カジノ 反対の理由・裏話|ある国の悪い点・衰退 日本はいつ?

 日本にカジノがオープンするのはいつになるのか・・正式に決まった法案・うわさ・裏話を検索する方も増えてきました。

海外マフィアが増えるのでは?

 このようなマイナス要素を心配する方、パチンコ業界の衰退など、悪いウワサばかりが目立ちます。そんなカジノ反対にまつわる・・

  • そもそもカジノを作る理由とは
  • パチンコ業界への影響
  • 日本にくるのはいつ?

 これらの疑問を中心に分かりやすく見ていきます。

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カジノ法案の内容とは:施設数、入場料、カジノ税など

 2018年7月に可決された「IR法案:カジノ法案」とはこのような内容になっています。

カジノ法案で決まったこと
カジノ税(収益)カジノ粗収益から30%を徴収
施設の予定カ所国内3カ所
入場料6,000円
観光客(海外国籍)の入場料無料
本人確認の手段マイナンバーカード

 もっとも注目を集めている施設を建設する候補地ですが・・

北海道・東京・大阪・神奈川・長崎

 このあたりが現在の候補となっています。

 沖縄も立地条件が良好であるため有力だと言われていましたが、知事・県民の反対の声が強くあること、知事が交代しても「カジノ反対」の意志を継続している現状からすると、候補としては微妙な感じになっています。

国民は「賛成」よりも「反対」を支持している

 このカジノ法案が興味深いところは、国民の賛成意見が多くない中で可決されたことです。朝日新聞社が実施した「法案成立直前の世論調査」では・・

朝日新聞社の世論調査「カジノ法案を成立させるべき?」
成立させるべきその必要はない
17%76%

 これくらいの差があります。この反対意見を見ると男性よりも女性が「より反対意見が多い」ことが分かっています。

 どうしてカジノ建設を反対する方が多いのか?その内容を見ていきます。

カジノが不要だと考えている方の意見

 日本でカジノ建設の話が出た当初から「カジノ不要論」を唱える方は多くいました。

POINT

  • パチンコがあれば十分・両方は不要
  • 裏業界の方が海外から来日してしまう
  • 犯罪・マネーロンダリングに利用される

 マネーロンダリングとカジノの関係は頭を悩ませる問題です。この内容については「マネーロンダリングの手口 資金洗浄の仕組み」のページに分かりやすくまとめています。

ギャンブル依存症対策は必要か?

 日本でのカジノ建設と取り上げるワイドショーが増えていますが、出演しているコメンテーターなどは・・

POINT

カジノがオープン = ギャンブル依存症の方が増加

 この懸念を口にする方が多いですが、この考え方はおかしい(テレビ向きの発言)と言えそうです。

 日本は古くからパチンコ・パチスロ大国です。人口の多い駅前には決まってパチンコ店のネオンがあり、昔からずっと簡単にギャンブルできる環境にあります。それなのに「カジノで悪影響になる」という発想はおかしいといえます。

すでにギャンブル依存症になっている

 休日、仕事帰りでもパチンコ店にすぐに行けるので、賭け事が好きで止められない方は すでにギャンブル依存症に悩まされています。厚生労働省が発表している情報によると・・

ギャンブル依存症の疑いがある方は約320万人います

 これは国民の成人3.6%が該当します。

 この数字は他国と比べても非常に高い数値です。「賭け事で楽しみたい」と思ったら、駅周辺にあるパチンコ店がすぐに見つかる 日本ならではの結果だといえます。

カジノオープンは賭け事の遊びが1つ増えるだけ

 「パチンコ・パチスロ」「競馬」「競艇」「競輪」など、すでに国内でギャンブルで遊んでいる方が大勢いる中で・・

カジノを建設するとギャンブル依存症の方が増える

 この考え方は、間違っていることが分かります。

 スマホでゲームをしている方へ、「Playstation4」「Nintendo Switch」「3DS」を与えるようなものです。ギャンブラーの財布のお金は決まっているので、「どこでギャンブルをするか」の違いだけとなります。

カジノは必要!カジノを作る理由:メリットとは

 2016年の年末に「アジア第2のカジノ市場へ」という日本経済新聞のニュースが出る頃には・・

POINT

  • 外国人観光客の国内消費額を増やす
  • カジノの収入は1.5兆円、経済効果は7兆円
  • アジア有数の観光地となり景気改善

 このような印象が強くなりました。巨額の税収が魅力なので、デメリットがあったり庶民に「反対派」が多くても「カジノを作るメリット」に注目が集まってカジノ法案可決までこぎ着けています。

 すでに法律では「建設OK」のサインが出ているので、建設に向けた様々な会合が続けられ、後に具体的な構想が見えてきそうです。

パチンコ業界への影響はどのくらい?

