娯楽費とは 平均と内訳【家計簿の交際費♢レジャー費】 大学生

 家計簿をつけるときに、娯楽費の内容で迷うことがあります。

 誰かに呼ばれて飲食したり、外泊などをする予定になったり、「日常生活で最低限必要なもの」として購入したはずなのに、いざ家計簿をつけるとなれば・・

これはどう見ても娯楽費でしょ?

 ということもあるはずです。「娯楽費」なのか?または・・

  • 交際費
  • 被服費
  • 外食費
  • お小遣い

 これらに分類すべきなのか困ってしまいます。このような娯楽費についての疑問を分かりやすく見ていきます。

娯楽費とは?レジャー費・遊興費

 娯楽費とは「遊び(行楽・趣味)に使うお金」という意味になりますが、各家庭の家計簿においては、どのような名称にするかは自由です。

  • 交際費
  • 遊興費
  • ファッション費
  • 飲酒費
  • 旅行費
  • レジャー費
  • ペット費
  • スポーツ費
  • ネット課金費

 普段の食事に使っているお金と 外食費を分けている家庭は多いですが・・

外食費を娯楽費の中に入れる

 という方法であったり、ファッション費として「バッグ・アクセサリー・衣類」の購入費用を分ける方法、または「ゴルフ費」「カー用品費」などを作るやり方などがあります。

改善ポイントが見つけやすい家計簿にする

 家計簿でまとめていく項目の割り振りをするときには、「まとめすぎず」「バラけすぎず」のバランスが大事です。娯楽費の金額が大きくなっていて「お決まり」の費用があるなら まとめる事で、残った娯楽費の変化が分かりやすくなります。

POINT

娯楽費の中でも50%を超えてくるなら、単独の名称にする

 特にレジャー費(または旅行費)は、楽しんだ後の結果(消費した金額と満足度)を後から評価する参考にもなるので、分けておくべようにします。

娯楽費 = 贅沢をするお金

 このような見方をすることもできるので、貯金を増やしていくために生活費を切り詰めたいなら 「無駄遣いを見直す」重要ポイントとなってきます。

 次は、総務省が発表している集計結果から、娯楽費の平均値を見てみます。

娯楽費の平均・内訳とは?一般家庭の平均値

出典:総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)

 総務省統計局の家計調査年報によると、娯楽費の平均値はこのようになります。この平均値には、「被服費」「外食費」「交際費」が含まれていない数字となっています。

娯楽費の平均(1月あたり)
総世帯 24,980円
二人以上の世帯 28,314円
単身世帯 17,771円

 この娯楽費の内訳には・・

POINT

  • 教養娯楽用品
  • 書籍などの印刷物
  • パック旅行
  • 習い事の月謝

 これらが該当しています。これでは範囲が狭すぎて参考にならないので、もう少し一般的な「娯楽」の範囲を含めた方が現実的な数字にしてみます。

 家計調査年報では娯楽費の範囲外となっている・・

  • 美容サービス
  • 身の回り用品
  • たばこ
  • 諸雑費
  • こずかい(使途不明)

 これらの金額を含めた「より一般家庭の娯楽の分類に近い数字」を見てみます。

諸雑費・おこづかいを含めた娯楽費の平均
総世帯 83,518円
二人以上の世帯 98,422円
単身世帯 51,089円

 このようになります。総世帯の消費支出(全ての出費)は24万7千円となっています。この数値と自分の家庭の平均値を比較すると、どの位置にいるのか分かります。娯楽費の数字が平均値よりも高いなら、対策していく必要があるはずです。

大学生の娯楽費とは:月あたり平均値・内訳

 上の表にある「一人暮らし:単身世帯」の娯楽費平均は、社会人の全てが(未婚の高額所得者も)含まれます。そのため、娯楽に使える平均額も高めになります。

 大学生のデータ平均だけを見ると・・

POINT

大学生の娯楽費 平均は22,000円前後

 となります。ただし、通学する大学の学費(私立・公立・ランク)、自宅通学・学生寮の入寮者でかなり変わってきます。全国大学生活協同組合連連合会が提供している「大学生の生活実態調査」によると内訳はこうなります。

