車を買わずに「使いたいときだけ借りる」のはお得なのか?

ライドシェアのデメリット、メリット|日本のライドシェアサービスとは?

 最近では若い方を中心に「マイカー無しでは仕事・遊びも困難」という方は、それほど多くない時代になってきました。

車は必要な時だけあればいい

 この考えがあるので、家族で共有している車を必要な時だけ使用したり 短時間のレンタルを試みます。

 レンタカーは観光客向けのサービスなので高コストなデメリットがあり、ライドシェアのサービスに注目が集まっています。この車をシェアするサービス:ライドシェアにまつわる・・

  • ライドシェアのメリット・デメリットとは

  • カーシェアリングより優れている点

  • 危険性は改善されたのか?(なぜ怖いと言われるのか)

 これらの疑問を分かりやすく見ていきます。

ライドシェアリングがタクシーよりも利用される都市

ライドシェアリングとはどんなサービス?

 日本では「ライドシェアって何?お得な乗り物?」という方もいる中で、ライドシェアのスタイルが確立したアメリカでは・・

タクシーよりライドシェアが人気の都市があります

 Uberが最初にライドシェアのスタイルで乗車を始めたのが2010年、その翌年にはサービスのキモとなるアプリをリリースしました。そこから6年後の2017年の7月、ニューヨーク市でのライドシェア利用者はこのようになりました。

ニューヨーク市一ヶ月の乗車数
ライドシェア28万9,000回
タクシー27万7,000回

 ここ数年は経済の落ち込みなどもあって停滞していますが、より経済活動が活発になってくると、ライドシェア人気がタクシーを大きく引き離していく可能性は高そうです。

デメリットばかりのライドシェアが人気になる理由とは

デメリットばかりのライドシェアが人気になる理由とは

 ここで疑問が出てきます。

面倒なライドシェアを選ぶのはナゼ?

 あいのり文化のない日本では、知らない人の車に乗るメリットがイメージできません。初対面のドライバーに → 挨拶して・・機嫌を損ねないトーク、犯罪者じゃないか不安になる事もあるかもしれません。

 実際にライドシェアを手配するときは・・

  1. アプリで地域を選択
  2. ドライバーのステータスを見て比較(安全な人?)
  3. 予約を入れる
  4. 乗車

 この行程があります。

 タクシーなら道路沿いで手を挙げると→ 乗車です。目的地を伝えたら、あとは気をつかうこともなく寝ていてもOKです。なので・・

ライドシェアめんどくさっ!

 デメリット多数のように思えます。ですが、そんな手間をかけても利用者が増加しているのは、大きなメリットがあるからです。

ライドシェアのメリット:お金の節約、渋滞緩和など多数

ライドシェアのメリット:方向が同じならお金の節約になる

 まずはライドシェアの一般的なメリットからです。同じ会社へ向かう従業員同士、または、全く知らない人同士であっても車をライドシェアすることは多くのメリットがあります。

ライドシェアのメリット・人気の理由
ライドシェアのルールメリット
車の共有ガソリンの消費が減少
車両が減少交通渋滞が緩和される
料金が安いタクシーより安い
ドライバーを事前確認安全運転の履歴・保険完備

 ライドシェアの利用者が増えると、走る車の数は少なくて良いことになります。渋滞緩和でガソリン減少 = CO2削減でエコです。複数人で1台を使う場面では「割り勘」の効果でさらにリーズナブルになります。

 距離から分かるガソリン代はこちらでチェックできます。

 タクシーを乗っていて予想外に料金が高くなっている理由はこちら。

 タクシー・ハイヤー・レンタカーなど、車で移動するサービスの中では利用料金は最も安くなるため、日本でもライドシェアを歓迎する方は多いはずです。

あまり語られないデメリットがある

あまり語られないデメリットがある

 ライドシェアは商用ライセンスが不要なので誰でもOK。しかも、ヒマな時間にマイカーで稼げるので、仕事が見つからない低所得層には最高にラッキーな仕事です。

  • ドライバー → 仕事が見つかってラッキー

  • 乗客 → タクシーよりも安くてラッキー

 Win-Winな関係と言われそうな状況ですが、実際は少し違っています。

運転手は最低賃金よりも低い賃金を支払うことが多い

 タクシー会社では・・車のメンテナンス、ガソリンの給油、保険についても企業間でコスパのよい契約があります。車は頑丈で長持ち、交換パーツは安くなります。一方で個人のライドシェアドライバーは、

