そのため、カード会社では旧カードの処分へ細心の注意を促しています。

  • ハサミを入れてカードとして利用できない状態にする
  • シュレッダーにかけて番号が分からないようにする
  • ゴミとして出さず他人の目に触れない場所にて保管を続ける

クレジットカードの自動更新は信用情報をリフレッシュし現状を確認して承認する作業であり、その際に利用できなくなった旧カードを正しく処分する必要があります。

まとめ:拾ったカードを使用すると・・

本当にお金がない厳しい時期であったとしても、拾ったカードを不正利用する考え方は絶対に止めるべきです。どのような使い方でも必ず足が付くので、証拠を残さず逃げ切ることは困難です。

人生に大きな汚点を残して後悔しないようにするためにも、拾ったクレジットカードは警察に届けるべきです。すると、多少なりとも謝礼金が頂ける可能性があります。

Posted by mon