生活保護 調査|家庭訪問 どこまで?ケースワーカー訪問頻度 内容

 「生活保護の不正受給」のニュースが たびたび話題になることもあり、不正を防止する調査がより厳しくなっています。そのため、受給者が気にしているのは・・

生活保護の調査って どこまで?

 今の生活をチェックするために ケースワーカーが家庭訪問をするのですが、どこまで調べられるのか気になります。この生活保護の家庭訪問 調査にまつわる・・

  • 生活保護の家庭訪問調査でどこまで調べられるのか
  • ケースワーカーが訪問調査する頻度・調査内容とは
  • 家庭訪問の調査を拒否したいとき

 これらの疑問について分かりやすく見ていきます。

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抜き打ち調査:ケースワーカーの家庭訪問とは

 生活保護の概要の前に、探す方が多くなっている → 「生活保護のケースワーカーが自宅へ家庭訪問する意味・内容と頻度」について見ていきます。

 家庭訪問をする意図は、このあたりをチェックしたいからです。

POINT

  • 収入(バイト・内職・その他)に増減がないか
  • 病気になって生活環境が変わっていないか
  • 世帯人数の増減がないか(受給条件の変更)
  • 過度に贅沢な生活をしていないか(不正受給ではないか)
  • 何か困った状況に遭遇していないか

 これらのチェック項目を総合して、以前に確認した状態から生活環境が・・「変わっている・変化していない」についてチェックします。

 この訪問調査にて調査する項目・訪問の頻度・質問すべきことは「生活保護法」に規定されており、その決まりに沿って定期的に家庭訪問を実施しています。

偽装離婚:生活保護の不正受給を監視する生活保護Gメン

 最近では不正受給をするために離婚を決断する夫婦がいます。子供は妻が育てることにして・・

POINT

子育てに追われて仕事ができない → 生活保護が認定します

 旦那とは市役所の書類(戸籍に書かれている内容)としては離婚していますが、実際はこれまでと同じように暮らします。つまり、旦那の給料+生活保護のお金で生活します。当然ですがこれは・・

偽装離婚 = 生活保護の不正受給となります

 とても増えている事例なので自治体も監視体制を強化しているのですが、ケースワーカーが訪問したときに家族でいる場面を見られても・・

  • 元旦那が子供と面会する日です
  • たまたま荷物を取りきただけです

 このように言っておけばOKと思って不正受給を続けます。

 そのため、監視専門の職員:生活保護Gメンを配置する自治体が増えています。生活保護Gメンは長期にわたり宿泊の状況、洗濯物、子供の送迎の様子を監視して「同居」している証拠をつかみます。

事前通知をせず 抜き打ちで家庭訪問に来ることも

 この生活保護受給者のお宅への家庭訪問は・・

事前に知らせることなく、いきなり訪問してくる

 こんなことが普通にあります。いわゆる「抜き打ち」の家庭訪問調査です。

 「生活保護法」では、事前連絡については記載されていないため、連絡なしでいきなりで来ることもあります。あまりに突然なので部屋を見せることが困難であると感じた時は・・

今日はちょっとまずいので、後日 改めてお願いできませんか?

 このようにお願いすると、出直してくれることもあります。

本来は抜き打ちの訪問調査を拒否できない

 ケースワーカーは、犯罪現場を押さえて逮捕する警察の仕事をやっているわけではないので、状況を察して後日改めて訪問する判断をすることもあります。ですが・・

本来は拒否することはできません(抜き打ちで調査するルールとなっています)

 抜き打ち調査を拒否する行為をすると不正受給の可能性を疑われ、短い期間に何度も訪問調査が行われることがあります。

家に来るケースワーカーがうるさい!家庭訪問を止めたい

 生活保護受給者の多くは、この訪問調査がとてもストレスになっています。他人が生活の中を覗いてチェックするのは、誰しも気分がいいものではありません。この訪問調査をやめさせるには・・

