エアコン – 冷房・暖房の電気代 つけっぱなしが節約できるはウソ?

毎月の家計の数字をチェックしていくと、出費が多くなる月が分かります。その多くは冬か夏に偏っている偏っている場合が多くあるはずです。それは、エアコンを利用する頻度が多くなる時期であるため、どうしてもエアコンの使いすぎが家計を圧迫します。

エアコンを利用する際には、より節約できるための情報を知ることが大事であるし、家電量販店などが広告を出しているように、古いエアコンを早急に買い替えた方がお得になるのかなども知っておく事が重要となります。

夏場はエアコンを必ず使うように

電力会社が、備蓄している電力が少なくなった時期に「節電を心がけるように」と告知したことがありました。

電力を買わないことが正しい選択であるとして、自宅にエアコンがあるにもかかわらず、扇風機だけで過ごして我慢する人が続出しました。その結果、熱中症などで倒れて病院に搬送される人が増加し問題となりました。

エアコンは非常に電力消費が激しいのですが、気温がかなり上昇する夏場であったり、極寒の季節にはどうしてもお世話になります。

夏場の電気料金の中でエアコンは50%以上を占める

夏場のエアコンの利用頻度を少しでも下げることが出来れば、消費電力量を大幅に下げることができます。そして、家計の数値もかなりゆとりが出るようになるはずです。

省エネ基準達成率とエネルギー消費効率

エアコンで省エネを狙うのであれば、住居のタイプ(鉄筋コンクリート・木造)に適合する出力のエアコンを選択する事はもちろんのこと、もう一つ重要なのが各メーカー間で争っている「省エネルギーの効率」の良い製品を選ぶ事です。

  • COP:Coefficient Of Performance 冷暖房平均エネルギー消費効率
  • APF:Annual Performance Factor 通年エネルギー消費効率 一定条件下の元、1キロワットあたりの冷房・暖房能力の指標

従来からあった「COP」に加えて「APF」を表示するようになっているため、年間あたりの電力消費量の比較できます。この数値を基準にしてリリース年度の新しい製品を選ぶようにします。

フィルターの掃除は節電の基本である

エアコンを利用する際の電力量を減らす一つの方法が、フィルターを掃除するという対策です。昔から良く言われてきた節電対策の一つなのですが、実際に実行している人はそれほど多く無いようです。

シーズン期間の前後に掃除するのではなく、1月に2度掃除すべき

シーズン終了時にフィルターを掃除すると、たっぷりとホコリが溜まっている状況を確認できるはずです。この状態では十分な風量を循環できない状態となるので、最早い段階で清掃をします。できれば月2回ペースを維持できれば、無駄な電力を消費せずにエアコンを利用できます。

室外機の設置場所が影響している

エアコンは、室内でいつも見ている本体以外に、室外に熱を逃がすための室外機が設置されているはずです。この室外機の設置場所が節電に大きく関係しています。

夏場には、直射日光が常に当たっている場所は、日陰の場所よりもかなり温度が上昇するため、日当たりの良い場所に室外機が設置されていると、熱効率が悪くなり必要以上に冷却するまでのエネルギーが必要となります。

直射日光が当たる場所に室外機があると多くの電力が必要となる

これからエアコンを設置する予定である場合は、朝から夕方までの日の差し込み具合をチェックして日の当たらない場所に室外機を設置します。

室外機の直射日光を遮る対策を

もしくは、すでに設置されている室外機を「よしず」や日差しを遮る木材やトタンなどを設置して、日陰の状態を作り出す対策が有効です。

また、ベランダなどのスペースのない場所に設置する場合でも、横や後部に5センチ以上のスペースを設けて通気できる(熱が逃げやすい)状態にする事が大事です。前の部分は外気を交換する重要なスペースであるためより多くのスペースを確保すべきです。

エアコンの風量は自動にする

エアコンの電力を節約する為に、風量設定を「自動」や「大」から、「小」へ変更している場合もあるはずです。不良設定を小さくするとファンの回転量が減るので節電できているかと思いきや、風量設定を「小」にする対策は間違っています。

エアコンの節電のためには風量は自動設定にする

エアコンの電源を入れた時点においては、設定温度と部屋の温度差が最も大きいので、この時点で風量を大きくして部屋の中の温度を循環させて温かい空気をエアコンで室外に排出する必要があります。

