楽にお金を貯める方法として「500円玉貯金」を始める方がいます。500円玉は1000円札とは違って・・
- 硬貨なので財布からお金が減ったダメージが少ない
- 100円玉貯金よりも増えるスピードが早い
このメリットがあるので、貯金箱を満タンにするまでモチベーションが続きやすいのです。この500円玉貯金にまつわる・・
- 500円硬貨1枚の重さ 新・旧硬貨の重さの違い
- ダイソーの30万円貯まる貯金箱 満タンの重さ
- 500円玉だけで 10万円・30万円・100万円の重さとは
これらの疑問について分かりやすく見ていきます。
500円硬貨は出番が多くて貯めやすい
五百円玉硬貨は、1982年に五百円紙幣に代わって登場しました。登場した時期には自動販売機で使えるようにするために改修が必要であるなど、デメリットが指摘されることもありました。
しかし、現在では500円玉は出番がとても多い硬貨であり・・
- ワンコインで食事ができる
- 入場料・使用料金がワンコイン
少額でありながらそこそこの良い商品・サービスが買えます。財布にあったら使いやすい価値のある硬貨であり、貯金箱にも投入しやすいために500円玉貯金が人気になっています。
将来、目標とする大きな貯蓄だけでなく、ちょっとした小銭を貯金箱へ入れていく習慣を続けることで無駄遣いを減らす意識を高めることができます。
500円玉貯金専用の貯金箱
ダイソー・セリアなどの100円ショップ・ファンシーショップでは、500円玉のみを貯金する専用の貯金箱が売られています。
デザインが凝っているタイプよりも、中がスケルトン状態で透けて見える貯金箱が人気となります。
中の硬貨が見えるとモチベーションを維持しやすい
陶器でできた豚や招き猫のような「割って中身を取り出す」タイプの貯金箱では 現在の途中経過が分かりにくいために、いつまで貯金を続けたらよいのか分からず「やる気ダウン」の要因となります。
貯金した500円玉の重さで貯金額を予想する
500円硬貨専用の貯金箱は、筒状の缶タイプが多くあります。「500円玉貯金」のようにタイトルそのままの名前になっていたり、「30万円貯まる貯金箱」のように目的がそのままプリントされています。
中身が見えないタイプの貯金箱を使っている時には、持ち上げてもおよその重量しかわからないので、現在のところ集まっている金額が分かりません。
500円玉の重さの合計で10万円・20万円の重さを予測する
正確な金額が知りたいならヘルスメーターに乗せて、その重さを割り算することで、枚数・金額を知ることができます。
現在のところ旧500円硬貨(7.2g)の流通量は1割ほどまで減少しているため、旧500円硬貨との違い:0.2グラムは「誤差」の範囲と考えて、全て7.0gの重さであるとして計算すると・・
- 2,000円 = 280グラム
- 4,000円 = 560グラム
- 6,000円 = 840グラム
- 10,000円 = 1,400グラムb
- 15,000円 = 2,100グラム
- 20,000円 = 2,800グラム
- 30,000円 = 4,200グラム
このように、30万円を貯めると4キロオーバーとなります。お米の重量とは違って小さくて重いので、「持ち上げにくい鉄アレー」のようになります。
分かりやすく10万円から100万円まで貯まる貯金箱を利用して、容器がパンパンになる最高額まで入れた場合の「重さ一覧」をまとめます。
10万円~100万円貯まる貯金箱・満タンの重さ | |
500円玉貯金箱の種類 | 重さ(キロ) |
10万円貯まる貯金箱 | 1.4キロ |
20万円貯まる貯金箱 | 2.8キロ |
30万円貯まる貯金箱 | 4.2キロ |
50万円貯まる貯金箱 | 7キロ |
100万円貯まる貯金箱 | 14キロ |
こうしてみると、500円玉で100万円を集めると重さは14キロなので、およそ4歳の子供の重さになります。質のよい強度のあるバッグを用意できるなら、女性でもどうにか銀行の両替機までは持っていけそうです。
市販されている500円硬貨貯金箱の重さ
500円玉硬貨の枚数・重さが分かりましたが、実際は貯金箱をヘルスメーターに乗せたときに貯金箱の重さも加算されています。この重さを引かないと正確な「500円硬貨のみ」の重さが算出できません。
現在、市販されている缶タイプの貯金箱の重さの平均はこうなります。
- 10万円貯まる500円硬貨貯金箱(缶)70グラム
- 20万円貯まる500円硬貨貯金箱(缶)100グラム
- 30万円貯まる500円硬貨貯金箱(缶)130グラム
この貯金箱の重さを含めた500円硬貨貯金箱の重さ(満タンまで貯まったとき)は・・
- 10万円貯金箱満タン(10万円の時)1,470グラム
