将来 紙幣がなくなる日|紙のお金は不用・メリット・偽造防止

出典:造幣局

 最近では 公共交通機関にて Suicaなどの電子マネー利用者が増加したことで、券売機に長蛇の列ができる事もなくなりました。キャッシュレスが便利であることが理解できたことによって・・

紙幣(現金)って必要なもの?

 これを疑問に思っている方もいるはずです。

 そして、経済関連のジャーナリストも「将来 紙幣がなくなる日が必ずくる」と予想する方が多くいます。この紙幣の利用について・・

  • 紙のお金は本当に不用なのか
  • 現金ならではのメリットとは
  • 違法取引を減らすために

 これらの疑問について分かりやすく見ていきます。

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未来におけるお金のあり方とは?

 貨幣の流通量は・・

POINT

時代に合わせて必要な量を調整する

 この対策を実施してきました。しかし、将来には貨幣流通量の調整が不要となる「現金(紙幣や硬貨)を必要としない生活」が可能ではないかと言われるようになってきました。

 1998年に日銀の担当者で・・

20年後に紙幣のお金の流通は終わっている

 このように言った方がいます。その時期から計算していくと2018年が20年後となるのですが、現金が完全に不要な社会は実現していません。

 しかし、すでに一歩手前の段階にきていて、カード・スマホで決済ができるショップ・交通機関・病院・公共料金が増加中です。

日銀の予想は当たっているのか?

 日銀が予想した将来のお金の流通に関しては、多くの人が賛同する部分があるはずです。現に、日本以外の各国の中央銀行でも同様な動きがあります。

  • 中国
  • イングランド
  • オランダ
  • カナダ

 これらの国の中央銀行も、仮想通貨を流通させる事を検討しており、現在の現金の流通量を下げて仮想通貨に入れ換える試みを検討しています。

 重要になるのは、日本だけで価値のある仮想通貨ではなく、ビットコインのような世界共通の貨幣を流通させることもできそうです。そうなると、為替で価値が変動したりすることなくスムーズな流通が可能となってきそうです。

日銀がお金の流れを把握できなくなる

 電子マネーの普及が進む中、その流通量が多くなるにつれて日銀が電子マネーによる資金の流れを把握できなくなっている現状があります。

 また、紙幣に変わる新たな仮想通貨が流通するようになると、さらに日銀の分析が難しくなり、将来の経済の予想が困難になる可能性が指摘されています。

現金の動きよりも電子マネーは把握が難しい

 ですが、仮想通貨を日銀が発行し、全ての管理を日銀が行うのであれば「通貨の番人」として、今後もお金の流れの中心となってコントロールする事は可能ではないかと考えられます。

紙幣を使う人が激減する可能性

 ショッピング時に、共通ポイント・マイルをゲットしたい電子マネーの利用者がさらに増加していくと、現金払いの利用者は激減していくと考えられます。

 ドリンクの自動販売機・ホテルの入場料を徴収する施設へ設置している自動精算機でも、電子マネーが選べるタイプ(または専用タイプ)が浸透してきています。

POINT

経済の流れが現金が不要なシステムを優先する

 この流れがあるので「紙幣はすでに不要では?」と考える方も多いのですが、実際はそう簡単ではありません。

日本では現金の利用者がまだ多い

 世界では高額紙幣の流通量が減少してきていますが、日本では逆に1万円札の流通量は増加していることが分かっています。これは、日本で使われている日本銀行券はセキュリティー面で安心感があるため、現在も・・

高額紙幣で現金払いをする方が多くいます

 電子マネーを利用するときは、少額の決済がほとんどです。「小銭を出すのが面倒だから」という理由で電子マネーを頻繁に利用している状態であり・・

POINT

1万円札は以前と変わらず普通に使っています

 実際にはこのような現状になっています。

海外では違法取引のデメリットが大きいと見ている

 海外では、クレジットカードのキャッシュレス決済が定着しているので、高額紙幣の重要度は減少しています。送金・振込をするときには、ATM・またはオンラインのカード決済で済むので、お金の移動に「大量の紙幣」を必要とするのは・・

POINT

違法な取引(または脱税)をしたい個人や組織である

 こんな見方をすることがあります。映画で大量の札束が入ったアタッシュケースを見ることがあります。重くて移動が不便・数えるにも手間がかかりすぎるお札を使うのは、お金の出所を知られたくないと言っているように見えます。

 そのため、紙幣がなくなり電子取引だけの経済になると、お金の出所がハッキリしない「振込・送金」は困難となるため、マネーロンダリング(資金洗浄)の可能性を減らせます。

  • 犯罪にまつわるお金の移動(資金洗浄)ができない
  • 偽札の偽造防止

 これらの 反社会的なお金の動きを抑制する効果が期待できます。

造幣局はいらなくなる

 企業が大量の資金を移動するときは、銀行口座から銀行口座への振込みの手続きで行います。そのため、紙幣を手にせず振り込みを完了できるので 1万円札は一枚も必要でなかったりします。

 紙のお金と硬貨の流通がなくなることは、造幣局にかかる費用を削減できることになります。硬貨の原材料となる ニッケル、銅、銀、の確保も必要なくなります。

造幣局・硬貨の原材料が不要になる

 そして紙幣がなくなることによって、銀行員をはじめとする(お金を数えるスタッフのいるサービス)の人件費が減ります。

日銀が紙幣を作らないメリット

 仮に、日銀が紙幣を増刷しないようになり、銀行から回収していけば流通量が減ります。高額商品を購入するときには、クレジットカードや、カード引き落としの電子マネーに限定していけば、紙幣の流通量は減るはずです。

POINT

  • 個人のショッピングはクレジットカードまたは電子マネーにて
  • 法人の取引、法人税も電子マネーがカード決済

 公共交通機関は、電車だけでなくバスやタクシーなども電子マネーやクレジットカード払いを採用する企業が増えてきています。

 最近では海外の「Amazon Go」、または無人コンビニのサービスのように、無人・キャッシュレスで営業できるショップが次々にオープンしています。スーパー・コンビニの少額ショッピングなら、「紙幣・小銭」は不要となる時代はもうすぐです。

まとめ:将来 紙幣がなくなる日 不用 メリットとは|2019年版

 過去に日銀が予想した紙幣が流通しない(紙のお金が不要な)日本は目の前まで来ているように感じられます。

 ただ、紙幣も硬貨が使われなくなっても「日本円」という名称の仮想通貨は必要なのか?または基軸通貨の米ドルを世界が使うようになって「両替が不用な時代になる」などの予想もあります。

 以上、将来 紙幣がなくなる日|紙のお金は不用・メリット・偽造防止...についてでした。