会社などの出先で昼食のコストを下げたいなら、外食をするのではなく弁当を作る習慣がオススメです。
食事のお店・コンビニ弁当はそれなりに高い
弁当専門のショップが近場にあるなら美味しく楽しめますが、それでも昼食代に400円ほどは使ってしまいます。この昼食のコストをもっと下げるために、安く仕上げた弁当を持参する方法を考えます。
- 昼飯を弁当にすると何が変わるのか
- 弁当の金額を200円以内にするには
- 昼食を安くする美味しい食材とは
これらの疑問について分かりやすく見ていきます。
弁当のお決まりパターンを低コストで
最近ではYoutubeで食材をケチる貧乏レシピの動画に人気が集まっています。
安い食材で簡単・節約レシピが人気
安くて美味しいならランチに弁当箱に入れて持参すると昼食が激安になります。しかし、ここで問題なのは・・
- 白米を4割ほど
- 残り6割に「野菜炒め + メインの揚げ物」
こんなお決まりパターンに合わない場合が多いことです。
コストが安くて美味いレシピの「おでん」は、汁物なので弁当箱には向きません。同じくカレーライスも完全密封のタッパーがあるなら持参はできますが、電子レンジがない職場なら冷たいカレーになってしまいます。
安くて腹持ちの良い食材を使って:200円以内
弁当は自宅で食べる温かい食事とは違って・・
一時的にお腹を満たせば目的を達成している
このように考えることもできます。
なので「お米+缶詰+たくあん」のような手抜きメシでOKかもしれないですが、同僚に見つかって「ヤバイ飯!」とイジられることを想定すると・・ダメダメなレシピにもある程度の限度があります。
手間をかけたくないので、いつも似たようなレシピで弁当を作っていると・・
また今日も同じ弁当だし
こんなストレスを感じてしまうので、できるだけ食材のバリエーションを考える方向でいきます。ただ、調理するスタイルをチェンジするのは面倒なので、同じ行程でパパッと終えるようにします。例えば・・
- キャベツ → 白菜に変更
- ベーコン → ウインナーに変更
- チリソース → オイスターソースに変更
この小さな変更だけで調理の手間は変わらないのに、食感・味・香り・見た目をガラッと変えることができます。今ある食材を飽きないようにローテーションしていけば、労力を少なく節約できます。
弁当代(昼食)を200円以内にする優良食材
まず基本となるお米ですが、スーパーなどで売られている最も安いブレンド米を使います。お米の銘柄:品種を特に記載していないお米はブレンド米であるはずです。
このタイプの最安値を比較しつつ、さらに安くするには・・
古米(こまい)を調達します
古米(ふるごめ とも読みます)は、今年収穫した新米ではなく、前年度のお米が売れ残った物です。さらに前々年に摂れたお米であるなら「古古米(ここまい)」と言います。
これら古米のメリットは・・
ということです。
実際に食べてた時に味の違いが分かる人はごく少数のはずです。炊きたのほっかほかご飯ではなく、弁当に入れた冷めたご飯となるので、味の違いは なおさら分かりません。
次は、激安弁当を作るための食材を見ていきます。
「もやし」は貧乏な食生活の救世主
ネットでは、「極貧生活のエキスパート」たちが情報交換している掲示板が見つかります。その方たちが愛用している食材の中には・・
貧乏を乗り切る優良食材 = もやし
この話題が必ず出ます。
もやしは屋内で簡単に栽培できる(天候に左右されず入荷量が安定している)ため、どこのスーパーでも必ず品揃えしています。しかも、安定供給が確実にできるので、激安スーパーの目玉商品に使われやすいのです。
- 通常価格 300グラム 35円
- タイムセール 300グラム 5円
激安スーパーでは特価販売の時間帯に限り「5円」で提供されることもあったりと、激安食材としては最高のコスパなのです。しかも・・
- シャリシャリとした食感を楽しめる
- ビタミンCが豊富
- 食物繊維を摂取してお腹にたまる
- カルシウムやカリウムなども含まれている
安くて健康食品なので、コストを抑えた食生活では重宝します。
大根をうまく弁当の食材に使う
ボリューム満点の食材であるのに格安で提供されている野菜に「大根」があります。寒い時期には、100円程度まで値下がりすることもあるので、激安メニューを作るときには是非使いたい食材です。
大根は、葉の部分、皮も食べられる
大根は捨てるところがありません。
- 甘辛くい味付けの「甘露煮」
- いんげん、こんにゃく、生姜と煮込む「煮付け」
- 大きめカットで焼肉ソース味の「大根ステーキ」
メイン・脇役としても多くの料理に使えます。葉の部分は、豆腐とマヨネーズであえて「白あえ」に使えます。汁ものを輸送できる保温スープケースがあるなら・・
- 大根入り豚汁
- おでん
このあたりのメニューがおすすめです。調理時間が少ないながら満足の仕上がりになります。大根は疲れた胃腸を調整する整腸作用があるので、食あたりの予防にも優れています。
キャベツは揚げ物の飾り付けに