- 20万円貯金箱満タン(20万円の時)2,900グラム
- 30万円貯金箱満タン(30万円の時)4,330グラム
これだけの重さになるはずです。
まだ満タンになっていない途中の段階にあるとき、満タンの重さから「貯金箱の重さを引き算」して、残りの重さを7グラムで割ると枚数と金額がわかります。そこから、貯金箱の満タンを達成できるまでの期間も予想できます。
うまく硬貨を集めていくために
この貯金をうまく成功させるためには、財布に500円玉硬貨が存在する頻度が影響してきます。
普段の買い物では「小銭が増えすぎないように」と考えて買い物するので、小銭から先に出す習慣があるはずです。
小銭が増えすぎないように小銭を優先して使っている
財布が小銭でパンパンにならないようにするための「あたりまえの習慣」ですが、この考え方ではなかなか500円玉を手にする事はできません。
例えば千円札を出して、おつりが490円であれば、500円硬貨は財布の中に増えません。そして、この時受け取った100円玉を消費しないとお札を出さないので、タイミングが悪いといつまでも500円玉硬貨が増えない事になります。
計画的に500円硬貨を増やすために
友人と一緒の食事で割り勘をする時に、会計を終えて割り勘の小銭を渡すことがあるはずです。その前に「500円玉貯金をしている」と最初に言っておけば、気を利かせて500円玉を渡してくれるかもしれません。
そして日頃のショッピングにおいても、レジでどれくらいの金額になるのか考えながら買い物をします。例えば、このようなルール・・
- 消費税込みで500円より少なくする
- または、1,500円より少なくする
これが有効です。買い物をする前にある程度購入する商品を決めておき、上限の金額を決めます。
税込み499円まで(1,000円札を出す)
税込み1,499円まで(2,000円札を出す)
このように計算した範囲で買い物をすると、お釣りに500円玉が必ず入ります。
500円硬貨をゲットすることが目的ですが、同時に節約のために「買いすぎない金額を守るルール」としても有効です。
自動精算タイプのレジが利用できるとき
最近増えてきたのが、レジではスタッフが商品のバーコードをスキャンして合計金額を算出し、お金を投入する自動精算機に移動してお札を入れて精算をするスタイルのお店です。このような現金投入タイプの自動精算機の場合は・・
財布の中にある小銭を全て自動精算機へ投入する
この方法が有効です。自動精算を終えた後は小銭が全てまとまり、財布に収まる最小の硬貨枚数となります。つまり・・
- 1円玉は最高4枚まで
- 5円玉は最高1枚まで
- 10円玉は最高4枚まで
- 50円玉は最高1枚まで
- 100円玉は最高4枚まで
このようになり、勘定できていなかった小銭を集約することで、500円硬貨が出てくる可能性があります。
小銭の枚数を最小限にして、財布をスリムに維持できる有効な方法です。ただし、(ありえない事ですが)自動精算機がミスをしないことを前提にして、信用して全部の小銭を投入します。
毎月貯金すべき枚数を計算して計画的に
500円玉貯金をするときに最終的な目標金額を設定すると、モチベーションがアップします。目標の金額・ゴールする期日をあらかじめ設定し、長距離マラソンのように努力を続けて計画的に達成させます。
目標を10万円と設定する場合・・
- 一年で達成させるためには、一月あたり17枚の500円玉が必要
- 二年で達成するには、一月あたり8.5枚
目標を20万円とするなら・・
- 一年で達成させるためには、一月あたり34枚の500円玉が必要
- 二年で達成するには、一月あたり17枚
この枚数が必要です。そのため、自宅に帰宅したとき、または買い物に出かける前に財布の中身をチェックして500円玉を集めます。
普通に買い物をしてレジでお札を出したとき・・
お釣りの中にに500円玉が入る確率はおよそ50パーセント
このようになります。一月あたり34回の買い物をすると、17枚の500円玉をゲットできる計算になります。このように見ると、年間10万円分の500円玉を集めるのは かなりハードルが高いことが分かります。
まとめ:五百円硬貨 1枚の重さ 30万円貯まる貯金箱 |2021年版
目標を決めて500円玉を貯金する以外にも、臨時収入があったときに「へそくり」のお金を隠してキープしていく考え方もあります。数年後に見つけてハイテンションになれますが、永久に忘れてしまうリスクもある方法です。
貯金箱にまつわる参考になる論文
500円玉は小銭ではありますが、5,000円、10,000円へ到達するまでの期間が短いので、貯金の成果をすぐに楽しみたい方には500円玉貯金は向いています。ただし、それなりに重いので30万円以上を狙うときは移動が大変になります。