生活保護の受給をストップ(停止)すること

 これ以外に方法はありません。

 ほとんどの場合、1分~数分程度 自宅内の状況を観察して いくつか質問して終わりです。ドラマの家宅捜索のような・・

家中のものをひっくりかえして調べまくる

 こんな修羅場になるような事態はあり得ないので、身構えずにそのままの生活風景を見せるべきです。

 ここからは、生活保護の概要についてです。

生活保護の受給のために

 毎月の収入だけでは「最低限の生活の維持が難しい」ときには、生活保護が受給できる可能性があります。まずは役所の生活福祉課(または福祉事務所)へ足を運び、受給することができる資格について相談をします。

 「受給可能な条件」にあてはまりそうな方であるなら、生活保護に関しての詳細な内容を教えてもらえるはずです。

 ただし、最近は生活保護を不正受給する人が増えているため・・

審査がより一層厳しくなっています

 仕事があって働いているのに収入が少なすぎる貧困層 = ワーキングプアと言われる層は増え続けており、貧富の差は日増しに拡大していることが問題視されています。

仕事をせずに受給資格をゲットしたい

 本当に苦しんで生活を送っている方が多くいる中で・・

仕事をするよりも生活保護を受給できれば楽だ!

 この考えをする方もいるので、受給資格をゲットしたい人が溢れかえっています。そうなってくると、誰かが受給できると → (本当に困っている)誰かが弾かれます。

 生活保護で使える財源は限られているので、受給資格を得ることができない方が大量に出てしまいます。

生活保護制度を悪用する人がいる

 厚生労働省は困窮した生活を送っている方を救済する措置として 生活保護制度を設定していますが、最近はその制度を悪用する不正受給が増えています。

生活保護の不正受給は年間4万件以上になっている

 不正受給の内訳で多いのが、労働の給与を申告をしない申告漏れであり、その次が 年金収入の申告漏れとなります。

不正がバレてしまう理由とは?

 生活保護を不正に得ている人がバレてしまうのは・・

POINT

市民からの通報があるからです

 働かずして国からお金をもらうことに不満を持っている方はとても多いため、バレないように収入を得ている受給者を密告する方がどこにでもいます。

 最近では、不正受給をチェックする市の職員を配置して、不正の取り締まりを強化する自治体が増えてきています。

生活保護の認定は担当者が訪問する

 生活保護を受給するには、困窮した生活が続いていることを証明する必要があります。福祉事務所の担当者との面談をして、条件に当てはまるなら申込書へ必要事項を記入して提出します。そして数日後・・

実際に住んでいる住居へ担当者が訪れて認定

 この流れになります。その際に生活レベルのチェックと どれだけ財産があるか確認するので・・

POINT

貧乏な生活ぶりを全て見せます

 審査で落ちてしまったとしても、条件を見直して(納得できない部分を分かりやすいように変えて)再度申請することもできます。

生活保護支給の条件とは

 生活保護の支給条件を確認するには、自分の住んでいる地域の福祉事務所へ足を運び窓口で相談します。

 生活保護の支給条件はこのようになります。

  • 病気やその他の諸事情により働く事が困難な状況である
  • 現在住んでいる賃貸アパートの家賃の支払いが困難である
  • 支給される年金の金額があまりにも少なすぎて生活できない
  • 失業中であり失業保険や貯金の蓄えがなくなり困窮している
  • 病気になっても医療費の支給が困難であるため病院に行けない

 個人的にはこのような事情があった場合でも、同居している方(世帯全員)に収入があれば、国が定めている基準以下となっているのか調べる必要があります。

POINT

  • 仕事に従事している家族(同居している人)の収入全体を確認する
  • 本人のみが困窮している状況であるなら生活保護は支給されない
  • 日本人ではない(在留資格がない)場合も生活保護の対象から外れる場合がある

 世帯全体の人数(子供の数)、家賃の額などを考慮して支給される額が決定されますが、最も問題なのは「働ける能力がある人」が何人居るかです。

働けるなら労働するべきである

 生活保護については、どうしても仕事に従事できずに最低限の生活の費用が確保出来ない人に支給されるべきであるため、仕事ができる状況であれば労働して収入を得ることを優先します。

POINT

  • 労働力を提供できる方は仕事に従事するように
  • 高級車や価値の高い装飾品を保有しているなら現金に変える
  • 血縁関係にある兄弟などに生活費の支援を求める
  • 手続きすることで受給可能なお金は全て確保するように
  • 任意で加入している保険の保険料が高額なら見直して生活費を確保する
  • 所有不動産があれば売却、または賃貸による収入源にしていく