POINT

車両の代金、修理、メンテ、給油、車検が自己負担

 車にかかる維持費で大きく消耗してしまい、残ったお金(利益)を時間で割ってみると、最低賃金よりも低い結果になることがあります。

ライドシェアがタクシーより人気のカラクリとは

ライドシェアがタクシーより人気のカラクリ

 ライドシェアの利用者が増えるに従って、タクシー会社は客が取られてしまう → 利益の減少から、中には職を失う者がいます。

 車のドライバーがつぎの仕事を探すと、今のトレンドも考えて・・

ライドシェアのドライバーをします

 つまり、車を乗り換えただけです。

 ですが、ライドシェアは2~3割安い運賃になるので収入は減ります。ライドシェアが人気になったおかげで大損です。ですが一方で、この流れを喜ぶ方もいます。それは・・

タクシーのレンタルリースが無くなるから

 という理由です。

 高額なリース費用を毎月払うのがデメリットだと感じるドライバーもいて、損・得の考え方が変わります。このあたりで分かるのは、タクシー会社もドライバーもライドシェアの登場で疲弊していることです。

日本でライドシェアサービスが普及するのはいつ?

日本でライドシェアサービスが普及するのはいつ?

 海外で人気のライドシェアサービスがタクシーより支持されるほど良いのであれば、お金がなくてコスパを求める日本人にも受け入れられるはずです。

ライドシェアサービス 日本はいつ?

 海外でUberが成功しているニュースを見るたびに「日本のサービスはまだ?」と言われ続けました。日本で同じライドシェアと同じタイプのサービスを提供している企業はいくつもありますが、運営状況はこうなっています。

日本のライドシェア(のような)サービス
企業名現在の活動
CREW無期限の休止中
nori-na2019年停止
notteco運営中

 海外のUberLyftをライドシェアとするとき、日本で提供されたライドシェアサービスは少し違っています。それは・・

白タク行為を禁じる法規制

 コレがあるためです。

 どうにか規制されていない範囲を利用したサービスを構築しても、なかなか本場のライドシェアの魅力(SNS、マッチングアプリのような快適さ、コスパ)に届いておらず、受け入れられていない状況があります。

日本で収益あり:黒字のライドシェアサービスはナシ

 厳しい状況はこれからも続きそうです。

ライドシェアが必要とされる場面とは?

 現在も運営を継続しているライドシェアサービス:nottecoでは、こんな取り組みも行っています。

ライドシェアサービスnotteco 西日本豪雨災害支援ページ

 被災地へ向かうボランティアがnottecoを利用して相乗りすることで、渋滞の緩和、駐車場不足にプラス効果が期待できます。

 そしてもう一つ、日本の各地でおきる大渋滞 あるあるとして・・

夏フェスなど避暑地に大量の車が集まるイベント

 これがあります。

 これらのイベントと連携した市場開拓を目指すとしています。環境省でも車が減る= CO2が削減される取り組みとしてnottecoを紹介しています。

自治体と連携して過疎地の交通問題の解決や新しいコミュニティ作りに貢献

 タクシーが捕まらない過疎地では、ライドシェアは求められるサービスだといえます。

 つぎは日本でライドシェアサービスを運営するとき、大きな壁となる白タク行為についてです。

ライドシェア「白タク」行為の問題点:法規制とは

ライドシェア「白タク」行為の問題点:法規制とは

 過去に日本で「Uber」のサービスがスタートするニュースが注目されながらも、いつの間にか消えてしまいました。日本で普及できずに終了となった理由は・・

「白タク」行為である

 この規制があったからです。道路運送法によると・・

一般旅客自動車運送事業を経営しようとする者は、国土交通大臣の許可を受けなければならない

 こうあります。お客さんを送迎するなら「2種免許をもったプロが旅客運送をする」と規定しています。つまり「Uber」のサービスはプロのドライバーが送迎する行為ではない → 「白タクである」と考えられます。

 素人が自家用の自動車にて送迎をしてお金を得ること。この行為も道路運送法:第78条に規定されており・・

災害の緊急時以外は禁止となります

 例外として、タクシーやバスなどの交通量が非常に少ない地域(過疎が進む田舎:国家戦略特別区域)においては、困難な交通手段を確保するために認められているところがあります。

ライドシェアのデメリット:怖い!という意見が多く安全性が問われる

ライドシェアのデメリット:怖い!という意見が多い 安全性は?

 はじめての人の車へ「相乗り」するライドシェアのサービスは・・

何か事件に巻き込まれそうで怖い

 このイメージが根強くあります。実際に「notteco」へ登録している会員は男性が圧倒的に多いことから、女性が見知らぬ男性の車に乗ることは「危険性が高すぎる」と警戒する方が多くいます。

POINT最大のデメリットはトラブルに遭遇する可能性が少なからずあること

 「notteco」では、ヤフオクのように相手を評価した情報(レビュー)が閲覧できるので、乗車実績がありつつ評価の高い優良ドライバーだけを利用することができます。

まとめ:ライドシェアのメリット・デメリット|2021年版

 タクシーよりも安い移動手段として、ライドシェアに期待する方は多くいます。

 今後、白タク規制のルールが変わる局面があったとき、ライドシェアサービスが定番になる可能性もあるはずです。

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