クレジットカード 不正検知とは?AI機械学習 人工知能システム

 カードの不正利用の被害は非常に高額になっており、日本クレジット協会が発表した情報によると、年間の被害総額は200億円を超えてきそうな勢いとなっています。

 このクレジットカードの不正利用に関する・・

  • 不正利用が増えてしまう理由
  • 自分のカードを守るためには
  • 人工知能:AIで検知・不正検知システムとは

 こららの疑問について分かりやすく見ていきます。

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カード不正利用の犯罪とは

 危険度が高い順に犯罪の手口を並べるとこのようになります。

POINT

  • カード盗難
  • スキミング
  • フィッシング詐欺
  • ワイヤータッピング
  • クレジットマスター
  • コンピューターウイルスの被害

 それぞれの問題点や被害に遭遇しないように注意していくポイントを見ていきます。

犯罪の手口【1】カード盗難

 旅行の際などにトラブルに遭遇してしまうのがカード盗難です。レストランで食事をしてる間に財布がカバンから抜き取られたり、ホテルで就寝中に誰かが侵入して財布を抜き取られるような被害もあります。

ホテルの就寝中に狙われる!

 ホテルへチェックインすると、ホテルのフロントにあるセーフティボックスが使えるようになるので、バッグの中に財布(カード)を入れておくのではなく、手元から離れる可能性があるときには、常にセーフティーボックスに入れる習慣にすべきです。

バッグの中にカードを収納しても安全ではない

 出かける時には、バッグの中に財布(クレジットカード)を収納していても、電車やバスの乗車時に人混みに紛れて・・

カバンをカッターナイフでカットして財布を抜き取る

 このような大胆な行動に出る犯罪グループもいます。

 ポケットに入れる財布は、手に取りやい長財布ではなく、折りたたんで使用するタイプ(二つ折り財布)を利用すべきです。盗難に遭遇しても気がつくのが遅れるのは、圧倒的に長財布の利用者となります。

犯罪の手口【2】スキミングとは?

 カードの情報を抜き取ってしまう方法がスキミングです。居酒屋やビジネスホテルなどで、上着をスタッフに渡してハンガーに掛けている間に、カードの情報をスキマーという機械でカード情報を盗み取られる可能性があります。

  • スポーツクラブ
  • サウナや温泉
  • プール・海水浴

 レジやー施設では、衣類や貴重品を脱衣所に置いていることがあるはずです。この時にクレジットカードは無事に残っていたとしても、すでに情報が盗み取られている可能性があります。

食事のお店・ホテルの支払い時に狙われる

 レストランやラブホテルでもスタッフにクレジットカードを渡したとき、ほんの数秒だけでも見えない時間があればスキミングされてしまう可能性があります。

 スキミングの犯罪が発覚するのはカードの利用明細が届いてからとなるので、犯罪が行われてから かなり時間が経過しています。うっかり見逃さないようにするためにカードの利用明細を詳しくチェックする習慣が望まれます。

犯罪の手口【3】フィッシング詐欺とは?

 クレジットカードをいくつも所持するようになると、期間限定のポイント増量キャンペーンの広告メールなどがカード会社から送られてくることがあります。このときキャンペーン参加の条件として・・

ネットのキャンペーンページへカード情報を入力する

 このようなルールでポイントがゲットできることがあります。

 このとき受け取ったメールが、フィッシング詐欺の犯罪グループが送付したメールだと気がつかない場合、自分から詐欺グループへクレジットカード情報を教えてしまう可能性があります。このような方法で・・

POINT

嘘のサイトに誘導し本人に直接入力させる

 これがフィッシング詐欺です。

 時には、銀行やクレジット会社の担当者を装って、登録内容の確認という名目でカード番号を言わせようとするフィッシング詐欺のグループもいます。

犯罪の手口【4】ワイヤータッピングとは?

 これは、商品を販売するショップ側と、クレジット決済を行うクレジット会社で情報をやりとりする際に、その情報内容を盗聴するという方法です。そのため・・

POINT

個人(カードを利用している側)では防ぎようがない手口

 となっています。そのため、決済をしたショップ側のセキュリティーへの取り組み方が問題となります。

 ただし、国内においてはワイヤータッピングの被害は非常に少なく、情報伝達の暗号化対策が充実していること、そして 海外のワイヤータッピングの事例を研究しているため、トラブルを回避するシステムが徹底しています。

犯罪の手口【5】クレジットマスターとは?

