冠婚葬祭のお金 家計の年間積立、経費・予備費として貯金

 お金がない状況になって慌ててしまうのは、予定外にお金が必要なることがあるときである。そのような予定外のイベントの多くは冠婚葬祭が関係している事が多いはずです。

 結婚式の場合には、数ヶ月前から結婚を予定していることについて何かしらの連絡があるはずなので事前に知ることができますが、身内の葬儀や出産などについては事前に想定できないので慌てる事になります。

 冠婚葬祭についてもっと知ることは、数ヶ月後の想定しにくいお金のやりくりを少しでも楽にするために有効となります。

冠婚葬祭とは?

 冠婚葬祭は儒教からきている考え方であり、以下の4つの儀式をまとめている言葉となります。

冠婚葬祭
成人式(元服と言われた)
婚礼
葬儀
先祖の祭祀(さいし:祖先を祭る)

 毎年のそれぞれのシーズンにある催事(お祭り)などとは違い、親戚や親しい友人、同僚や先輩などの幸せの出来事や不幸を慶弔(けいちょう)します。

 より身近な親戚であれば必ず出席する必要があるため、失礼にならないような身なりを用意するための費用が必要であるし、相手に渡すお金を包むための金額も用意しておく必要があります。

冠:成長の儀式

 冠婚葬祭の「冠」は、元服するという意味合いがあります。元とは頭のことであり、頭に冠をつける(=大人になる)という意味合いがあります。大人の髪型にして冠をつけてもらう儀式が「成人の儀式」となります。

  • 七五三 男子:3歳と5歳 女子:3歳と7歳に神社に足を運び、現状までの成長と将来の幸福を祈る儀式
  • 成人式 一月の第二月曜日を区切りとして、二十歳の年齢になった男性、女性を祝福する儀式であり、その日は「成人の日:国民の祝日」となる

 成人式のお祝いには、男性の場合にはネクタイ、またはベルト、女性はバッグや化粧品、またはアクセサリーなどが有効な贈り物となります。

 身につけるスーツなども有効な贈り物ですが、本人も一緒にお店に行って試着したほうが好ましい事や親が買い揃える事が多いため、贈答用として考えるなら装飾品などを中心に考えるべきです。

婚:結婚にまつわる儀式

 冠婚葬祭の中でも催事用に大きなお金を準備する必要があるのが、結婚にまつわる祝儀となります。一般的な流れなら、結婚式が終わり披露宴を開催する際に、披露宴会場で祝儀袋を渡します。

 お祝いにまつわるお金なので、ケチっていると周りの人達との金額の差が出てしまい、気まずい感じになってしまいます。そのため、祝儀袋に入れる金額の平均的な相場の金額を知っておくことが重要となります。

結婚式の祝儀袋に入れるお金
兄弟・姉妹(成人・就職後)の場合 30,000円から50,000円
友人・親戚・会社の同僚など 30,000円

 身内の場合、または親しい友人場合には30,000円が相場となるります。そのため婚約している友人がいる場合には、数ヶ月後に必要になるかもしれない祝儀のお金、プレゼント代金や披露宴パーティーの会費、そしてタクシー代などを準備しておく必要があります。

身近な知り合いの結婚を想定して50,000円が必要である

葬:葬儀に必要となるお金

 冠婚葬祭の中でも頻度が最も多いのが葬儀です。親などが他界した場合、喪主となって葬儀の費用、寺院にかかる費用、お葬式の際にかかる飲食費用などを用意する必要がありますが、今回は「通夜・お葬式」に参列する側の出費について考えます。

 まず、近親者が危篤の状態になった場合、すぐに駆けつけて対面しておく事と、弔問客に備えるために手伝いをする事が重要です。不幸にも亡くなった場合においても、香典は後の通夜、または告別式に持って行くことが常識です。

香典に包むお金は、身近な人なら30,000円を用意する

 香典に包むお金は縁起の悪い数字を避ける事が重要です。

  • 4,000円 「死」を連想させる金額
  • 9,000円 「苦」を連想させる金額

 身内であっても、おじやおば、祖父母より遠い場合には1万円以下でも問題ありません。自身の経済的な状況と地域の風習などを参考にして常識的な金額を算出します。

同じ職場である場合:香典に包むお金

 自分との関係が、「同じ職場である」、「会社で取引のある(名前の知っている)担当者」、「友人の家族」などの場合には5,000円にします。名前だけ知っていて関係が遠い場合には3,000円で十分だと考えます。

 地域によっては、香典に包むお金を一定の金額に制限するお願いの告知がなされる事もあります。これによりは香典返しの予算を限定する事ができます。

祭:年間の祭祀とは

 冠婚葬祭の祭にあたる祭祀とは祖先や神々をまつる事であり、慰霊することで無病息災、五穀豊穣などを期待します。

 祭祀にあたる行事については、誰しも生まれた頃から当たり前にやっている年間行事となる為、「何のためにやっているイベントなのか?」という本質を知らずにやっている祭祀も多いはずです。

  • 初詣
  • 年始回り
  • お年玉
  • 鏡開き
  • ひな祭り
  • お彼岸
  • お墓参り
  • 七夕まつり
  • お中元
  • お盆
  • お月見
  • お歳暮
  • 年越そば

 神をまつる方法は地域によって様々な風習があり、全国的にも有名な祭りがいくつもあります。そのどれもが家族の成長を願ったり、豊作を願うもの、疫を取り除く為の願いが込められています。

 最も大きな費用がかかるのが正月のおせち料理や年始回りにかかる費用、そしてお盆にも同じように豪華な食事とお中元の費用を準備する必要があります。これらは毎年決まった行事であるため、前年度に使った金額を想定すると予算の金額が分かるはずです。

まとめ:冠婚葬祭のやりとり

 冠婚葬祭で重要なのは、周りの人達とのおつきあいの考え方を常に見直していくことです。祝儀袋に包むお金や、香典に包む金額について失礼にならない金額を用意する必要があり、逆にあまりにも多くのお金を包むと相手にお返しの対策で困らせてしまう事にもなります。

 そのため、親戚や友人知人などと情報交換をして、自分の住んでいる地域の常識を覚えることが重要です。そして、年間の催事について「何のためにやっているのか?」という疑問を持って予算を準備するように心がける事が大事です。

Posted by mon