大学生の生活費:月々の内訳(第52回学生生活実態調査)
食費 12,580円
教養娯楽費 8,240円
書籍費 1,450円
日常費 4,900円
電話代 2,280円
その他 3,180円

 大学生協のデータなので 内訳が真面目な項目となっていて、「飲み会の費用」のような分類になっていません。「教養娯楽費」とは書籍の購入や娯楽に関することであるため、TUTAYAやゲオで買えるものは全て範囲に入ります。

 全ての合計は32,630円となりますが、本来の食費が1万円程度と見て、「日常費」「その他」の内訳が娯楽の範囲とするなら「大学生の娯楽費:平均」は22,000円ほどになります。

娯楽費と交際費は違うのか

 娯楽費と似たような勘定科目に「交際費」があります。両者の違いは家庭によって独自のルールで線引きして良いのですが、一般的にはこのような分け方となります。

  • 娯楽費 = 自分の意志でお金を使って遊ぶこと
  • 交際費 = 他から誘われてお金を使って遊ぶこと

 この考え方で区切っていくと・・

POINT

「○○居酒屋 割り勘 4,000円」があった時に集まった理由を明確にする

 これをやっておくと、「娯楽費」と「交際費」の範囲(区切り方)がはっきりしてきます。

 職場の上司や同僚から誘われた場合は「交際費」が該当しますが、(自分が言い出しっぺで)知り合いを誘って飲みに行くと娯楽費が該当します。

 友人や趣味のグループの集まりでお酒を飲んだなら「誘われた」「誘った」については関係なく、「娯楽費」で間違いないはずです。

冠婚葬祭の出費はどのように考えるか

 娯楽費と交際費のルールからすると、冠婚葬祭でお金を使う時には「交際費」の範囲に該当するはずです。ただし、結婚式の披露宴会場を後にして、気の合う仲間と・・

二次会・三次会に流れて飲み直した

 というの場合には、「娯楽費」の範囲に該当しそうです。

POINT

結婚式や葬儀で使ったお金は交際費(または冠婚葬祭費)としてまとめる

 冠婚葬祭のためにお金を使った費用「礼服、移動の交通費、プレゼント」などは、まとめて「冠婚葬祭費」が無難です。

 家計簿は「後で見直して良い方向へ修正する目的」で記帳するので、冠婚葬祭のような仕方がない出費は、普段の生活の中で使われるお金の範囲から「まとめて除外」すべきです。

娯楽を抑えすぎないように

 念願のマイホームをゲットするために貯蓄している段階であるなら、毎月の給与の中から一定額を積立てていく定期預金を利用すべきです。「積立していくお金」が限定されるので・・

残ったお金 = 娯楽費として使えるお金

 このような考え方が分かりやすくなります。娯楽は、ストレス解消を兼ねているので、抑えすぎないように「ほどほど」の金額が残るようにすべきです。

娯楽費の範囲とは

 判断に迷ってしまう微妙なファッションアイテムは、基本のルールとして「必ず必要である」なら被服費。間に合っているのに追加で買うなら「娯楽費」に含めるという考え方もあります。

 ただし、この考え方で家計簿をつけていくと、全く同じカテゴリの商品なのに被服費に含まれたり、娯楽費に含まれることもあるので「服の買いすぎ」をチェックするには向かないデータとなってしまいます。

POINT

  • 美容目的のダイエットサプリ
  • ストレス解消目的のアロマオイル
  • 財布や時計を複数個買い増しする
  • 車通勤が可能だがバイクを購入する

 財布は必要なものなので被服費と考えがちですが、すでに複数の財布がありながら(使わないかもしれない)商品を買い増しするのであれば、娯楽の範囲の買い物になりそうです。