 贅沢なものはすべて売却しないと、生活保護を受給することは困難できない決まりとなっています。

最低生活費を求めるには

 生活保護で補助すべき要素はいくつもあります。これらの要素を合計して最低生活費を求めます。この費用を求める事により、支給される生活保護の金額が決定されます。

生活保護の内訳
生活で生じる費用扶助支給内容
食費・被服費・光熱費生活扶助食費個人の費用。世帯共通費用を含む水道光熱費
賃貸住宅の家賃住宅扶助規定内の金額を支給
教育を受ける費用教育扶助規定された範囲の金額を支給
医療にかかる費用医療扶助本人は負担せず医療機関へ直接支払う
介護にかかる費用介護扶助本人は負担せず医療機関へ直接支払う
出産にかかる費用出産扶助規定範囲内の費用を支給
就労を技術習得費生業扶助規定範囲内の費用を支給
葬祭費用葬祭扶助規定範囲内の費用を支給

 生活扶助を考慮するには、現在住んでいる地域の状況を把握することです。物価の高い大都市に住んでいる場合は「1級地」として考え、そこから次第に物価の安い地域に行くにつれて「2級地」、「3級地」となります。

生活扶助基準:第一種(前半)
年齢1級地-11級地-22級地-1
0~221,50120,50419,570
3~527,11025,89024,680
6~1135,06033,48031,900
12~1943,30041,36039,400
20~4041,44039,58037,710
41~5939,29037,52035,750
60~6937,15035,48033,800
70~33,28032,02030,280
生活扶助基準:第一種(後半)
年齢2級地-23級地-13級地-2
0~218,60017,69016,670
3~523,45022,24021,010
6~1130,32028,75027,170
12~1937,46035,51033,560
20~4035,84033,98032,120
41~5933,99032,22030,450
60~6932,14030,46028,790
70~29,12027,29026,250

 この数字に世帯人数の応じた逓減率かけて算出します。

  • 世帯人数一人:逓減率1.0倍
  • 世帯人数二人:逓減率1.0倍
  • 世帯人数三人:逓減率1.0倍
  • 世帯人数四人:逓減率0.95倍
  • 世帯人数五人:逓減率0.95倍
  • 世帯人数六人:逓減率0.95倍

 例:1級地-1に42歳の夫、36歳の妻、10歳の息子の三人で暮らしている場合

POINT

(39,290+41,440+35,060)x1.0=115,790

例:3級地-1に32歳の夫、30歳の妻、4歳の娘、71歳の祖父の四人で暮らしている場合

POINT

(33,980+33,980+22,240+27,290)x0.95=88,340

 このようになります。また、この金額に「生活扶助基準:第二種」にて児童の数、障害者、母子世帯などの条件により加算額があります。

お金の使い方が問題である

 最近では生活保護を申請する方が非常に増えています。最低限の生活を保障するのが生活保護であるはずですが、受給したお金を娯楽に使っていることがニュースで取り上げられることもあります。

  • 受給者も娯楽は必要である
  • 娯楽を楽しむ余裕があるのなら生活保護の受給は不当である

 このような議論があります。中には、受給したお金を元手に賭けごとで楽しむ(ゲームに勝って増やす)目的で遊戯施設(パチンコ・競馬・競輪)に行く人もいます。

 このような批判される事例が増えてくると生活保護の審査を通過するハードルはどんどん高くなっていきます。

まとめ:生活保護 家庭訪問 調査がうるさい 内容|2019年版

 生活保護で受給したお金は、何に使っても良いことになっています。子供や孫に何かを買い与えても良いし、そのまま貯金するのも自由です。「使途は自由」のルールではあるものの、生活保護の資金は税金からが捻出されているために・・

POINT

受給者のお金の使い方に不満を言う方がいます

 高齢化がさらに進むと、年金だけでは生活できない方へ生活保護が支給される可能性が高まります。そうなると認定者が増え続ける問題がさらに深刻になります。この資金をどう確保していくのか気になるところです。

 以上、生活保護 調査|家庭訪問 どこまで?ケースワーカー訪問頻度 内容...についてでした。