定食屋で「とんかつ定食」を注文すると大量のキャベツの千切りがどっさり盛られて出てきます。キャベツは生で食べると豊富な食物繊維のおかげで食べ応えがアップして、空腹を満たしてくれます。
キャベツはダイエットにも有効な食材
チキンから揚げ、メンチカツ、ハンバーグなどのメイン食材を準備できた時には、メインに十分なインパクトがあるので、おかずは作らずにキャベツの千切りを敷き詰めるだけで、見た目では立派な弁当ができあがります。
生キャベツでおかずを作らない手抜き弁当に
前もってキャベツの千切りを大量に作っておけば、湯せんで温めた真空パックのハンバーグを乗せるだけで弁当が完成します。
休みの日には、ひき肉・エリンギを入れたロールキャベツを作っておくと、冷凍 → 温め → 弁当箱へ盛りつけ → 完成 となります。自分で作るロールキャベツはコストを安く抑えることができるので、弁当代の節約におすすめです。
小麦粉は「かさ増し料理」に優れる
材料費が非常に安く、大量に食べることができる食材に「小麦粉」があります。肉や野菜などに絡めて揚げると、天ぷらになります。どんな「食欲がわかない食材」であっても、揚げると「それなり」においしい天ぷらになります。
揚げ物は弁当の見栄えを整えるためにも必要
もやし、キャベツなど安い食材をトッピングして「お好み焼き」を作る事ができます。賞味期限が切れそうな食材をアレコレ使える便利なメニューです。
極貧生活でも、野菜や肉が全くない状態でも、フライパンで焼いて醤油か塩をかけると食事(お菓子の代わり)となる便利食材です。コストパフォーマンスに優れた食材なので、安売りされている日には必ず買うようにすべきです。
春雨・ビーフンはダイエット食にも有効
春雨(またはビーフン)は、弁当のトッピングを作る時に重宝します。春雨は、緑豆やじゃがいものでんぷんから作られるのでヘルシーでありながら、水を吸って膨らむので「食べ応え」があります。
焼きビーフン・麻婆春雨はアクセントに良い
乾物なので保存がしやすく、ちょっとした手間で1品作る時に重宝します。価格も安いので弁当の品数を増やす時にとても使いやすい食材です。
3食100円パックの焼きそばが優秀
安い食品を取り扱っているスーパーではおなじみなものに・・
1食あたり33円となるので、キャベツや人参、もやしなどをトッピングしてソースをかけるだけで「激安やきそば」が完成します。お米の弁当ばかりが続いたときに、焼きそばを使っていけば楽しめるはずです。
業務スーパーでは1食が30円前後のうどん、そばのラインナップが豊富なので、好きな太さの麺類が買えます。期限切れ間近になれば、15円で処分されることもあるのでおすすめです。
コロッケをメインにする
弁当は、見た目も重要です。どんなに安い食材だけを使った「200円以下の弁当」であっても目を引く「メイン食材」があるべきです。とんかつ、チキンカツはコストが高くなるので・・
コロッケをメインに使う方法が有効です
コロッケの素材はジャガイモであるため腹持ちも良く、冷凍食品のパックを購入すれば、1個あたり20円ほどに収まります。これがあるだけで、他の人が見ても「おいしそうな弁当」に見えるはずです。
自家製の冷凍食品を作る
弁当のコストを落としていくポイントは、大量生産をして「時間・電気・水の節約」を狙います。あまりに手間をかけすぎると、弁当を自炊する意味が無くなってしまいます。
- ロールキャベツを20個
- 和え物10回分をまとめて
- ご飯を炊いて冷凍する
弁当を作る時間を、自分の働いたときの時給に換算して・・
出来上がり弁当の本当のコストを算出します
実際の金額を比較すると「弁当屋で買った方が得なのでは?」となってしまいます。そのため、短時間でおいしい弁当を作るために、大量におかずを作って、小分けして冷凍しておきます。
昼食の食材を安く調達する
200円以下の激安弁当を実現するためには、料理のテクニックよりも「できるだけ安く」食材を調達してくることが重要です。そのため、卵やお米、野菜などをいつも安く提供しているスーパーをチェックすることが大事です。
- 業務スーパー
- ザ・ビッグ
- ビッグ・エー
- サンディ
これらのスーパーへ定期的に足を運ぶようにします。安いからと言って「まとめ買い」をしてしまうと、意外と弁当には出番の少ない食材を大量に買い込んでしまい、期限までに使い切れないなどの失敗をする可能性があります。
また、消費期限が近くなった処分品(おつとめ品)をうまく買い集めるためにも、細かくスーパーをチェックする習慣が有効です。
まとめ:100円ランチ 300円以下 一人暮らし 安く|2021年版
外食をする頻度が多いと食事にかかるコストが下がらないので、夕食+翌日の弁当のおかずをまとめて作る習慣にします。
200円ランチにまつわる参考になる論文
まとめて作って冷凍しておくことで、毎日の弁当を作る時間が短縮されます。また、コストを200円以下にすることは簡単であり、低コストな食材を選んでいくと100円以下の弁当を作ることもできます。