 下着・靴下・パンツなどは、消耗するので数ヶ月ごとに買い増しが必要 → 被服費が妥当となり、ジャケットやブルゾン、ビンテージジーンズは「娯楽費」にするか迷うところとなります。

判断のポイントは贅沢であるかどうか

 病気にならないために・・として、特別な「栄養補助食品」を購入すときには食費の範囲で考えがちですが、これが高額商品になると考え方が変わってきます。

高額なお金を使った「見返り」が期待できるのか判断しづらい

 「天然素材」、「期間限定」、「半額処分」のようなキャッチコピーでアピールしている商品は、いつもの生活においては不要かもしれない(買わなくても問題ない)贅沢品である場合があります。

 ただ、化粧品は設定した予算よりも高くなってしまうことも多く、必需品と考えることができる範囲なので割り切りが大事です。

外食で消費するお金を分けるべき

 家族で頻繁に外食をすることがあるなら、その時に使うお金は娯楽費から外しておくことも重要です。毎月、家族で楽しみにしているなら、外食費として一定の金額を確保するようにします。

家族で外食する費用は娯楽とは別にしておく

 安定した満足度がありながら「支払い金額が毎月同じ」であることを優先して、いつも「食べ放題」のお店にする方法もあります。

 外食に行けなかった月は、数年後に予定している「国内旅行」の予算としてお金を積み立てていくルールにすると、期待感がより大きくなります。

雑費の範囲を考える

 娯楽費(またはお小遣い)の範囲の中に「身なりを整える費用」が入っているはずです。ファッションが趣味で見栄っ張りだと余計に予算がかってしまうので気になります。

POINT

  • ヘアサロンで髪をカットする費用
  • 仕事が営業職であるときに頻繁に買う靴の費用
  • 身だしなみに必要なヘアケア製品のコスト
  • 昼食時間に外食をする費用
  • 自宅でお酒を飲むときのアルコールの費用
  • マイカーのドレスアップに使う費用
  • エステサロンに通うための費用

 まとめる分類(勘定科目)においては、微妙に判断できない少額の買い物については「雑費」としてまとめることもできます。しかし、毎月のように決まった出費になってるなら、何らかの費用としてまとめるべきです。

雑費は少額のみ。娯楽の中身が分かる名前で分類する

 趣味の範囲で買った物なのか、もしくは仕事の準備のために必要なものなのかによって適正な分類にしていきます。何もかも娯楽費に入れてしまうと、毎月の娯楽費にかかる予算が大きくなりすぎてしまいます。

お小遣いの範囲を明確にするように

 「お小遣い」という項目を作って会社までのガソリン代・定期代を含めていたり、昼食の費用も含めている場合があるはずです。

 昼食を安い弁当にして節約をしているなら、「弁当に使っているお金」と「お小遣いのお金」を別の項目でまとめると分かりやすくなります。その他にも お小遣いという項目は・・

POINT

食事・雑貨・薬・ギャンブル・旅行・遊び道具など、全部が該当する

 このような状態になりがちなので、後で見直して・・

ここは改善しよう

 と思える(反省するネタになる)ことを優先して考えるようにします。

まとめ:娯楽の内訳 家計簿の交際費 レジャー費 大学生

 娯楽費の範囲に、外食、お土産(自分用)のスイーツ、車やバイクにかかるコスト、お酒にまつわる付き合いを含めるかどうかがポイントになってきます。

POINT

趣味で楽しむお金と付き合いの出費を分ける

 生活必需品なら「被服費」や「DIY費」、「車両維持費」にして、それ以上を娯楽費(またはお小遣い・趣味)とする方法もありますが、境界線が微妙となることが多くあります。

 一度決めた仕訳のルールを途中で変えると、家計簿の推移グラフがおかしくなるので、後で見直しても分かりやすくなるように分類していきます。

Posted by mon