 ここで問題となるのが、パチンコ業界への影響です。まず前提として、日本のおかしなルールですが、法律としては・・

パチンコ店は「ギャンブルではない」

 こんな法律なので、住宅地のまわでも建設もOKとなっています。ですが、カジノ施設が許可されているのは「リゾート地区」となるので・・

住宅地からは遠く離れています

 そのため、移動する時間とコスト(タクシー料金)なども必要になってきます。

カジノに入るには入場料を支払う

 さらに他のギャンブルと違ってくるのは、カジノへ入場する度に日本在住であるなら「6,000円」の入場料を支払います(海外からの観光客は無料)。つまり・・

ヒマなので、ふらっと駅前でパチンコ

 このような遊び方ができません。カジノはリゾート施設の中に富裕層の娯楽として建設するので、これまでのパチンコファンがカジノへ流れていき・・

  • パチンコ店の利用者が減少
  • パチンコ業界が衰退していく

 こんな流れになる可能性は低いはずです。

カジノ建設まではまだ遠い道のり

 実際にカジノがオープンするまでには、まだまだ時間がかかります。現在は・・

POINT

統合型リゾート推進法案 → 実施法案が成立

 この話し合いが終わった段階です。「日本に統合型リゾート施設を作って良し」という決まり(許可が出た)段階です。これから・・

候補地の選定 → 施設の設計 → 建設開始

 この流れになる予定ですが、最も「もめる」要素が大きい部分です。テレビのワイドショーに何度も取り上げられた築地市場の移転に関する「豊洲問題」では・・

POINT

  • 建設前の検査が不十分
  • 検討している時間がない
  • 賠償金はどうする?

 これらの予定外のトラブルが続いたため、当初の予定から大幅に遅れることとなりました。カジノ建設においても 巨大な利権がらみのお金が動くので、予定外の問題が出てくる可能性があります。

2020年にカジノをオープンは無理

 カジノ法案の話が出た頃には、東京オリンピックの話で盛り上がる時期でもあったため、早めに法案を可決して建設を開始すると「東京オリンピックに間に合う」という予定でしたが、すでに不可能な時期になっています。

建設地決定 から オープンまでは5~7年ほどかかる見通し

 統合型リゾート施設とは、スロットマシン、ルーレット、テーブルゲームができるアミューズメントホールを作るだけではありません。

 ゲームができる「ゲーミング区域」の面積は、後で(政令で決定される予定)ですが・・

IR施設の延べ床面積の3%まで

 このようになりそうです。つまり、残りの97%はカジノ以外のアミューズメント施設や宿泊施設が占めることになります。大規模な施設の建設が予定されるので、5年以上はかかる見通しになっています。

海外からは「カジノ規制が厳しすぎる」という意見も

 海外から日本のカジノ事業へ参入したい企業からは不満の声も出ています。多く聞かれる不満はこの3点です。

POINT

  • カジノ税率30%が高い
  • 日本人の入場者制限(規定)がきつい
  • カジノが占めるIR施設の延べ床面積がきつい

 カジノ税率30%は、他国のカジノ施設よりも高めの設定となっています。マカオはカジノ税率が39%と、日本のカジノ税率30%よりも高い設定になっているのですが、しかし・・

マカオは法人税は「0%」

 という国であるため、カジノで利益が出て税金を納めるときには、「法人税0% + カジノ税 39% = 39% 」を国に納めます。それに対して、日本の場合は、法人税を35%とした場合では・・

法人税35% + カジノ税 30% = 65%

 という高額な税金を納めることになってしまいます。

 シンガポールは「法人税17% + カジノ税15%(条件によって22%)= 32% 」です。こうして比べると、日本はカジノに設定した税率、そして 法人税も非常に高いことが分かります。

カジノに遊びに行くたびに6,000円は高い?

 海外の外国のカジノ・リゾート運営会社からは、日本人がカジノへ入場する際に支払う6,000円の負担は大きすぎると見ています。アジア周辺国のカジノの入場料と比べてみると・・

カジノの入場料 自国の国民と観光客
自国民の入場料日本円では?観光客の入場料
日本6,000円6,000円無料
シンガポール100シンガポールドル約8,100円無料
マカオほとんど無料0円無料
韓国無料0円無料

 このようになります。

 日本はシンガポールのカジノをお手本にしているため、入場料は6,000円に落ちつきましたが、世界的には「高い」と言えます。

まとめ:反対の理由・裏話 ある国と業界衰退 |2019年版

カジノだけが注目されがちですが・・

POINT

日本にアジア最大級のリゾート施設が誕生し、海外のセレブが来日

 このように考えるなら、それほど悪い印象にはならないはずです。ラスベガスでしか見る事のできないようなエンターテイメントが 毎年のように日本で楽しめる日がくるかもしれません。

 そして、あまり話題に出ませんが「数万人の雇用が生まれる」メリット、そして観光客が落としていくお金で景気が改善し、長らく問題視された「財政赤字の拡大」を止める事ができるかもしれません。

 以上、カジノ 反対の理由・裏話|ある国の悪い点・衰退 日本はいつ?...についてでした。