早めに温度を調節するには強い風量が必要

しかし、風量を小さく設定していると部屋の一部分の温度だけが変化し、部屋全体の温度を設定温度にするまで時間がかかってしまいます。

これを回避するために、自動設定にすることで部屋の温度が安定するまでは強風となり、しばらくすると微風へと自動でコントロールしてくれます。

設定温度を1度上昇させる対策

エアコンを微調整して電気代にかかるお金を少しでも減らす対策において最も効果が高いとされるのが、エアコンの温度管理です。

一般的には快適とされる温度となる25度から27度程度に設定している場合が多いはずですが、この温度設定を28度まで上昇させます。

夏場にはエアコンの設定温度を28度にする

エアコンの目的は、気温の上昇により汗をかきすぎて熱中症になる事を防ぐ事です。エアコンをオンにすると湿度が下がり、ジメジメして汗ばむ状態が改善されるため、28度まで温度を下げることができれば落ちついた環境となるはずです。

扇風機と併用する方法

夏場にエアコンに電源を入れるときに迷うのは

扇風機で間に合わせるか?エアコンを試用する必要があるか?

という二択です。この場合、最も正しい回答は「両方使う」という選択です。

扇風機の電気代はエアコンと比較するとかなり安いため、エアコンの温度設定を2度ほど上昇させ、扇風機で補うスタイルにすると大幅に節電可能です。

エアコンの温度を29度にして、扇風機を併用して節電対策

部屋に複数人がいる状況では、扇風機の首振りではカバーできない可能性がありますが、1シーズンの期間を考慮すると「扇風機を1台追加購入できる」以上の節電効果が期待できます。

風向きを下に設定してしまうと

夏場のエアコンから出てくる冷気は非常に気持ちよいので、直接肌に当たるようにするために風向きをしたり設定している場合が多いはずです。しかし、部屋の温度をうまくコントロールするには、風向きは上の方が適切となります。

風向きを上の方向に設定するように

熱は部屋の上の方に溜まるため、部屋の下の方よりも上の方が断然に熱くなっています。この部分の熱を取り除くことが重要となってくるため、風向きを上の方向にして温かい空気を室外に除去していく対策が有効となります。

エアコンのつけっぱなしと節電効果

ネットでエアコンの節電効果について話題になった情報がありました。

仕事や買い物に出かけるときにも、家のエアコンをつけっぱなしにしておくと節電できる

このような内容でしたが、実際の所は「電気代が安くなる場合もあれば、逆に高くなる状況も考えられる」というものです。

部屋を開ける時間や壁の素材が影響する

エアコンは、電源を入れた段階(設定温度と部屋の温度差が激しい時間)に電力をフルに使うため電気代がかかります。そのため冷えた部屋を維持しておけば電気代を節約できるという考え方ですが、これも外出する時間によります。

出勤(6時間以上)等の外出でエアコンの電源入れっぱなしは無駄遣い

ただし、1時間以内の買い物などで出かけるときは、エアコンの電源はつけっぱなしの方が節電効果が期待できます。部屋の断熱の状況(鉄筋コンクリートか?断熱材がありか?)でも大きく変化するので、各家庭で状況が変わります。

エアコンのコストを計測するために

エアコンをつけっぱなしの方が節電効果が高いのか気になる場合は、エアコンのコンセントに電力量を計測できる装置を取り付けるだけで、確実な電力量が計算できます。消費電力測定の装置は以下のような名前となります。

  • ワットチェッカー
  • ワットモニター
  • ワットメーター
  • 節電エコチェッカー
  • 電力ロガー

実売価格で1,000円から7,000円程度となります。複数のコンセントに分離できる電源タップにワットチェッカー機能が搭載されているタイプもあります。この場合、エアコン以外の家電製品の電力の測定も同時に可能となります。

まとめ:エアコンにかかるお金を安くする

気温が30度以上になってしまう日々が続く夏場の場合、どうしてもエアコンを使用しないと熱中症となってしまう可能性が高まります。倒れて病院に搬送されないようにするためにも、電気代を節約しながらうまくエアコンを使っていく対策が必要となります。

エアコンは設定温度を高めに維持する事で節電効果が高まります。汗ばむ状態を抑える程度の温度を維持して、扇風機を併用するべきです。

また、エアコンの室外機の周辺の温度を下げるために、室外機に直射日光が当たらないようにガードする対策や、水まきをして周辺の外気温を少しでも下げる対策も効果的です。

Posted by mon