 国内においては2億6,000万枚ものクレジットカードが発行されていますが、コンピューターで無作為にカード番号を作っていると実際に利用されている番号に当たる可能性があります。

  • カード番号は世界共通
  • すでに60億~70億枚発行されている

 このクレジットマスターとは、カード番号を無作為に抽出して番号を作ってしまうコンピュータプログラムを使って「使えるかもしれないカード番号」を作ってしまう方法です。

 万が一、このようなクレジットマスターの手法で犯罪者にカード番号が当てられてしまい、実際に使用されたとしても、カード会社が適切な処理(利用停止の手続き)をしてくれます。

 つまり、カード保持者は身に覚えのない支払いをする必要はなく、知らない支払いはクレジットカード会社が全て保証してくれます。

犯罪の手口【6】ウイルス感染が要因となる場合

 ネットの世界においては、第三者が仕掛けたウイルスにより情報が漏れてる可能性があります。ウイルスとは、マルウェアの中の1つになります。

コンピューターウイルス:マルウェア
ウイルスワームトロイの木馬
自己増殖するか増殖する増殖する増殖しない

 ウイルスなどに感染すると、パソコンで作業をしている内容(キーボードで入力した情報)を外部に転送するようになります。ウィルスに感染した状態を知らずにネットショップで買い物をすると、いつものように・・

クレジットカードのセキュリティコードを入力していしまいます

 情報を受信した犯罪者は、クレジットカード払いをしたホームページと その時に入力した数字から、カード番号・セキュリティコードを知ることができます。

 セキュリティコードは、どこかで落としてしまったクレジットカードが拾われたときでも・・

POINT

不正利用を防止できるの最後の安全対策

 こうなるハズのセキュリティ対策ですが、ウイルス感染によりこのコードを自分で入力して相手に教えてしまいます。知らなかったとはいえ 自分の不注意から情報を漏洩していしまい、クレジットカードを不正利用されてしまいます。

チャージバックでカード会員は守られる

 クレジットカードが不正利用される可能性がいろいろある中で 実際に被害に遭遇してしまったとき、カード会員に責任はあるのか気になります。

POINT

カード会員は「チャージバック」で守られている

 チャージバックとは不正な取引があったときに、カード会員の支払いを「無かったこと」にします。

 つまり、カード会員に不正利用された支払金額を請求することはありません。カード会社は、商品を販売したショップへの支払いをストップします。つまり、カード会社が会員を守り、販売したショップが損をすることになります。

どのように不正利用されてしまうのか

 ここで、ネットショッピングでどのように不正利用されてしまうのか見てみます。ネットショッピングでカード決済をするときには、このような情報が必要になります。

  • クレジットカード番号
  • カードに記載されている本人の名前
  • カードの有効期限
  • 裏面に記載されているセキュリティー番号

 基本的にこの4つの情報が入力できれば、ネットショップでカード決済ができます。

 この4つの情報は、カードの表と裏の写真を撮れば全て確認できます。そのため、自分が知らない間に第3者がスマホでカードの表・裏を撮影してしまうと不正利用できてしまいます。

3Dセキュアで本人確認ができる

 カードの表と裏の情報だけでカード決済ができるなら、不正利用される可能性が高まります。そのため、各カード会社は・・

本人認証サービス(3Dセキュア)を導入しています

 上に挙げた4つのカード情報にプラスしてクレジットカード会社独自の会員ページへ誘導し、会員ページのパスワードを要求する画面のログインを求めます。これが3Dセキュアです。

 三井住友カードは「Vpass」、JCBカードは「MyJCB」という会員ページへのログイン パスワードです。その他に、国際ブランドによりこのような本人認証サービスがあります。

 この方法なら本人しか分からないパスワードでガードできるので、不正利用をブロックできます。

保証されない可能性も有る

 可能性は非常に少ないですが、不正利用が発覚してもカード利用者の不備があったことがバレると、不正利用の金額が保証されない可能性もあります。それは、このような問題があった場合です。

  • カードの規定通りに使用していない場合
  • 不正利用が確認できてから60日以上が経過している
  • 警察に届け出を出していない

 最も重要なのは、本人に過失があったかどうかです。つまり正しいクレジットカードの使い方ができていたかどうかが大きなポイントになります。過失の可能性はこのような場合です。

  • 暗証番号がカードに書かれている
  • 他人にカードを渡している
  • 不正利用した人が家族の中にいる

 セキュリティー面を考慮して、トラブルにならない対策を心がける事が大事になります。

防犯対策のために利用明細書を読むこと

 不正利用があるかもしれない問題を確実に取り除く事ができる方法が・・

POINT

カード利用明細に必ず目を通す習慣です

 身に覚えがない不正利用があったときに、カード利用明細のチェックを怠って知らずにカードの利用料金をそのまま払ってしまうと、お金を損してしまいます。

 また、誰も不正利用に気づかれないままとなれば、不正利用をしたグループは今後も犯罪を続けてしまいます。

人工知能を使った検知システムとは

 カードの盗難やスキミングなどのトラブルに遭遇したときに「早急に検知できるか」がポイントになってきます。

 現在、クレジット会社は専門のスタッフを配置してカード使用の履歴などを紹介しトラブルを回避するために勤めていますが、この対策のために・・

POINT

人工知能(AI)を取り入れていく方針にしています

 人工知能(AI)とは何なのか?その概要と可能性について見ていきます。

人工知能(AI)を導入する前の状態

 現在は不正利用の可能性を見つけるときには、過去の購入履歴を参照し「本人らしくない」ショッピングを探します。

POINT

  • 日頃 利用している金額よりも高額すぎる
  • 過去に利用した地域(国)から離れた場所で利用

 カードが不正利用されるときには、所有者のいる国内ではなく、海外で利用される場合が圧倒的に多くなります。

  • 普段は旅行に行かないのに海外のショップ(実店舗)で購入
  • いつも少額決済の男性なのに高額な女性用のブランドバッグを買う

 不正なアクセスであるときは、支払い回数が少なめで 金額が多額になる傾向があります。過去の決済履歴と比較することで、通常とは違うカードの使い方である相違点が見つかります。

検知できない可能性がある

 クレジットカード会社が不正利用のチェックシステムがあることは知られています。そのため、不正にカードを手に入れたグループが少額の決済を中心に「目立たないように」不正利用を狙った決済をする可能性があります。

従来の検査システムでは検出が難しいこともある

 特に海外のネットショップで高額な商品を購入すると、おかしな決済であると怪しまれます。それを回避するために国内のショッピングサイトのみを利用し、無難な買い物をすることも考えられます。

 このように、カード事情に精通している人なら、容易にチェックシステムを回避する方法を思いつきます。

人工知能(AI)を用いて高精度に検出する

 三井住友フィナンシャルグループは、グループ内のカード会社のサービスに人工知能(AI)を導入する事が決まっています。

 不正利用を早急に検出すること、為替取引を売買する際の参考にすることを想定しています。

不正利用を減少させる画期的な対策である

 この技術は、アメリカの企業:Googleの技術を利用して独自の人工知能(AI)を作っていく対策です。

 実用化されるようになると高い精度でトラブルを回避し、為替の取り引きでも高い精度の予測ができるようになると見られています。

業務効率化のために期待されている

 ソフトバンクとみずほ銀行は提携して、人工知能(AI)を使用した個人向けのローンの事業を開始する事が決まっています。

融資の審査に人工知能(AI)が使用されます

 AIが判断することにより、高い精度の審査が可能となります。これにより、調査に関わるスタッフの人員削減が可能となります。

 このように、人工知能(AI)を導入する企業やグループは今後も増えてくると見られており、業務の効率化・セキュリティー対策がさらに高まってきます。

まとめ:不正検知 AI 機械学習 クレジットカード|2019年版

 カードの不正利用があったとしても、カード会員は「チャージバック」のルールで守られます。しかし、不正利用に遭遇しない意識を高めることが重要です。

 今後は、クレジットカードのセキュリティ対策向上のために、人工知能(AI)が導入されていきます。

 以上、クレジットカード 不正検知とは?AI機械学習 人工知能システム...についてでした。